今日もパン棚は空っぽ。

暖かいを通り越して、暑い。
パン窯の熱気が店内にこもっているからだ。

お店の名前、パン屋常夏🌴に改名してもいいんじゃないか、と思う久々。

次から次へと焼き上がるパン、パン、パン…

今はもう見慣れてしまったけれど、棚いっぱいに、ほぼ隙間なく並ぶ様はまさに壮観だ。何より、全てお一人で作っていることがすごい。

お手伝いの職人さんやアルバイトさんがいて、これだけの量(約60種類×約5個＝毎日約300個)のパンを用意するなら分かる。でも、本当に1人だ。。。

…と思っていると、小さい子が目の前をすごい勢いで横切って行って。
「ママー、おやつ‼️おやつ‼️」
「おやつじゃなくて、お昼ごはん食べなよ」
「嫌だ‼️アイス食べながらYouTube見るの‼️」
「えー、YouTubeは駄目よ。学校行って帰ってきたら見ていいから」
「学校いやなの、絶対見るから‼️」

と、Theあぷぷれっぽい日々。

パンの焼き上がりを知らせるタイマー音が鳴り響くなか、あぷぷれっ子は電気を付けたり消したりして、作業の邪魔を開始。カリブの海賊🏴‍☠️ですか？というツッコミは、もはやルーチン化している。

毎朝4時に起床して、(文字通り)休む暇なく焼き続けるパン。

国産小麦(北海道産と九州産のブレンド)を100%使用し、手間を惜しまずに自家製天然酵母パンを焼いている。驚くべきことに、価格は¥60から。1番高い単価も¥580。原価ギリギリなのではないか、と心配になる時もある。

でも「みんなに食べてもらって、幸せになってほしいから」と笑顔。

私Nがほぼ毎日真面目にインスタ更新を手伝う理由は、それが全てであるような気がする。

心の底から、お手伝いしたい、と思ったからだ。

お店の中、例えば壁にポスターを貼る。読書会や地域の子ども会の案内など、いろいろだ。人付き合いが広い人だから、いろいろな情報が集まるのだと思う。先日もお知り合いの方がスペイン料理の個人教室を開催する、ということで印刷物をきれいに貼っていた。そして数日経過して、お子様たちにビリビリ破かれ、剥がされていた。「お、意外ときれいに破れたぞぉ」とあぷぷれっ子。Theお決まりパターン。

慎重派で真っ直ぐに破る派、気持ちの赴くままにビリビリ派。いろいろ。

実は今年の春、地域情報を載せたかわらばん「菊名池古民家放送局」にあぷぷれの記事が掲載された。お店の外観と松岡さんの写真も載っているので、お店の緑色の扉に貼っていた…それもビリビリに破かれてしまった。

「ママ、おんぶ‼️」
「えぇぇ〜」と言いながらあぷぷれっ子をおんぶして「よっこいしょっ」とお店の外に出たり。

漫画のような毎日はパタパタと過ぎていく。

〈思い出〉
夕方行くと、品物が無いパン屋。これは私がお客さん時代に感じていた印象だ。夏の終わりのある日、夕方お店に行くと、珍しくいろいろな種類のパンが残っていた。「ラッキー‼︎いっぱい買えるわ☺️」とワクワクしながらパンを選んで、ふと気がつく。レジのところに、小学生が棒アイスを食べながら座っていることに。
「えっとぉ、お母さんは…？」
「迎えに行った」
「へぇぇ。そうなんだぁ…」
泣く泣く、その日はパンを買わ(買え)ずに帰った。

〈やっぱり一覧表が欲しい〉

「商品一覧みたいなもの、ありますか？」
時々聞かれる、この質問。あぷぷれは、曜日によっても来店時間によっても出会えるパンが異なる。一覧表は絶対あった方が良い、と思うのだけれど。
「あ〜。そーいうのは、無いんですよ。作るパン、毎回同じじゃないので〜」と店主。

よし。それなら、自分の目で確認して、可能な範囲でつくりましょう‼︎と思ってさっそく行動に移した春先。
まずはパンの種類を書き出してみた。曜日限定品を加えると、全60種類以上になることに気がついた時は、さすがにドッキリした。

続いてパンの分類。ハード系とその他にざっくり分けた後、形状からシリーズ分けを試みた。

結果はとりあえず8品目。さらにタルトや焼き菓子を加えて計10品目。

○食パン
○ハード系
○カップケーキ 
○ミニ食パン
○日替わり
○タルト
○調理パン
○その他
○プチパン
○焼き菓子

ざっくりと区分しながら、手書きノートに何度もパンの名前を書き出し、記憶に定着させていった。

しかし1週間もたたないうちに、自分が作った一覧表の完成度がいかに低かったか気づいてしまう。

「あれ、ノワゼットって…」
「ああ、あれはね秋冬限定なんだ」
「じゃあ次に出るのは…9月とかですか？」
「そーだね‼︎」
「あれ、スイートチョコパンやガナッシュ、最近見ないですね」
「うん。暖かくなってきたからねー」
「いちごパンの注文が入ったのですが…」
「あー。もう作れないなア」
「全粒粉のミニあんぱんって、いつなら作れます？」
「全粒粉の生地がある日なら」
「それって、水木限定ってことですか？
「そーだね‼︎」
「(聞いてない…涙😭)」

さらに。
「はっさくとクリームチーズのパンは…」
「先週で終わった‼︎」
「じゃあ次は…」
「良いプラムが手に入ったから、これで作るよぉ！」

と言って、2週間くらい経過すると「次は生いちじく‼️」

「今度は良いマンゴーが届いたよぉ🥭‼︎」

と、メニューの更新スピードが早すぎる。一瞬視界に入った新作パンの写真を撮り忘れ、数日後に行くと店頭に並ばなくなっていたりする。

その後も
「？見慣れないパン…」
「お客さんからリクエストがあった米粉パンだよー」
「これ、めっちゃ美味しいですね‼グラタンみたいな味‼︎︎原型はチーズパンですか？」
「うん、たっぷりチーズパン。ホワイトソース入ってるからねぇ」
同じパンでも具材が変化したり、抹茶生地タイプが生まれたりと、常に新しいパンが生まれ続けている。より美味しいものを提供したい、という商品開発意欲は、すごい。

「ゴロッと野菜は🥦最近見ないですね」
「予約があれば作れるヨ」

この「予約があれば」というのは重要キーワードで、そもそもそのパンの生地が何曜日にある、という前提を知らなければ注文すら出来ない。分かりやすい例は火水限定のかぼちゃ生地パン、水木限定の全粒粉生地、金土限定の抹茶生地パン。

(お店前の看板には「いつでもご予約お待ちしております」と書いてあるのに…)

なので、「あのパン、一体いつお店に並ぶんだろうか」と思っていても、曜日限定品であれば再会は困難。さらに最近出会った最もハードルが高いパン、スイートチョコパンは、文字通り予約限定品。つまり、誰かが予約をしない限り、店頭に並ぶことすら無い。(因みに用意するとなれば3個以上は焼くことになるので、購入可能率はupする)

と言いながら稀に「生地を取っておいたから火曜日だけど抹茶生地パン焼くよー」という時もあり。

加えて、焼き菓子に関しては、常時在庫が変動するため一覧表での全ての在庫把握は諦めた。

全60種類以上ある、あぷぷれのパン。本当はもっと種類を厳選して、よく売れる人気パンだけたくさん焼いた方が効率が良いのかもしれない。

例えば¥90のプチパンシリーズは1つひとつ手のひらサイズの生地を用意するのは大変だ。

それでも「小さい子が100円玉を握りしめて買いに来てくれたりして…喜んでもらえるから」、と毎日3〜4種類用意している。

平日は全60種類以上の中から約40〜50種類、土日は約60種類のパンが焼き上がる。棚から溢れ出すほどに隙間なく並ぶパンたち。それを楽しみにしているあぷぷれふぁんの皆さまがいる。

「種類がいっぱいあった方が、選ぶ楽しみあると思うんだよね」

「楽しそうにパンを選んでるお客さんを見てると、嬉しいねー」と店主、

今日の夕方も、パン棚は空っぽだろう。


↓↓文末に商品一覧あり

🌟大人気🐶ワンちゃん用パン冷蔵タイプでご用意あり。(¥120〜¥150)
プレーン、かぼちゃ、さつまいもの3種類。

🌟パンギフトご配送🎁
インスタ経由であぷぷれを見つけてくださった、遠方にお住まいのお客様から「近くにあったら毎日訪れたい‼️食べてみたいです^ ^」という嬉しいお言葉を複数いただいております。感謝です。クール便で全国配送できます😊
(送料約¥1000)お任せセットや、選んでのご注文も受付中。

🌟2種類のクリスマス🎄パン🍞
好評ご予約受付中😊
11月末頃から受け渡しOK🙆‍♀️
🎄シュトーレン
(小¥1200、大¥2400)
🎄ベラベッカ(¥1600)

夏から漬け込んでいたドライフルーツとナッツ たっぷりの美味しいシュトーレン＆ベラベッカ❤️常温で1ヶ月以上日持ち するので、プレゼントや年末年始のお家時間 のお供におすすめです😊

繁忙シーズンになったため、ご予約はお一人様あたり5種類まで🤲6種以降は「甘い系や調理パンを○個」といったカテゴリーで対応可能☺️

松岡さんは1人でパンを焼いているため、ご協力をお願いします。

予約受付は前日15時頃まで。☎️かインスタDMで受付。営業日は電話取り置き対応可能📞(土曜午前除く)

🟥毎日販売 🟦要確認 🟨要予約

🌸商品一覧🌸
〈食パン類〉
🟥食パン(1斤¥310/半斤¥160)
🟥白パン(大¥260/小¥130)
🟥くるみレーズン(半斤3枚切り¥250/1本2斤分¥1000要予約)

〈#ハード系パン 
🟥バゲット(大¥260/小¥130)
🟥#ライ麦 35(¥580/半分¥290)
🟦ライ麦80(土¥360/半分¥180)
🟦ライ麦80くるみ(土¥480/半分¥240)
🟥セーグル ・ノワ(¥580/半分¥290)
🟥くるみといちじく(¥200)
🟥メランジェ(¥300)
🟦メランジェとクリームチーズ(¥350)
🟨いちじくあんこ(¥250)
🟨🍁マロンアーモンド(¥250)
🟨フーガストマト(¥300)
🟦オリーブサレ(¥200)
🟨オリーブチーズ(¥170)

〈カップケーキ〉¥220
🟦🍁ノワゼット
🟦🍁りんごくるみ
🟦🍁マロンクリームナッツ
🟦🍁さつまいもキャラメル
🟦🍁ルバーブジャム 
🟦ゴロッと野菜
🟦コーンマヨポテト
🟦ベリークリームチーズ

〈ミニ食パン〉¥350/半分¥180
🟥くるみレーズン
🟦かぼちゃクランベリーホワイト #チョコ (火水)
🟦かぼちゃとくるみ(火水)
🟨雑穀(水木)
🟦全粒粉パン(水木¥280/半分¥140)

↓¥400/半分¥200
🟦🍁宮崎県産の栗あん
🟨🍁スモークチーズ
🟦ライ麦35
🟨チョコチップ
🟨米粉パン(水曜焼き¥400/水曜以外は冷凍品)

〈日替わり〉
🟥季節のピザ(¥300)
🟥その日のタルティーヌ(¥200〜)
🟥#季節 パウンドケーキ(¥200/1本¥1500)
🟦キャロットケーキ(火水¥340)
🟦ビーガンスイーツ (土)
🟦パニーニ(土¥300)
🟦ベーコンエピ (金¥300)
🟨抹茶とこしあん(金土¥400/半分¥200)
🟦🍁芋栗かぼちゃ(火水¥250)
🟦かぼちゃくるみ(火水¥180)
🟦抹茶クリームチーズ(金土¥220)
🟦🍁抹茶大納言くるみ(金土¥220)
🟦抹茶ビェノワ(金土¥170)
🟨全粒粉プチあんこ(水木¥90)

〈タルト〉¥250
🟦くるみのタルト
🟦伊予柑ピールとノワゼット
🟦ベリーのアマンディーヌ
🟦🍁栗タルト

〈調理パン 類〉
🟦#🍁 和ピザ(¥300)
🟥ホットドックミニ(¥200)
🟥クロックムッシュ(¥350/半分¥180)
🟥えだまめ (¥220)
🟦ジャガイモのフォカッチャ(大¥250、小¥200)

〈その他〉
🟦米粉チーズケーキ(¥200)
🟥あんぱん (¥170)
🟦あんバター(¥200)
🟥メロンパン(¥170)
🟥カレーパン(¥220)
🟦ビェノワ(¥130)
🟦ビェノワショコラ(¥170)
🟨キャラメルナッツ(¥220)
🟨シュクル(¥170)
🟨シュガートースト(¥100or¥140)
🟦🍁マロン#ショコラ (¥200)
🟨ゆずオレンジ(¥170)
🟨🍁ガナッシュ(¥200)
🟨🍁スイート#チョコパン (¥300)
🟦フレンチトースト(¥220)
🟥パンオレ(¥90)
🟦チーズパン (¥140)(ホワイトソース¥200)
🟦お芋とチョコクリームチーズ(¥220)
🟦🍁紅茶煮りんご(¥220)
🟦🍁菜っパン(¥220)

〈プチパン〉¥90
🟦スモークチーズミニ
🟦レーズンミ二
🟥塩パン
🟥まるパン(¥60)
🟦チョコミニ

〈焼き菓子〉在庫変動
🟦ガレットブルトンヌ
🟦コーヒークッキー
🟦ココアチョコクッキー
🟦きなこと焼きチョコ
🟦たっぷりショコラ
🟦オートミール 2種
🟦ほうじ茶 クッキー
🟦くるみスコーン
🟦チョコビスコッティ
#横浜パン屋  #パン屋巡り#パンのある暮らし #ドライフルー