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デンハムに遭遇!

自分が普段よく着ている服は、デンハムというオランダのデニムブランド。ここ10年くらいで急激に売上を上げ、今や日本にも何十、何百と店舗がある大人気のブランドに成長した。このブランドがこんなに有名になる前、代官山の本店くらいしかなかった頃から好んで着ている。

というのは昔、水泳部だったのでやたら肩幅だけ広くて、体型に合わせて服を着ると肩がはいらない、かといって肩に合わせると、ブカブカになるという厄介な身体つきをしている。ただ、このデンハムと、あるもう一つのブランドだけはスルリと肩が入る、なのでいつも服を買う時はちょっと値段が高いけどデンハムが多い、でも、高いだけあって丈夫で何年ももつから、最近はほとんど服を買う必要がなくなっている。

少し前、なんかいいのないかな〜と六本木のエストネーションの中にあるデンハムを見つつ、ぷらぷらしていたら突然、知らない外国人が声をかけて来た!「I made your wearing jacket.」的なことをいってきた(もっとちゃんとした文法だったが)ん?「私は作ったあなたの着ているジャケットを!」何いうとんねんこのおっさん、と思っていたらポンポン肩を叩いて来てやたら馴れ馴れしい、再びなんやこのおっさん!と思っていたら、さらに、「Would you take a picture with  me together.」的なことを言って来た。(もっとちゃんとした文法だった)「Wouldをつけてるので、ポライトな言い方してるわりには自分でカメラを持ってなくて俺のスマホで撮ろうと言ってくる、さらに、なんやこのおっさん!と思っていると、知り合いのデンハムのニイちゃんや、別の店の知り合いのニイちゃんや、知らんネエちゃんが集まって来て、やたら興奮気味に、「デンハムですよ」という「は?何のこっちゃ!」という顔してると「この人がデンハムさんです」という、「ほ〜!」と俺!この人がデンハムのデザイナーであり、デンハムをオランダで立ち上げたジェイソン・デンハムさん、エラ〜い人!ただ、わかるだろうか?周りがやたら興奮していると、逆になぜか冷めてしまう。「ふ〜ん」な感じになってしまう。ジョルジオアルマーニやルイヴィトンならいざ知らず、有名とはいえデンハムさんと言われても…って感じでいたら、「絶対写真撮った方がいいですよ!」とデンハムのニイちゃんが言ってくるもんだから撮った写真がこれ!

話を聞くと、俺が来ていた迷彩のダウンジャケットが日本でのみ200着?だったかな?しか作っていない貴重な限定品で、裏地にデンハム氏のサインとナンバーが書かれている。日本の店に視察に来ていたデンハム氏がそれを着ている人を初めて見つけて、どうやら嬉しかったらしい!自分で書いたナンバーを確認してたから。ただ俺的にはやはり「ふ〜ん」な感じ。SNSネタにしよ!と思いながら、デンハム氏と別れた。

ちなみに、この迷彩のダウン、パラグライダーなどに使う生地でできているらしくて、めちゃくちゃ丈夫で暖かい!もう何年も着ている。このおっちゃんはよう知らんがやっぱり只者ではない!服はめちゃくちゃいい!少なくともそれはわかる、今後もデンハムを着続けるだろ〜な〜と思う。

と、いうお話。


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