【FX】先週の振り返り&今週(7/22~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(7/15~7/19)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 週明けにドル円・クロス円を少し拾う。

  • 値動きを見ながら、買い増しor撤退を慎重に判断。

※ 詳細は下記記事にて。

先週の為替市場は、先々週の本邦当局による円買い介入(と思われる)後の週明けだったが、ドル円・クロス円は横ばいの動きで始まった。

7/17(水)日本時間午後、トランプ氏の円は安すぎる発言がトリガーとなり、ドル売り円買いの動きが加速し、ドル円・クロス円は全面安の展開。

翌18日の東京時間も円の買い戻しの動きが続き、ドル円は155.36円まで押したが、その後は円売りの動きとなり、翌19日には一時157.86円まで戻し、157.48円で週を引けた。

先週のトレードは、週明け早々にドル円・ユーロ円を少しだけ買うも、反発が限定的だったため、ドル円は158円後半で2度上値を抑えられたところでホールドでしていたロングポジションも全て利確。ユーロ円もほぼ建値でスクエア。

相場展開が読み切れなかったので、あとは様子見した。

今週(7/22~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

7/22(月)
とくになし
7/23(火)
日銀国債買いオペ、アルファベット・テスラ決算
7/24(水)
仏・独・欧・英・米製造業・非製造業PMI、加金融政策発表&総裁記者会見
7/25(木)
ECB総裁発言、米第2四半期GDP・個人消費
7/26(金)
東京区部CPI、米PCEデフレーター・コアデフレーター

その他、米企業の決算発表が続き、FRB高官はブラックアウト期間に入る。

先週末のトランプ氏銃撃はもちろん想定していなかったが、これをきっかけに市場ではトランプトレードが始まり、先週想定した通りモメンタムが変わった可能性がある。

今回は、4/29・5/1の円買い介入(おそらく)後の怒涛の円売りとは動きが異なっており、ドル円・クロス円の反発に勢いがなく、ドル円は年始から引いたトレンドラインを割っている。

7/16付けの投機筋の円売りポジションは15.1万枚と、史上最高水準まで積み上がっていた7/2時点の18.4万枚から3.3万枚減少。

4/23に約18万枚まで円売りポジションが積み上がっていた時は、3週かけて12.6万枚まで円売りポジションが減少していることを考えると、来週に日銀金融政策を控え、今週もポジション調整が進むと想定する。

月末に日銀会合やFOMCがあり、その後は夏枯れ相場となるため、ポジションを取るのが難しくなってくるが、日銀金融政策に関するヘッドライン、トランプ氏発言に気をつけながら、引き続き慎重に対応したい。

今週のトレード戦略は、ドル円・クロス円の落ち着きどころを探りながら、ポジション量に気を付けて押し目買い。

ざっくりの押し目めどは、ドル円155円、ユーロ円170円、ポンド円200円。

ただし、もし日銀が利上げ&大幅な国債買入額の縮小といった、市場予想以上の政策変更をした場合は、もう一段階の下げとなりそうなので慎重に立ち回りたい。

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