【FX】先週の振り返り&今週(6/12~)の相場観とトレード戦略

先週(6/5~6/9)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • クロス円の押し目買いを維持(臨機応変に)

  • ドルストレートは基本様子見

  • チャンスがあれば短期トレードなど臨機応変に。

※ 詳細は下記記事にて。

先週は週明けに発表されたISM非製造業景況指数が予想を下回る結果となり、ドル安の動きで始まった。

RBA、BOCの金融政策発表は、ともにサプライズの利上げ再開となり、オージードルとカナダドルは対ドル、円、ユーロで強い動きとなった。

またポンドも強く推移し、同じくドル、円、ユーロの主要3通貨に対し買われ、ユーロポンドは年初来安値を更新。

ファンダメンタルズ的に最弱通貨の円の立ち位置は変わらず、ポンド円は2016年1月来高値、オージー円・カナダ円は2022年11月来高値をつけた。

翌週にFOMC、ECB、BOJの金融政策を控える中、ドル、ユーロ、円は弱い動きの一週間となった。

トレード内容

多くのクロス円はたいした押し目を作らず上昇したため、スイングのロングポジションは作れず。

短期トレードは、ドル円、ユーロドルのスキャル、週前半はポンドドルの戻り売りが功を奏していたものの、米新規失業保険申請件数の結果を受けてドル売りが加速し、週半ば以降に回転させていたポンドドルは損切り。

1週間トータルでは損失となり、ドルストレートは基本様子見の戦略だったが、値動きの良いポンドドルに手を出してしまったことが仇となってしまった。

今週(6/12~)の相場観

今週は日欧米の金融政策発表が続く中央銀行week。また、FOMC直前には米CPI、PPIも控える。

今回の各中央銀行の金融政策の市場予想は、FOMCは一旦利上げ据え置き、ECBは25bp利上げ、BOJは政策変更なし。

アメリカの政策金利は7月の25bp利上げを織り込んでいるため、この点についての言及があればドルが動くきっかけとなるため注目。

BOJはおそらくYCCのバンド幅撤廃もしないと思われるが、IMM通貨先物の円ショートポジションがnetで10万枚を超えてきているので、万が一バンド幅撤廃となれば大きな円買戻しの動きにも繋がると思われるので注意。

トレード戦略

各中央銀行の政策発表待ち。

日銀が現状維持であれば、結果を見てからドル円・クロス円の買いのイメージ。

ただし、万が一YCCバンド幅撤廃のサプライズがあれば、市場のポジションの傾きなどを見ても一時的に大きく円高に動くことを想定するため、短期的に円ロングで乗っていきたい。

その他、株式市場の動向なども踏まえながら、リスクオン・リスクオフの動きに合わせてうまく立ち回りたい。


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