【FX】先週の振り返り&今週(6/17~)の相場観とトレード戦略
先週の振り返り
先週(6/10~6/14)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。
引き続き中長期でドル円・クロス円を押し目買い。
日銀会合を控え、ヘッドラインに注意し慎重に立ち回る。
※ 詳細は下記記事にて。
先週の為替市場は、週末にフランスが国民議会の解散総選挙を発表したことで、ユーロ全面安で始まった。
6/12(水)の米CPI・コアCPIは市場予想を下回ったことでドル全面安となるも、続くFOMCのドットチャートの中央値が年内1回の利下げとタカ派だったことで、ドル買いとなり結局行って来い。
翌6/13(木)の米PPI・コアPPIも市場予想を下回り、発表直後はドル売りになるも勢いは続かず、こちらも結局行って来い。
もっとも注目していた6/14(金)日銀金融政策は、市場予想通り金利据え置き。
国債買い入れの減額が発表されたものの、具体的な金額は来月まで先延ばしだったことでマーケットは円売りで反応し、4/29ぶりに一時158円台に乗せた。
しかし、最近は植田総裁会見をきっかけに円売りに拍車のかかることが多かったが、この日は円の買い戻しとなりドル円は157円割れとなる場面も。
ただし、ドル円・クロス円は下がったところはしっかり買いが入る安定の円の弱さで、ドル円は157円台に戻して引けた。
先週一週間の動きをまとめると、、、
フランスの政局がきっかけでユーロ安。
先々週から強いスイスが引き続き強い。
ドルは経済指標の結果が悪くてもマーケットの反応が弱く堅調。
円は安定の弱さ。
先週のトレードは、崩れたユーロ円を168円ミドルから後半で拾い、169円台前半からミドルで利確。
現在、ユーロ円167円後半のロングポジションをホールド中。
なお、152円前半で建てたドル円のロングポジションを157円前半で利確。
1.07台のユーロドルショートポジションを建値でスクエア。
今週(6/17~)の相場観・トレード戦略
注目の経済指標は下記のとおり。
6/17(月)
ECB総裁発言
6/18(火)
RBA政策金利発表・声明発表&総裁発言、米小売売上高
6/19(水)
BOJ議事要旨公表、英CPI・PPI
6/20(木)
NZ第1四半期GDP、SNB政策金利発表・声明発表&総裁発言、BOE政策金利発表・声明発表・議事録公表
6/21(金)
日全国CPI、仏・独・欧・英・米製造業・サービス業PMI
FOMC、日銀会合を通過し、今週は豪・スイス・英の金融政策が発表される。
注目はSNB金融政策会合。
ジョーダンSNB総裁発言以降、スイス買いが進んでいるので要チェック。
日銀金融政策会合の議事要旨の内容もしっかり確認して、来月の日銀会合までのイメージを持っておきたい。
現在のマーケットの動きを整理すると、スイスの強さとユーロと円の弱さがわかりやすい。
スイスは対円とユーロで既に買いが進んでいるが、方向的にはスイスの押し目買い。ただし、SNBの金融政策の動向次第。
今週のトレード戦略は、引き続きドル円・クロス円を押し目買い。
ユーロクロスの戻り売りも視野に入れておく。
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