【FX】先週の振り返り&今週(3/11~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(3/4~3/8)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 短期トレードで細かく回転

  • 中長期でスイス戻り売り

  • 長期的に円売り目線だが、マーケットを注視

※ 詳細は下記記事にて。

先週はパウエルFRB議長の議会証言やECB金融政策で、ドルやユーロが上下に動くなど材料が多かったが、植田日銀総裁をはじめ本邦当局者の発言により、早期のマイナス金利解除の憶測が進んだことによる円高のインパクトが大きかった。

全体的にドル売りが進んだこと、市場の円売りポジションが膨れ上がっていたこと、今月の日銀金融政策を控え円の買い戻しが進んだことなど様々な要因があったが、これによりドル円の下げがもっとも大きくなり、150円ミドルから一時146円ミドルまで4円超下落。

ユーロ円、ポンド円、スイス円は約3円下落し、多くのクロス円でこれまでの円売りの調整が入った。

トレードは久々にドル円、ユーロドルでスキャルを少々。

先週のトレード戦略にはなかったが、クロス円の頭が重く下げそうだったので、最近弱いスイスを対円で169円台前半で売り。
いつ落ちてくるかわからない中で、ドル円ショートだとマイナススワップが大きいこともスイス円を選んだ理由ではあるが、想定通りに円の調整買いが入ってくれ、167円台後半で利確。

もう一度169円前後で売り直したかったが、タイミングを逃してしまいエントリー前に下げてしまったので、スイス円のショートは1回のみ。

その他、ドル円146円台後半L、ドルスイス0.87ミドルLを少額ホールド中。

今週(3/11~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

3/11(月)
日第4四半期GDP(二次速報)
3/12(火)
英雇用統計、米CPI
3/13(水)
春闘集中回答日
3/14(木)
米小売売上高、PPI
3/15(金)
春闘第1回回答集計結果公表、ミシガン大消費者信頼感指数

今週は、来週のFOMCを控えブラックアウト期間となるが、政策金利据え置きをほぼ織り込んでいるFOMCよりも、マイナス金利解除の有無が注目されている日銀金融政策会合がメイン。

先週想定した通り、日銀会合前に円売りポジションの巻き戻しが起きたが、ドル円・クロス円が今週はどのような動きをするかといったところ。

3/5付けのIMM通貨先物の円売りのネットポジションは、11.8万枚と前回から約1.4万枚減少しているが、週後半の円の買い戻しの動きを加味するともっと円売りポジションは減少していると思われる。

円売りポジションの解消はもう少しある可能性はあるが、先週後半に一気に円の買い戻しが進んだこと、チャート的に一旦下げ止まっても良さそうだと個人的にはみている。

ドル売りもテクニカル的に一旦止まった可能性が高いと考えているので、ドル売りや円買いの動きがあったとしても週明けの東京時間までで、その後は来週の日銀会合やFOMCを控え、基本的には横ばいの動きのイメージ。

トレード戦略は、既にドル円やドルスイスのロングをホールドしているが、
円ショート、ドルロングであればスワップもプラスになるので、中長期ポジションを少し構築することを考え中。

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