【FX】先週の振り返り&今週(3/4~)の相場観とトレード戦略


先週の振り返り

先週(2/26~3/1)のトレード戦略は、ざっくりと下記の通り。

  • 引き続き、中長期で円とスイス戻り売り

  • 臨機応変に短期トレード

※ 詳細は下記記事にて。

先週一週間は、経済指標の結果にマーケットの反応は素直に反応するも、日足以上で見れば引き続き横ばいの動きだった。

振り返ると、27日(火)日本の全国CPIが予想を上振れ、やや円買いの動き。

28日(水)豪CPIが市場予想を下回り、RBNZ金利据え置き&ハト派だったことで、オセアニア通貨が売り。

29日(木)日本時間午前に、高田日銀審議委員の「物価目標の実現がようやく見通せる状況になってきた」発言をきっかけに、円の買い戻しが入り円全面高。月末調整などの影響もあり、ドル円は149.20円まで一時下落。

翌日月が変わって3/1日(金)の日本時間の早朝に、植田日銀総裁の「物価実現見通せる状況に至らず」発言から円売りが再開。

欧米時間まで円売りが続いたが、米ミシガン大消費者信頼感指数とISM製造業景況指数が予想を下回り、今度はドル全面売りとなって週を引けた。

一週間で見れば、オセアニア通貨が弱く、実は日本円は売り込まれてなく、ドル円・クロス円の週足は陰線で引けている。

トレードは149円台まで押したドル円を149円ミドル・後半で買い、それぞれ149円後半・150円ミドルで利確。

ホールドしていたeurusdショートは1.08前半、eurchfロングは0.95ミドル、usdchfロングは0.88台前半で利確。
※ 先週usdchf0.87ミドルのショートと記載していたが、ロングエントリーの誤り。

今週(3/4~)の相場観・トレード戦略

注目の経済指標は下記のとおり。

3/4(月)
スイスCPI
3/5(火)
東京CPI、日銀総裁発言、仏・独・欧・英・米PMI、欧PPI、米ISM非製造業景況指数、FRB副議長発言
3/6(水)
豪第4四半期GDP、米ADP雇用統計、BOC金融政策&総裁発言、米JOLTS求人件数、FRB議長発言
3/7(木)
ECB金融政策&総裁発言、FRB議長発言
3/8(金)
欧第4四半期GDP、米雇用統計、加雇用統計

その他、米連銀総裁発言などもある。

ここ数週間、トレードの材料も少なかったが、今週は経済指標発表も多く値動きを期待したい。

先週の豪CPI、RBNZの金融政策会合以降、オセアニア通貨が弱く吸いしているため、豪第4四半期GDPも注目。最近スイスも弱いため、スイスCPIも注目。

米FF金利は、5月FOMCまでは据え置きをほぼ織り込んでいるため、市場予想と大きく乖離した数値が出ない限りは方向感は出ないと想定。

ECB金融政策は、夏頃の利下げ開始を想定の発言から大きな変化はないと思うが、総裁発言内容に注目。

直近の一番の注目ポイントは、日銀の動向。
マイナス金利解除が3月か4月かと、マーケットの予想も2分されているが、この憶測や結果により円が起爆剤になると想定している。

投機筋の円の先物NET売りポジションも13.2万枚と去年11月以来まで膨らんでいるが、本邦当局者の発言いかんでは、再来週の日銀金融政策会合前に円売りポジションの巻き戻しもありえるため警戒しておきたい。

今週のトレード戦略は、もみ合い相場が続くイメージなので、短期トレードで細かく回転のイメージ。

中長期ではスイスを戻り売り。
円は長期的には売り目線だが、いったん調整が入れば値幅が出る可能性があるので、マーケットの動きを注視したい。

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