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Until We Meet Again 運命の赤い糸┊タイBLドラマ

たまたまTVをつけた時にやっていたタイのBLドラマI Told Sunset About You のWOWOW一挙放送を衝撃の4話目の途中から何となく見始めてうっかり号泣してしまい、放送の最後に流れた予告で続編の存在を知ってI Promised You the Moon はしっかり録画して見ました。

わたしBL自体は耐性あるので全然大丈夫なんですけど、濃すぎる男性的な顔があまり得意じゃないのでタイ男子はたぶん苦手って勝手に思って今まで手を出してなかったのですが、思いがけなく先の2作品がとてもよかったので、そこからタイBLドラマランキング上位の人気作品を色々見た結果、笑いすぎて泣くか、感情移入しすぎて泣くかの2択というか…どの作品も内容の濃さがいろんな方向に突き抜けててすごいので、もはや顔の濃さは全然問題じゃないということに気がつきました。(言い方)

で、現時点での一押し作品はUntil We Meet Againでございます。すっごい。これすっごい。


簡単にまとめると前世では悲しい結末を迎えたコーン×インのふたりが生まれ変わり、現世でディーン×パームとして運命の再会を果たして愛を育む話なんですが、謎解き要素がかなりあって、何気ない一言や行動にかなりの伏線が張り巡らせれていて、あとから「だからかー!」という膝を打つ展開の多い秀逸な作品で、見終わって見ると壮大な家族愛のお話でした。。

文字は読めるし耳馴れていて多少は理解できる韓国語や中国語とは違ってタイ語はサワディーカーとコップンカーしか知らず、文字なんてどこまでが一文字かも読み取れないレベルに全くわからないので、完全に日本語字幕が頼りなので、後輩くんたちが先輩を呼ぶときにやたらとピーピー言ってるのが意味がわからないまま耳に残って最初はすごく気になったんですけど、先輩だけでなく年上の幼馴染や実の兄姉に対しても使っていたり、ピーの後ろに名前も付けてみたり、ただ「ピー!」ってだけ呼ぶことがあったりところを見ると、韓国語でいうところの広い意味で兄を意味する형(ヒョン)오빠(オッパ)、姉を意味する누나(ヌナ)언니(オンニ)、同様に中国語の兄を意味する哥(ガー)とか姉を意味する姐(ジェー)に近い使い方っぽいですかね。
つまり性別も血縁も問わず年下から親しい目上のお兄さんお姉さんに対して使う呼称的なやつに思えるのですが合っています?(誰に聞いてますか

あと、本当にどうでもいい話なんですけど、タイって大学でも制服あるの?おかげで何だか高校が舞台みたいな錯覚に何度か陥りました。高校生が車通学、あ、違う、大学だった…みたいな。かわいすぎるパームのせいでもある…

タイものを語る相手が皆無なので、萌えを好きなように垂れ流しのネタバレ満載でお届けしちゃいますけど、
まずわたしはディーン役のオーム(ティティワット・リトプラサート)くんがとてつもなくタイプです。完全に推しに追加されました。

ティーム役のプレーム(ウォルート・チャワリットルティウォン)くんもとてもとても好き。


コーン役のカオ(ノッパカーオ・デーチャーパッタナクン)くんも全力でわたし好みの顔の濃くないクールビューティーな超イケメンで、推しに追加その2です。主演作Lovely Writerは本作で不幸をずしっと背負って常につらそうなコーンと違って、大好きなひとに全力でしっぽを振る年下攻めのかわいいラブコメなので、正反対の幸せそうなカオくんがたくさん見られます。お相手のUpくんがとんでもなくかわいいのでそれだけで見る価値あります。本作のコーンで、号泣させられたあとのお口直しに全力でオススメです。

あとひとつだけ言わせていただくと大好きなソーン兄さん(ナパット・ウィカイルーロー)の出番が少なすぎてわたしが不完全燃焼ってことですよ。

Love By Chanceのスタッフ?監督?が手掛けた作品のようで
、LBCの主要キャストがあちこちに出ていますので、TharnTypeとLove By Chanceも一通り見終わっていたわたしはそういう意味でも楽しめました。とくにLBCのティン役のミーン(ピーラウィット・アッタチットサターポーン)くんの本作での扱いが不憫だったけど…アレックス負けるな(完全に当て馬)
どうでもいいけどタイ人の名前が難解すぎて推しの名前も覚えられないんですけど🤣

ということで、ディーン×パーム

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少年っぽいフレークに対して前世のイン役のアースくんはどちらかというと完全に前者(かなり女の子顔)なので、ストーリーがものすごく秀逸な作品ではありますけど前世と現世の配役が逆だったら、個人的にはここまでハマらなかった気がします。でもアース姐さんの胸がギュッとなるようなインの涙の演技はとても良かったので、完全に受けに対するわたしの好みだけのお話ですのでお許しください。見てからご判断くださいね。

こちらはコーン×イン

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本作は他作品に比べるとちょっと長めの全17話。

日本よりもセクシャルマイノリティに優しい国というイメージのあるタイでも、昔は今より偏見が強かったと思うのですが、コーン×インのふたりも両方の父親に猛反対されています。

一緒にいるところを引き離しに来たふたりの父親の目の前でコーンが、どうやらマフィアのボスらしい父から奪った拳銃でこめかみを撃って自殺、最愛のコーンに目の前で死なれたインが泣き叫びながら同じ銃で後を追う…っていう前世の夢を見て飛び起きる現世の主人公のパームのシーンからスタート。

そのパームは大学入学当日に水泳部の部長だというディーンを見たとたんに、彼こそが夢の中でしか逢ったことのなかったけどずっと想っていた運命の相手(コーン)だと気がついて胸が苦しくなる。
ディーンもパームを見たとたんにやっとみつけたと静かに涙を流す。

コーン×インの夢を、パームもディーンも何度も見ていて、パームはインの、ディーンはコーンの生まれ変わりなんだろうな、お互いにずっと夢の中のふたりを誰とも知らないままお互いに相手だけを想って、いつか会える日を夢見ながら過ごしてきたんだなってことがオープニングから3話くらいまでにわかりやすく描かれています。パームが銃声を思わせる破裂音で過呼吸を起こしたり、前世のふたりの想い出のオムレツで涙が止まらなくなったり、前世と今世を繋ぐ複数のエピソードを2人が見る夢という形で挟みながら、ストーリーは現世のふたりと前世のふたりを行ったり来たりしながら進行。

そしてパームが大学入学と同時に仲良くなった同じ学部で水泳部のティーム、マナウ(ディーン×パーム推しの腐女子)のふたりに加え、マナウの友人でディーンの妹デルと弟ドーン、ディーンの高校からの友人で水泳部副部長のウィン(ティームを狙ってる)たちに全力アシストされながら、お料理男子のパームは手作りのお菓子や食事を差し入れをしたり、無愛想なはずなのにパーム限定でスパダリになるディーンが車で送り迎えをしたりとじれったいくらいに少しずつ距離を縮めていって、5話でやっと初デート。ディーンからパームを紹介された幼馴染のソーン兄さんの

ソーン「見つけたんだな?」
ディーン「ああ、やっとね」

という会話から、ディーンが本当にパームとの出会い?インとの再会?をずっと待っていたんだなということがわかる。
デートで訪れた大仏の顔が沈んだような水族館はIPYTMの1話でテーとオーエウがキスした場所ですよね。

6話でやっとくっついて、初チュー。照れまくってカーテンに隠れるパームがかわいい。
その初キス回をキャスト勢ぞろいして鑑賞するという羞恥のREACTION動画が超面白いのでどうぞww

自分たちのキスシーンに身の置き所がなくなってモアイ像みたいな顔で固まっているオームと、もう笑うしかなくなっているフレークが非常に尊いですwww
オムフレ万歳🙌

仲間と食事中に赤い糸の伝説の話になって、一緒になれなかったふたりは手首を赤い糸で結いて心中したら来世では赤い糸がふたりを引き合わしてくれると信じられていたと。
そうして生まれ変わったふたりは初対面だと感じないらしい。と、ティームが語る話にとても既視感というか身に覚えのあるディーンとパーム。

7話。
パーム「コーンって名前に聞き覚えは?」
ディーン「ならお前はインって名前を知ってるか?」
パーム「約束しました。生まれ変わっても見つけ出すって」
ディーン「ああ、見つけたよ。約束どおりに」

パームの一言でやっとお互いがコーン×インのふたりの生まれ変わりだという確信を得たディーンは、過去の自分たちに起きた事実を詳しく知るために元警察官のお偉いさん?を父に持つシン(ソーンの彼で弟ドーンの先生でパームのお隣りさん…どれだけ…)にコーンとインの身元調査を依頼しました。(前世のコーンが拳銃自殺をしていることから警察には何かデータが残っているはずと考えたんでしょうね)

アレックスは懲りずにパームに絡んでいて、ディーンに俺の恋人に手を出すなって撃退されてましたけど、アレックスはいつから付き合ってるんだとか、パームを泣かせたら奪うとか、色々言ってましたね。付き合っているのは前世からだし、その前世で死ぬほど泣かせてるよねーって思ってしまってごめんなさい。

8話ではNYにいるパームの母と弟にTV電話でカミングアウト。
「彼に愛されて幸せならそれで十分よ。息子をよろしくね」と言ってもらえました。
周りの友人たちというか学校中に祝福され、マナウとデルなんて涙を流してハイタッチして喜んでたw
こういう周囲の反応の違いが、時代の移り変わりを表す意味で前世との対比なんだろうな。と思いました。

9話。
コーンの情報は誰かに隠蔽されててアクセスできなかったけどはインについては少しは わかったとシンが調査の結果をディーンに報告。
まずインの身元。苗字は、ディーンの母アリンの旧姓と同じで、つまり祖母アンの実弟がインで、ディーンの大叔父にあたる人物だったと。(パームが8話でディーンの家に飾られてた写真の女性に反応してたのはインの姪のアリンだったからという謎明かしですね…知ってた…)
コーンが先に命を絶っているからディーンにはインのその後の記憶はなかったが、その場でインが後を追ったと知る。
現世でも破裂音に怯えて過呼吸を起こすパームを思い出し、その原因は自分の拳銃自殺を目の前で見てしまったからだと気がつき、インをひどく傷つけたことを知り自分を責めて涙を流す。
その足で真実を告白しようとパームのもとに行くけど、パームは「聞いて悲しくなる話だったらまだ秘密にしててください」と。

10話。
ディーン母が高校時代時にディーンを身ごもり、結果できちゃった結婚したらしいディーンの両親は、当然の如く両方の親に大反対されて結婚して、当時お金がなくて子供を養えずディーンは父方の祖母に預けられ、祖母が亡くなる18才まで両親や後から産まれた弟妹と離れて暮らしていたこともあって家族とも余所余所しく、母方の親戚とは没交流だし、頑固な父親とも気まずいらしい。(最近はパームのおかげで兄弟仲はものすごくよくなってるけど)
2歳になった頃に一度両親が迎えに来たけど、「僕が帰ったらおばあちゃんが一人ぼっちになっちゃう」と泣いて我慢して祖母のもとに残ったまま戻らなかったらしい(ソーン兄談)
そんな過去があってずっと疎遠だったけど、インのこともあるので母方の祖母アンに会いに行くディーン。ずっと会いたかったと涙を流してディーンを迎えるアン。
パームがインの記憶で作った珍しい伝統菓子をアンに渡すと「私も良く作ったわ。ある人が好きでね」と。
ディーンが自分の男の恋人が作った。と伝えると、過去の悲劇が思い出されて涙をこらえるアン。

アン「どんなことが起きても自分を傷つけないで。約束して。どうかお願いよ絶対に」
ディーン「心配いりません。信じてください。僕は絶対に死にません。ごめんなさい」
アン「どういうこと…?」
ディーン「前は彼を守れなかった…もう誰も死なせません。父に反対されても過ちは繰り返しません」
アン「ディーン、もしかしてあなたは…」
ディーン「心から謝ります。守るべきだったのにできなかった。インを死なせたことを後悔しています。愛する弟を失わせて…」
アン「謝らないで、インが決断したことよ。弟の死はコーンの責任じゃないわ」
ディーン「アンさん…」
アン「信じられない違うわコーン」

アンおばあちゃん失神しそうになりながら、苦しんだのねつらかったでしょう?と大号泣。
(銃で打ったこめかみを撫でながら)今でも痛むの?と気遣うアンおばあちゃん。
※ディーンとパームには生まれつきコーンたちが銃で打った位置(右のこめかみ)にあざがあります。

アン「ディーン、あなたにはコーンの記憶が宿っているの?」
ディーン「はい。ほとんどの記憶がインと家族に関するものです」
アン「インもいるの?ねえ」
ディーン「彼は料理上手になってお姉さんの味を覚えています」
(※インは料理が壊滅的にダメで、料理が得意だったのはお姉さんのアンだった)
アン「ありがとう。あなたはあの子を愛し続けてくれてまた見つけ出してくれたのね。
       本当にありがとう。おかえり。良く戻ってきてくれたわ」

見ていてわたしまでもらい泣きしながらも、アンおばあちゃんひきつけ起こして死んじゃうんじゃないかと心配になりましたけど、ものすごくいいシーンでした。

ちょこっとだけだけど公式トレーラー。
日本語字幕ついてるので(日本の配信版の字幕とは違ってるけど)

12話。
水泳大会で優勝したらパームからご褒美をもらうと約束して、ディーンが求めたのは年相応の男子ですので初めてのアレwだけど、試験勉強をがんばったパームへのディーンからのご褒美はアンが作ったごはん。
一口食べただけで誰が作ったのか察したパームは涙を流しながら、インの姉に会うことを決める。

会う直前にはじめてディーンの祖母アンがインの姉で、ディーン母が姪のアリンだと聞いてパニックになりそうになってますけど、実際に会ってみたら姿は変わっていても一目でお互いにわかったようで、インの名前を呼びながらパームを抱きしめてもう離れないでって号泣するアンさんの中の人さすがのベテラン女優さんだし、アンの肩に頭をぐりぐり擦り付けながら甘えるパームの自然な仕草も脱帽っていうかフレークの演技力すごい。実の孫ディーン…完全に置いてきぼりです。
あとからアンを訪ねてきたディーンの弟ドーンと妹デルにパームが一緒に来ていることを驚かれ、「恋人を紹介しに来たの?よく交際を許してもらえたね」とつっこまれ、「こんなにかわいい子を拒む理由がある?」と答えるアン。みんなが笑顔で幸せな時間でした。

13話はディーンがフレークに旅先でご褒美をいただく話。笑
ウィン×ティームのサブCPもいい感じです。
ちなみにこのドラマはラブシーンを朝チュン程度にあっさり描いているので安心して見れます。物足りない方は各自脳内補完してください。

14話。
パーム、ついに海外から帰国したディーンの両親とご対面の回です。
ディーン父より一足早く前世で可愛がってた姪っ子アリン(ディーン母)と対面した訳ですが、会うと思っておらず心の準備ができていなかったパームは失神。
でも当時アリンはまだ幼かったので、わからなかったみたいですね。でもひとりになってからアルバムのインの写真を出して涙を浮かべているので、どうやら察したみたいです。

父親に反対されるということが前世のせいでトラウマになっているので眠れない夜を過ごすふたりですが、翌朝、とにかく頑固と子供たちに散々言われていたディーン父は、内心はかなり複雑だったと思いますが、予想に反して頭ごなしに反対することもなく、最初に静かにパームの両親はどう言っているのかを確認し、父はもう亡くなっていて母は認めてくれていると聞いたら、人とは違う生き方をすることになるんだから、この先いくつもぶつかるだろう壁を乗り越えていく覚悟はあるのかをふたりに問うにとどめ、ぶっちゃけ今作に登場した他の父の中で最も冷静で大人な対応でした。どうやら自分達夫婦も高校生で子供ができちゃったり、親の大反対で苦労して結ばれた経験があるんだから、自分は反対はできないということのようです。さらに義母のアンから「心を開いて息子と話せ。ディーンが話を切り出したら耳を傾けてやれ」と電話を受けていた模様。アンおばあちゃんありがとうー!どうやら難関突破です。

15話。
パーム父(故人)は自分の実家と縁を切り、結婚を機にパーム母の苗字を名乗っていたけれど、実は伯父と祖父がいて、その祖父が危篤なので、自分も仕事をなんとかしてタイに戻るけど、先にお見舞いに行ってほしいとNYの母から連絡を受けるパーム。
初対面で不安だろうお見舞いに行く前日金曜夜にディーンがお泊まりに来ました。13話の旅先でのご褒美(笑)は最後までではなかったので、今度は最後までするよ覚悟しておいてと1週間前から言われていたので、それからすっかりパームは挙動不審です。記念すべき夜、卒業したら一軒家に一緒に住もう、パーム母の住むNYは同姓婚が可能な場所だよね、とディーンからのプロポーズ。嵐の前の何とやらですけど幸せそうで何よりです。泣笑

迎えに来たのが伯父の息子(いとこ)と言う名のシンで、シンにまたパームのいとこで、パーム母のスパイという肩書きが新たな追加されました。この人すごいなw
それよりも、警官になりたがっていたコーンの弟、事実警察官だったシンの父、ここまで来ると流石に色々お察しですけど、はいもうすいません嫌な予感しかしません。。
でもマフィアのボスの息子が警察官の試験に受かるもの?日本だったら確実に親族に犯罪者がいると調査されて受からないよねーとか、冷静に思うわたしがいました。実際タイなら可能なの?(どうでもいい

16話。
同じく色々察したディーン、ソーン兄さんにシンの苗字を確認しますが、やはり記憶していたコーンの苗字でした。
つまりパームの祖父とは前世の自分(コーン)の父な訳で、つまり因縁の相手に会いに向かっていることになります。ふたりは運命のいたずらでそれぞれクロスして相手の親族として生まれ変わった訳です。関係者がまだ生きている時代に生まれ変わってくるとかすごい執念というか。。
もう普通の相関図では頭がついていけないと思うので、こちらの素晴らしい関係図をご覧になってください。作ってくださった方に感謝しかありません。

同じ頃パームは初めて会った伯父クリットに、パームの名付け親は若い頃に亡くなった自分の兄(コーン)だという話を聞いています。色々ディーンから聞いて調査結果も知るシンは点と点が繋がってついに察したご様子。コーン×インの過去を何故か調べている息子を見て、コーンと同じようにパートナーとして男性のソーンを選んだ息子が心配だったから色々隠していたんだろうな。大事な兄を亡くし、ひとりで責めを負って苦しむコーン父を支えきたクリット伯父さんもつらかったよね。

パームの危機にディーンもシンの実家に向かっていますが、その前にパームがシンの実家の祖父の書斎?でコーンの読んでいた本や2人で撮った写真、そして自殺に使用した拳銃、最期の場所となったふたりが一緒に暮らそうとしていた部屋の鍵を発見してしまい、ぼんやりしていたコーンとインのと自殺の瞬間を鮮明に思い出してしまったパーム。

パーム祖父(コーン父)にはアンから電話が入り、コーンとインのふたりがそれぞれディーンとパームとして生まれ変わったことを聞いたようです。拳銃を持って消えたパームの行き先がどこか、コーン父にはわかりました。

17話。
最悪のかたちで最愛の息子を失ったふたりの父親は、親族だけでふたりを一緒に見送りことにしたようで、お葬式ではお棺に入ったふたりが並んでいます。
後悔で号泣しているインの父は良い親でなかったことを横たわるインに詫び、ふたりの来世での再会を願ってインとコーンの小指を赤い糸で結びました。
「コーン、インを頼んだぞ。私の大切な息子なんだ」
この言葉、ふたりが生きているうちに言ってあげて欲しかったなあ。。。(このエピソードで6話の赤い糸の伏線を回収)

コーン×インの愛の巣(…)にひとり佇むパームの元にディーンが駆けつけて来ました。パームはもうインに魂を乗っ取られているような半狂乱で、落ち着かせようとするディーンに対して、自分を置いて死を選んだことを責めたて、そして「僕の受けた苦しみを味わえばいい」と自分自身に拳銃を向けました。
ディーンはコーンとしてひたすら詫びて、「イン 俺からパームを奪うな」と、心の中ではディーンとしてインに話しかける。
当時のコーンの感情について何の説明もないけど、コーンはマフィアのドンである自分の父から、別れないならインがどうなっても知らないぞって脅されていて、身を斬る思いで別れようとしてもインが泣いて嫌がっているのでそれも叶わず、このまま愛するインに何かされるくらいなら、自分ひとりで死ぬしかないと、ずっと考えていたように見えて、最終的にあの場で選択したのかなと思っているわたしです。あの場で発作的に自殺したというよりはインを守りたかったというほうが感情的にしっくりくる。インには知りようもないことだけど、コーンの心情もインには理解してあげてほしいので、少し説明が欲しかった気がします。

ディーンの必死の説得でやっと少しだけ落ち着いて拳銃を取り上げたところでシンが伯父クリット(コーン弟)とパーム祖父(コーン父)を連れて来ました。タイミングゥ…💦
コーン父を見て嫌だ出て行けあの人には二度と会いたくなかったと更に狂ったように泣き叫ぶパームと、そんなパームを抱きしめるディーンに、伯父クラットが「もう誰も2人を引き離さない」と優しく話しかけます。ディーンに対して、兄さん、イン、と語りかけるコーンの弟クリット

ふたりの死後、父はコーンの遺品を見ては涙を流し、この部屋のある建物ごと買い取り、30年間手を加えずに保存してきた。インの父がインを失ってこの世が終わったように涙に明け暮れ、最期は病で亡くなった後、コーン父が彼に代わってインの家族を責任持って守ってきたこと、パーム父カートは大切な兄を失う原因を作った父を死ぬまで許さず会えずにいたこと。(つまり結果としてあの事件でコーン父はふたりの息子を失った) もう恨まないでくれ。インもお願いだ。みんなが苦しんできたんだ。

コーンは自分のしたことでイン、父、弟たちや大切な人たちを苦しめたことを詫び、愛していると伝えました。後悔して全ての責を負って苦しんできたコーン父、やっと救われた。インもやっとコーンを許しました。
もう、フレークお疲れさまと、心からの拍手を送りたいくらのシーンでした👏

その後、病院で家族に見守られ、あの子(パームのこと)を頼んだぞとディーンに託してパーム祖父(コーン父)は息を引き取ります。
親より早く死ぬのは最大の親不孝と言うけど本当にそうだと思うので、ディーンとしてだけど、コーンが父の最期を看取れたのはよかったです。

ある日、俺たちは自由だ。もう愛さなくていいと、赤い糸に縛れていただけだと、糸をハサミで切って自分の前から立ち去るディーンの夢を見て飛び起きたパームは、今の自分たちの気持ちが前世のコーン×インの感情に引き摺られただけのものなのか、純粋にディーン×パームの気持ちなのかがわからなくなっちゃってるみたいですね。状況が特殊すぎるのでわからなくもない。
というか、実際に引き摺られまくって、今世では何も悪くないどころかスパダリでしかないディーンを責めて復讐自殺しようとまでしてましたからね。
その時ディーンはパームにここにいるのはコーンじゃなくてパームの恋人だよって言って抱きしめながら、心の中ではインにパームを奪わないでくれって語りかけるなんていう二刀流…器用なことをしてましたので、パームとインを切り離して見られているのがわかりましたけど、パームは自信が持てないんだろうな。
結果しばらく離れてみようという結論になったようです。

ふたりで会うことはなくなったものの、LINEでよやり取りしているようで、そこはちょっと安心しました。
その間にウィンのティーム攻略もうまくいっているようだし、マウナにも彼氏ができた模様。
個人的にティームが大好きなので幸せそうなシーンが多い回はとてもうれしい。出てくるCPの中では普通の男の子同士っぽさが魅力のBounPrem。尊い。

ということでウィン×ティーム

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再びパームの夢に出てきたコーンとイン。

ソファに座って幸せそうに話す2人。
インが後ろを振り返り、パームに「ありがとう」と告げて「そろそろ行こっか」とコーンと手を繋いで去っていく。あ、やっと憂いがはれて天国に行くんだな、と感じるような演出。
そんな部屋の残ったのは寂しそうに佇むディーン(幻影)。

パーム「僕は先輩のもの。ずっとそばにいます」

ドッグタグにそう呟いて部屋を飛び出すと、ドアの外には本物のディーンが立っている。
会いたかった。待たせてごめんなさいと、ディーンに抱きつくパーム。
どうやらディーンも同じ夢を見て来たようですが、それにしたら来るの早すぎじゃね?と思ってしまいましたけど、そこは考えたらいけないとこですね。

もう離れるな。とパームを抱き上げるディーン。

ディーン「もう1秒も待てない」

初めての翌日にあの騒動があったので…そうですよねー完全にご無沙汰ですもんね…やっと2回目ですねw

事後のピロートーク。

距離を置いていた3ヶ月、ディーンも色々考えていたようです。
まずはインの苗字への改姓を済ませたと。
そんなこと簡単にできるの?!って思いましたけど、アンおばあちゃんの籍に入れば可能か…それにしてもなかなかすごいな。
それこそ100歩譲ってディーン母アリンは大好きだったインおじちゃんのことなので理解してくれるかもですが、息子それも長男が自分の籍から抜けることをよくディーン父が許しましたね…。
というか、アンも子供(アリン)がいるということは苗字が変わっているはずなのに変わってない事情を確か前世パートでインが語っていたような気がするんですが、確認したくても何話だったかわからず…また最初から見直しですかね…
見直したら14話のディーン母アリンに会ってパームが失神するあたりの回想でイン苗字の話はしてましたが、調べたらタイは結婚の際に、夫婦同姓、別姓、好きな苗字を新規作成、のどれかが選べるらしいですね。新規作成って何…っていうか、家族でも本名じゃなくニックネームで呼び合うのが普通で、本名はあとから自分で変えることが結構あるようで、国が違うとこうも違うのかと、かなり衝撃的でした…タイすごい…。

で、インの遺品である、インの家で代々長男が引き継いでいるらしい指輪を長男のディーンが引き継いからと、パームに送る。でも君たちには指輪を引き継ぐ長男は作れないぞ、とか、思ってしまってごめんなさい。

終わったー!
インタビューで、クリットを演じた役者さんがフレークの演技力を大絶賛してて、激しく同意しました。
アンおばあちゃんの演技も素晴らしかったけど、若手の中ではフレークが群を抜いて素晴らしかった。

わたしが見られるところだと、2/19現在、アマプラとU-NEXTとテレサでは見放題で配信されているみたいですが、配信はいつ終了になるかわからない恐怖があるので、腹を括ってDVD-BOXを手に入れました。これでもう一安心。

オフィシャルのMV
日本語字幕ありがとう😭

続編としてウィン×ティームを主役としたBetween Usが放送される?された?みたいなので、日本語字幕版を心待ちにしていますー!
ディーンとパームはみたい?ですが、サブCPでお気に入りのソーン兄さんたちも出てくることを期待して楽しみに待ちたいと思います。ソーン兄さんたちメインの第3弾とか作ってくれてもいいんだよ。

さあ、わたしはこれから原作を読みますよー!

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