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【根田啓史先生インタビュー】『放課後ユウちゅー部!』に込めた想い

Twitterで好評連載中の4コママンガ『放課後ユウちゅー部!』(原作:Studio Carot、漫画:根田啓史先生)。現在実施中のクラウドファンディングに向けて、根田啓史先生にこのプロジェクトに込めた想いをお聞きしました。

『放課後ユウちゅー部!』が生まれた経緯

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『放課後ユウちゅー部!』は、株式会社Carotと漫画家・根田啓史先生で共同制作している作品です。

制作のきっかけは、我々が根田啓史先生に送った一通のメッセージでした。

Studio Carot (以下、Carot) 最初、どのように思いました?

根田啓史先生(以下、根田先生) 最近様々な会社さんにYouTubeアニメ化のお話を頂く中で、Carotさんのお話を聞くうちに作品づくりへのこだわりや熱意が感じられ、一緒に作品づくりをしてみたいと思いました。と思いました。
Carot 最初にお見せした企画ですよね。根田先生に描いて頂けるのが嬉しくて、「日常系」の案ばかりお送りしてしまいました。たしか、去年の夏頃。

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『放課後ユウちゅー部!』の最初の企画案。
ボンちゃんへの愛が強い。

根田先生 「日常系」というジャンルにはほとんど触れてきませんでしたが、頂いた企画が全て「日常系」の企画で、その熱量に気圧(けお)されたこともあり、挑戦してみたいと思ったんです。

「やっていて楽しい企画」をしたい

Carot これまで丸一年近く毎週ペースでWebミーティングして頂いていて、『放課後ユウちゅー部!』を全10話も描いて頂いているのに、私たち根田先生に1円もお支払いしていないんですよね。根田先生、騙されてません?

根田先生 騙されてません(笑)

根田先生 僕は前から頑張っている人を応援したいという想いがあって、「あなマン(あなたを漫画にしますマン)」というのもやってるんですけど。お金を起点としたくなくて。

https://twitter.com/dorori_k/status/1092301478478327808
根田先生 そういうのを取っ払って「何がしたいのか?」とかそういうところから創り上げたほうが面白いと思っているんですよね。やっていて楽しい企画がしたい。

Carot ありがたいことです、本当に……。魂の望む方へ、といいますか、ココロが突き動かされるような、そんな作品を作ってみたいとは常に思っています。

根田先生 それはよかったです(笑) どうしても企業さんだと「収益が見込めない企画は打ち切り」みたくなってしまって、マンガ家は切り捨てられてしまう。もちろんビジネスなので仕方ないのですが。

Carot それはそうですね。

根田先生 だから、こうやって小さいチームで、小さい規模でもコンテンツが作れるんだよ、というのをできないのかな、みたいな。

Carot 今回も、第1話には小さく「Studio Carot」とクレジットを入れさせて頂きました。「き○ら」みたいな人物紹介なんかも入れたりして。

根田先生 面白いアイデアだったと思うんだけどな~。でも、カッチリ作りすぎても読者さんから「どうせ、どこかからお金貰って描いてるんでしょ?」と見られてしまうんですよね。原稿料、貰ってないのに。

Carot (笑) 今回のクラウドファンディングを成功させられれば、その実証になりそうですね! 目標金額も予算ぎりぎりなのですが……、もし目標金額以上にご支援が集まれば、少しでも根田先生に還元したいです。

根田先生 いやいや。僕にはいいですから。もしクラウドファンディングが上手く行ったら、これからも継続してこういう作り方ができると楽しいですね。

Carot はい! 本当にそう思います。

根田先生 ……あれ? ところでクラウドファンディングの返礼品に「いもっち」はないの?

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Carot ……。ないです……。

根田先生 一緒に頑張りましょう。川越の和菓子屋さんとコラボできるその日まで……。

【おしらせ】
クラウドファンディング「ボイスドラマ化プロジェクト」実施中!
和たちが喋りだす! ぜひご支援お願いします!


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