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日比谷高校栄枯盛衰

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都立トップの日比谷高校と首都圏私立トップの開成高校。現在東京都の高校受験市場で最上位層に君臨する2校ですが、どうやらW合格した場合、公立の日比谷に進学する人が近年徐々に増加しているようです。これは一昔前では考えられなかった傾向です。

2校の受験結果の推移を見る前に、簡単に歴史を振り返っていきましょう。

日比谷高校の歴史

「一中→一高→帝大」というのは、戦前のエリートコースの代名詞でした。帝大というのは現在の東大、一高は東大教養学部前期課程、そして一中は都立日比谷高校のことを指します。
「一中」は戦後に日比谷高校となったあとも圧倒的な進学校として全国に名を轟かせることになります。1965年まで東大合格者数全国トップを独走し、1964年には193名もの東大合格者数を輩出しています。この記録は2012年に開成高校が203名の合格者を出すまで半世紀近く抜かれることのなかった大記録です。当時、このまま日比谷の天下が当面続くと思いきや、思わぬ事態が発生します。「学校群制度」の導入です。

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