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365日から365日

1989年9月28日、今も語り継がれるCBCラジオ「小堀勝啓のわ!wide」最終回。オープニングは小堀によるジョンレノンの「イマジン」の弾き語りでスタートした。小堀はテレビの情報番組MCとして栄転することでの番組終了だった。

その約30年後の2019年9月26日、「ナガオカスクランブル」最終回。CBCラジオのスタジオでMr.Childrenの「365日」を歌うCBCアナウンサー永岡歩。歴史は繰り返されるとはこのことか?

終了発表はあまりにも突然だった。
radikoシェアの流れに乗り全国的な特番にも呼ばれて山崎怜奈乱入事件で話題になるなどこれからという時期での終了発表。
しばらくは放心状態でCBCラジオは何を考えてるんだと思ったものだ。

最終回の夕方、僕はラジオのノベルティー保管箱からナガオカスクランブルの思い出の品々を取り出した。もしもしチューズデー初代チャンピオンの記念品、永岡さんのサイン入りクリアファイル。何故だか涙が止まらなくなった。何で終わらなくちゃいけないんだ、まだまだ聴いていたかったのに…もっとネタやメールを送ればよかったのかと様々な想いが駆け巡った。

夜10時時報と共に第一回のオープニングトークが流れて番組スタート。10時半ごろのジングル、「まだ寝るなよ」の11時砲、本当に今日は最終回なのだろうか?

永岡さんゆかりのゲストがスタジオや電話で続々登場しいよいよ最後のゲストに…
乃木坂46山崎怜奈。第一回のゲストが乃木坂の選抜メンバーで最終回はリスナーとしてやってきた山崎怜奈。不思議な巡り合わせである。2人の楽しい話を聴いているうちに気を持ち直すことが出来た。

そして番組はもう残り10分を切った頃、永岡さんの最後の挨拶が始まりいきなり「ナガオカ歌います。」と言って歌い出す永岡さん。その様子をみんなで見守り笑顔で番組は終了。

あれから365日。後番組のチュウモリ枠木曜「推シマシ」ではナガオカスクランブルから引き継ぎTEAM SHACHIの坂本遥奈が番組を担当している。初めての外仕事としてナガオカスクランブルに出演するほどのリスナーだった山崎怜奈は今度TOKYO FMの昼帯を担当する大出世ぶり。ナガオカイズムは確実にどこかに受け継がれている。

伝説の「わ!wide」パーソナリティ小堀勝啓の後継者は永岡歩だろうと誰もが思っていた。
あの衝撃の終了から一年。今でも復活を諦めていないリスナー達が沢山いる。

いつかみんなおじさんおばさんになった頃にまたラジオで集まれる日を願って…

ラジオとアイドルと鉄道模型に特化した人間です。 こちらでは鉄道模型作品の発表、自宅のNゲージタウンの日常や坂道48を中心としたアイドルの話などをしたいと思います。 週一回更新「潤ちゃんのリインカーネーション」