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ワタシノ足跡 〜第一章 師匠との出逢い〜

遺言のように記しておきたい事がある。

20代後半から5年間ほど
御寺の住職のお付きをしていた事があります。

どのようにして住職と出逢ったか?

様々仕事を経験しましたが
20代後半に就いていた仕事の独立を試みた。

小さな会社で順調に
キャリアを重ねていたが、
ある時に
自分の人生の役目みたいなものを考え出した。

🐕だって飼い主を癒してくれる。
🌻だってひとを癒してくれる。

“ 自分の役割は何んだ?何かあるのか⁈ ”

それで考えついたことが仕事の独立
もっとお客様のお役に立てるような
お客様に密着した仕事をしたい!

そう、心にうすく決めた時に

高校時代の悪友にバッタリ本屋で出逢った。

どうなの最近?の会話をお互いに交わし、
自分の独立話に

「 スピリチュアルで観てもらう(相談)
  御寺の住職に最近相談してんだ。
  良かったら行って相談したら!」

あまり、気に留めなかったので
御寺の所在地の市町村名だけ聞いた。

ある日ふと、

“あの御寺に行ってみよう!
どこにあるかわかんないけど
御縁が有れば導かれるんじゃないか!
行ってみるか‼︎”

車を走らせ何と無くこの辺に在るんじゃないかなあ⁈

なんて、周辺を見渡したら
小さな手作りの木の板に御寺の名前と矢印だけが
記された看板を見つけた。

御寺の名前も覚えて無かったが多分ココだな。

そんな感じで小さな古民家の御寺の門を潜った。

呼び鈴🛎を鳴らし、初めて住職と出逢った

” 御相談を聴いてくれるってこちらですか⁈ “

「ああ。そうだけど、何の相談?
 まあ、そこに座って名前と生年月日を書いて」

愛想のかけらも無いご案内を受け
“これこれこうで、仕事の独立を考えてまして……。”

「うーんそうだね。君と今の社長は水と油だからね‼︎
 独立してもしなくても、
 どっちでもいいんじゃない‼︎」

2秒で会話は終わった。

一瞬、私は
【何だこの野郎‼︎  
 それじゃ相談になんねえじゃねか‼︎ 】と頭に来た。

その瞬間、畳み込むように芯ある語気で

「そんな事より君は先ず、喘息を治しなさい。
 先ずは喘息を君から治してあげるから。
 次は君の親父さん、そしてお爺さん!」

その言葉で秒殺

「魂」を強く大きな鷲掴みされたようになった。

【何で⁈何で⁈ 
 俺が喘息だって解るんだ⁈
 ましてや、親父や祖父まで‼︎】

そう、頭と心の中を何度も駆け巡った。

私の家系は
自分も親父も祖父も喘息を受け継いでいる。

また畳み込むように
「明後日14時ちょっと前に来なさい‼︎
 私が喘息を治すから‼︎」
そう言い残して、ではまた。と奥の部屋に入って行った。

聞きたい事は山ほど有るが
半端ヤケクソでこうなりゃ来てやるよ!
と帰路に車を走らせた。

約束の日14時

後に知ったが
加持祈祷というお祓いのようなことを受けた。

帰り際に「次は明日11時」
またヤケクソでお祓いを受ける
また「次は明後日14時」また受ける。

そのやり取りが3回程続いた。

時間より早く着いた時など
御礼代わりに小さな庭に白い玉石で
【心】と書かれたミニ枯山水を
掃除したりしてましたが

その様子をチラッと見ると
住職はココもきれいにしといて‼︎と、ひと言。

【先ずは、ありがとう。だろう‼︎何言ってんだ‼︎】
と思いながら掃除を続けた。

“ こちらに来なさい!座りなさい‼︎ 
喘息は治っただろう。
次は親父さんだな。 
そう言えば君はしごとの相談だったな。
次に時間のある時に来なさい。
自分が居ない時は庭掃除でも、しときなさい!”

住職に言われた

「分かりました。ありがとうございます。」

と口で言いながら

【誰が来るか‼︎
 でも、喘息治ったしな。でももう来ねえよ‼︎】

と心で叫んだ。

しばらく日が経ち
小学校時代に両親が離婚して
離ればなれに暮らしていた親父からの着信

“何十年振りに
喘息の発作が出たけど、お前は大丈夫か?”

御寺の出来事を話すのが
照れ臭く内容は話さなかったけど
思わぬ言葉が自分の口から飛び出た。

「 喘息の元の様なものが無くなったんだよ!
  好転反応だよ‼︎
  次は祖父さんの喘息治るらしいよ‼︎
 (祖父は私が幼い頃亡くなってます。)」

話しながら俺は何を言ってんだ。と思ったが
何故か親父は何も疑わず納得した。

【何だこりゃ!!!!!!
 こりゃあ住職に御礼に行かなきゃだな。】

しばらくぶりに
ふたたび御寺の門を潜り住職に御礼を伝えた。

“うーん。そうか。
それより君は
インドに行かないか⁈インド行ってみたいだろう‼︎ ”

「インドには興味無いけど
 ガンジス川には行きたいです。」

程よく断ったつもりだった。

が、

“ じゃあ決まりだな!ガンジス川も行くからな。”

「でも、お金が無いですから無理です。」

“独立の資金が有るだろう。
それを使えばいい‼︎大丈夫。”

あッ!そうか、
新しく何かを始める前に身を清めるか‼︎と
心に浮かんだ。

とはいえ、こんな簡単に決めていいのか?と
どこかで反発する自分
当時、長渕剛さんのガンジスと唄が好きで
リアルなカンジス川のほとりで
ガンジスという曲をのも良いな!と
もう一人の自分がインド行きを説得してました。

そして。インドへ

つづく




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