LISA: The Painful をとりあえずクリアした感想

現在進行度は 1度クリアして2回目を数時間触ったあたり 未だに感想の整理ができないゆえに書きとめたくなった


個人的な感想は クソゲー一歩手前の怪作

ゲームへの評価でよく見る【人を選ぶ】というワード これに最も当てはまっているのでは と思うほど このゲームに苦しめられた
絶賛してる声に同意できないでいる いつかそっちに移る事はないとは言い切れないけど 今のところ 絶賛側とは分かり合えないな ってくらいの印象


面白いゲームだからタイトルを出して語るんだけど 面白いゲームだと言える自信や経験がない

そんなわけで整理しないとおかしくなりそう



ーーー 【警告】 ーーー

ネタバレなしで触れてほしいゲームなので 読んでいい人だけどうぞ
気になった方は前作のLISA: The Firstがあるよ の情報をさずけよう また会おう


LISA

LISA

LISA

LISA

LISA
LISA
LISA
LISA
LISA
LISA





・本文


念のため言うが 俺のプレイ(選択)が 目の前のゲームを面白くなくした と分かっているので 客観的評価とかゲームの点数付けみたいな話の記事だとは思わないように


どんなゲームか
・ツクール製(を感じさせない)ターン制RPG
・仲間にできるキャラが数十人いる
・4枠編成 仲間にした控え全員に経験値はそれなりに入る

・難易度が高い
・クリアしたい心を萎えさせてくる
・不親切な部分がある


とまぁ こんな感じなので 順当に組み合わせると
気合の入った調整ミスったツクールゲー らへんが当てはまりそうなもんだが そんな生易しいものではない


あえて理不尽なイベントを適度に用意し
あえて1マス行き過ぎたら即死する穴が各地に存在し
なんの予告もなく戦闘中に仲間がロストし
回復アイテムを売ってる店がエリアに無かったり
1ゴールドも落とさない敵が多かったり
なのに装備の販売価格が高かったり

それでいてセーブポイントは少なく 道は長く 足は遅い

けど魅力的なゲーム


他にもプレイ中に感じた根拠が多数あり それらを総合すると このゲームは
あえて面白くなくしたから面白い鬼畜ゲー なのかもしれない

さらにそこへ 不親切さと個人のプレイ思い出を加味した評価が
クソゲー一歩手前の怪作 というわけだ



・より具体的に語る

大まかに評価とその根拠を語ったので 実際に序盤の流れを巡る形で触れていく



さっそく仲間が強制的に加入する がコイツがやたら弱い そして敵の火力が高いので運次第ですぐ誰かダウンする デコイとしてしか役に立たない


戦闘はコマンドを暗記しないといけない 後にメモを用意した 通常戦闘がユニークだけどやたら手間がかかる


崖に落ちてゲームオーバーになった やり直し
どこに進んだらいいかちょっと悩む まだチュートリアルなのに死ぬわ迷うわ 情けない


やたら入り組んでいて隠し通路の多いダンジョンを通る
このゲームに多い洞窟エリアはみんなそんな感じと後に知る

このゲーム 一部エリアにのみランダムエンカウントザコ敵がいるが それ以外には一度倒すといなくなる敵が基本の特殊な形式
ゆえにランダムエンカのザコ敵がいないぶんまだマシとはいえ 先に進みたいだけなのに迷路歩かされるのが腹立たしい

隠し通路の存在を早めに教えられるので今後全ての洞窟は総当たりで練り歩くハメに遭う 悪意


直前セーブがあって有情だが イベントで突如
初めて仲間になった弱いやつ or アイテム(装備は除く)のどちらかを選んで捨てさせられる
ここで俺は最初の仲間(デコイ)を失い レベル上げの場も分からないし仲間の増やし方も分からないまま一人旅をさせられる


しかしすぐ先がこのエリアのターミナルだった 稼ぎ場もあればセーブも無料宿屋もある が初見ではそんな事は分からないし ターミナルであった事にもしばらく気付かなかった 実質のターミナルではあるんだが 画的には町に着いたとかの視覚的区切りがなかったし説明も会話もなかった
まるでアパートのドアみたいに洞窟が密集した山だなー程度の印象

はっきり言って 何の説明もなく行ってない道が急に増えだして困った 気分は落ちた
ファミコンみてぇな2Dスクロール構造でドアを増やすな 道覚えられねぇよ 目印もなんもねぇ似たような荒野と洞窟だらけなのに5つもエリア切り替えドアが並んでるのはもう配慮がないとかそういう段階ではない 嫌がらせだよ


無料宿屋を使ったら恒久的にステータスが下がるイベントを浴びる 確定で一度だけらしいとはいえあんまりだ 今後もこんな事が待っているかと思うと鬱 何もしたくない 先に進みたくない


ターミナルから色々うろうろする どこが正規ルートなのか 道を塞ぐ強敵がいるが後回しにすべき存在かどうかも 何もかも分からない

普通にランダムエンカしたはずのザコ敵が倒せないほど強かったりと 冒険の進行というよりは調査と帰還の往復みたいな事をしていた


気付く ランダムエンカ敵と比べ 1回しか戦えない敵や中ボスなどの経験値が高い しかし運良くないと全員生存できないので ダウンしてた仲間が経験値もらえない事も多い のでリセりたくなる調整 この世界 嫌


正規の手順も進路も分からないし どれが必須イベントかもわからないまま いつの間にか仲間が3人増えてフルメンバーまで整うも 無料宿屋のランダムイベントで仲間が1人攫われ 3人旅となる
攫われた奴を救助に行けるが 場所が分からず
もう行けるのか後で行けるエリアにいるのかも分からない


物理アタッカーのキャラ ATK 30はあったのにATK 5にまで下がるデバフが時間経過でランダム発生する 宿屋で剥がす事が可能
宿屋に着くまでは非物理攻撃っぽいかめはめ波に頼った

無料宿屋はランダムでアイテムや金が毟られるリスクがあるけど デバフの影響が重すぎるので寝るしかない


デバフ(禁断症状)を剥がしたうえしばらくパワーアップするヤバ錠剤はあるけど 何が起きるか分からんので封印プレイ


自転車を手に入れ 移動速度と落下事故率がアップ 移動できるルートが増えて 仲間を1人捕まえることに成功 とりあえずフルメンバーが揃う
この後さらに1人仲間にしたが しばらく後に1度も使う事なくイベントで運負けロストした 残機みたいな奴


仲間が攫われたのを忘れた頃に発見した誘拐犯に身代金を要求される 金を用意すれば救助できるが 選択肢の末 誘拐された仲間がロスト


賊の群れにたまたま鉢合わせイベント
選択肢の結果ボコボコにされたうえ町が滅ぶ


やたら強いボスに返り討ち
これまでに失ったアイテム 仲間 経験値などがあればどうにかなってたのかもと後悔 その後どうにか突破


常に命中ダウンデバフ抱えてるふざけた性能のやつが仲間になる
このゲームの技は 複数や連続攻撃かどうか デバフ付与の有無 物理か特殊か とかが説明されないので使わないと分からない
仲間になったこいつは 当たりにくいが全体高威力技を持っているので 消費するアイテムと違って全体技が連発可能 当たるまでリセるなら有用とかいう わけのわからんキャラだった


野グソ中のおっさんを助けたら仲間になる強制イベントが発生 このおっさんはこの後すぐさまイベントでロストした


仲間一人の命と主人公の腕1本 どっちかを捨てさせられるイベントを通過 ひどく嫌 たまらなく嫌 またかよ


運次第で仲間がごっそりいなくなるイカれたイベントで2名がロスト さっき1人捨てたばっかりなのにこんなのあんまりだ 性能もレベルもしょうもない仲間しかいなくなっていく




エリア2到達までで こんな流れだったかな 今後もいろんなものを失って得ての繰り返し 積み上げたものが崩される感覚で進んでいった
これをゲームシステムとしてプレイヤーは感じて 主人公とのシンクロ率が高まる仕組みは最高に最悪
(主人公が最終的に何を失ってどんなものを得たのか 肌で確かめような)

本当につらかった 今後どんな事が起きるか分からないのに即死(ロスト)技持ちの敵に仲間を消されるとか 攫われたけど誘拐犯がどこにいるのか分からないまま今生の別れになった仲間がいたりとか もうめちゃくちゃ




・リセットリロード前提みたいな鬼調整


だと分かっていて あえて多少受け入れるスタイルで ノーマルモードをクリアした


だがこのゲーム やり込めば 仲間の入手方法から始まり あの分かりづらいマップも仲間の性能も敵の弱点も 次に起こるイベントも分かっているので それなりにスムーズなプレイが可能ではあるように見えた やり込めばだ

ギリギリの所持金も 使わない仲間から装備を剥いでやりくりして 使うべき仲間の装備代にあてがえば育成作業を省ける
隠し通路に落ちてるアイテムをここぞのタイミングで使えばボスも突破できる はず ある程度 安定させるくらいはできるはず


そんな調整のゲームで セーブ回数に制限をかけたりしたハードモードが存在するの 鬼すぎるって


リセしたくなる リセ前提 そういう心境に追い込んだうえで リセ制限をご用意するの あんた鬼だよ 根っからだよ

なんかハードモード限定の何かがあるらしいと聞かされちゃぁよ
これをやってからじゃないと次回作に行けないよ クリアしたのに終われないよ
なんたる枷をはめやがるんだこいつは

そして次回作のタイトルも 今作やった人が震え上がる字面 言わずもがな鬼だよ


このゲームは 主人公のハゲがフサに ハゲを理由に暴力をふるわれたりする描写があったりするくらいには鬼

鬼の手の上で弄ばれるハゲになって泣くゲームです



どういう着地の記事?




・締めに入る

クリア直後から数日間は なんだかよく分からないままずっとこのゲームの断片が頭の中を流れ巡ってた
そしてこのゲームが面白かったかどうかも考え続けていた

振り返ると
終盤の凝った演出や台詞やら色々はすごかったし 序盤も中盤も ストーリーイベントが濃かった という好評部分とは逆に

ここで書いたような イカれたゲーム内容に対する苦痛感や 思ったより少なく感じた仲間やNPCの会話やイベントへの物足りなさ 音量バランスの悪さとかの不評部分も実際ある

もしかして総評として面白いって錯覚してるだけでは? って疑念が晴れない

俺の中に今ある仮説
【ゲームとしての苦痛は喉元過ぎて薄れてて 終盤の盛り上がりの勢いで印象がごまかされてるだけなのでは?】

これが今なお胸にずっとある それと すごいゲームをやったという感情もちゃんとある だから文章にしようとなったんだと思う


クリア後もまだ ネット控えて自力でプレイして ある程度いろいろ探しているのは 「面白いからではなく 面白かったら後悔するから頑張っているだけだよこんなもん」の精神

「でも冷めずにそういう事ができるくらいにはまだ面白いのかも」 という言い換えがよぎってしまっている

よくないゲームの遊び方に囚われている気がしないでもない



おわり たぶんやり込んだ後にLISAの感想とかは書かないと思う




・おわりに

いつもの LISAと全然関係ない話を書いて終わります


LISAと同じく すちむとswitchで出てるオススメのゲーム ニャンビー(Nyaaaanvy)を知ってしまったね

対戦ゲームだ クロスプレイ可だ

俺はソロゲー派だが ニャンビーは350時間遊んでいるくらいおもしろいぞ プレイ時間のほとんどが リアルなお友達でもネットのお友達でもなく ニャンビーをやりたいネットの向こうの方々との時間だ 一人プレイもそれなりにやったけど

LISAなんて変わったゲームに辿り着くなら ぜんぜん方向性が違うように見えるとはいえニャンビー素質もあるはずだ

LISAにも長いうねうねした肌色のやつが登場する ニャンビーも長い暴力的なうねうねだぞ なぁ