イラストとケースでわかるやさしくできる傾聴 を読んだ

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人の話を聞くのむずい!傾聴については2年くらい前に一回研修を受けたことがあって、当時役に立ったような気がしていたもののぼんやりとした記憶になっちゃったのでそれっぽい本を読んで学び直しです。

本の内容は当時研修で聞いていたことと(記憶の限りで、たぶん)趣旨は変わっておらず、これはちゃんと体系だった技術なんだな~と安心できました。

以前に何冊か読んだ認知行動療法の本は心理士を目指す人向けに書かれていることが多く、医者と患者の関係性を前提とした一定の距離を保ったコミュニケーション例しかなかったりしたのだけど、この本で例示されているのはごく一般的な近い間柄が中心で飲み込みやすいですね。

本にも書いてありますが、これを読んだだけで傾聴できるようになるかというと絶対なりません。傾聴って全身で取るコミュニケーションで、自分の所作を意識しながらだと全然相手の話って入ってこないのです。ちゃんと出来るようになるには日常からの実践が必須で、そもそもそういう相談をする機会が頻繁にない人の場合、読んだあとに途方に暮れてしまうかも。

相手に話を聞いてもらえていると感じてもらうために必要な要素がなにか、ということを知ることはできる、そのことにちょっとでも興味があるなら読んでみると良いんじゃないでしょうか。読み口が軽いので2時間かからずにスッと吸収しきれます。


以下 引用と感想

傾聴も含め、カウンセリングで大切なのはこちらの話題の多さではなく、相手の話を聴くこと … 自分が行き詰まった瞬間、話していた内容を拾い上げて自然に相手に返すのが良い方法

これが、マジで、ムズい!
散っていく話題それぞれに対する言葉の選び方に対する引っ掛かりは確かに見えていて、事実確認したかったり本人が言葉を濁した理由を考えさせたりしたらなにか拾えそうみたいな気づきが確かに残っていることはあるのだけど、リアルタイムで対話しながらそこを残しておいて適切なタイミングで拾い直すのがとてもとてもムズいのです。なんか盛り上がってタイムアップすることもありますし…
これどうしたら良いんでしょうね?良いメモの取り方がありそうなものなんですが、メモを考えながら残しちゃうと正確に話を聞く分のメモリが足りなくなるのです…..

「はげまし」や「いいかえ」では相手が話したキーワードをそのまま使いました。 … 「解釈」では相手ではなくあなたの見方で返します。つまり、傾聴の中に初めてあなた自身の言葉・考えが登場します。

このタイミングめっちゃセンシティブっすよね。これやる時ってすでに相手は自分のことを理解していると感じてくれているときなので、私の言うこともかなり素直に受け止めてもらえる信頼関係ができちゃってるのですよね。「うわ~ここで悪いこと言ったら最悪な方向性に誘導できちゃうのかこわいな~」て毎回思う……
本職の人たちはこの辺慣れてると考えるとすごいな~って感じです。実際どうなんでしょうね?

傾聴が効果的なのは、アナムネ(情報収集)と訴えの受け止め(癒し)です。

アナムネでは理性を保ってスラスラと事実関係を述べ「しっかりと説明できた」と満足します。訴えの場面では … 隠していた苦しみをどっと吐き出して「ちゃんと聴いてもらえた」と満足します。

これ無意識に使い分けできていたものの、言語化されるとなるほどなとなりましたね。訴えの方では相手に根っこにあった主張を出させようとしているのを感づかれると相手が集中できなくなりそうだけど、情報収集の場合はむしろ相手と目的意識を共有できると、聡い子ならめちゃくちゃ話が早くなりそうですね。シンプルテクニックとして役立てられそう

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