出世の石段は正面からだけじゃない

先日、2年半ぶりくらいに愛宕神社に行った。
毎年6月下旬には「千日参り」で行列ができる神社だ。

この神社は丘の上にあるため、目の前にあるVolvoから階段を登っていくと、オールスター感謝祭の「心臓破りの坂」的な勾配に立ち向かうことになる。
600段以上続く、香川の金刀比羅宮(こんぴらさん)とは違った根気を求められる。

この勾配は、傾斜が40度あるらしく、誰かに後ろから支えてもらわないと登れないくらいだ。

レッツ&ゴーのグレートジャパンカップで、黒沢のブラックセイバーのせいで、コースが宙ぶらりんとなったなか、烈兄貴のソニックセイバーが豪のマグナムセイバーを後ろから支えて「トルクチューンモーターの力さ!」と言ったシーンを再現してほしいくらいである(ちなみに私はトルクチューンモーター信者だ)。

ちなみに、この石段は「出世の石段」と呼ばれている。意気揚々と登っていく人も見かけるのだが、そこまで急な勾配を登ってまで、出世をしなくてはいけないと思うと、むしろ、脇道でいいからコツコツ登りたくなる。

そして実際には、正面右手に勾配のなだらかな石段もあって、さらには車でも丘の上まで来れるから、出世には脇道も裏道もあるのだなあ、という寓意を感じないでもない。

何が言いたかったかというと「誰か私を支えて」「脇道から出世したい」それだけです。

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