ものみの塔聖書冊子協会の長年に渡る誤植「ナザレナジル問題」

2022.1.23郵送
2022.1.1 アメブロ先行公開

兵庫県川西市花屋敷会衆 佐藤禎士
神戸市甲南山手会衆 西村信一

主題にもありますように貴協会は長年に渡り、ナジル人と書くところをナザレ人と書いておられますから、長年エホバの証人に間違った事を伝えた事を詫び、速やかに改訂することを求めます。

まず、貴協会はこの資料で「ナザレとナジルを混同しないように釘を刺しておられます。
にも拘らず。

聖書物語の本54話によりますと
サムソンは、神がわたしをナザレ人という
特別なしもべにお選びになったという
ここは、「ナジル人」の間違いですよね?

というのもこの資料の
英語版では「Nazi rite」ナジライトとなっていて間違いではないので、単純に海老名の翻訳ミスではありませんか?

製本版では「ナザレびと」とおくり仮名をふっていて、ライブラリーではなく.org版での朗読も「ナザレびとという特別な…」と、何の迷いもなくそのまま読んでいます。

イエスはナザレ出身で「ナザレじんイエス」と読むのが通常です。

人を「びと」と読ませる時は、その人物の生業や信条を指すときに使い、「パリサイびと」「サドカイびと」「裁きびと」などという使い方です。
現代でも「送り人(びと)」「夢追い人(びと)」であり、じんのはずはありません。

一方、「じん」と読ませる時は出身地や民族・部族を指す場合に用いるので「イスラエルじん」「ギリシアじん」「サマリアじん」「エフライムじん」などという法則があります。「日本人(にほんじん)」「関西人(かんさいじん)」もそうです。

このようなわけで、聖書物語54話のナザレ人は、後に続く説明からしてもナジル人ではないでしょうか?

単なる誤植であればいいのですが、彼に私達が今回この誤植を指摘しても訂正されないのであれば。

1.これまで通り、「分かっちゃいるけどやめられない」意固地や下々の指摘に屈するかの意地。

2.貴協会自体がナジル人とナザレ人を混同し、違いがわからない。

3.ほとんどの場合貴協会は、こうした回答には「どうとでも取れる」など言いそうですが、「ナザレとナジルを混同しないように釘を刺しておられますから、「どうとでも取れる」や「ナジル人でもナザレ人でも大したことない」とは言えないでしょう。

この誤植は些細な間違いと言えば間違いですが、何か貴協会の態度や姿勢を垣間見るものですね。つまり些細な成員の間違いを許さないのに、こうした子供に向けた教育本の間違いを長年放置して来られたわけですから。

誤植の訂正を速やかにお願いします。

加えて質問します

これまで40年以上、この間違いについて、誰からも指摘がなかったのですか?

「成員たちの霊的福祉のため、寝る間も惜しんで精力的な奉仕に打ち込んでいる」と自称するベテル奉仕者たちも含め、20万人居る日本のエホバの証人の誰よりも誰よりも熱心に個人研究を行っていた人が、初めてこの間違いを指摘したのか?

すべて正確に返答していただきたいです。

公式朗読音声についても指摘します。

海老名ベテルにいる中でも、特に模範的なかたを朗読者に選んでいるはずですが、いくら文面にそう書いてあったとしても、実際に「ナザレびと」と発音することに、なんの違和感も抱かなかったのでしょうか?
朗読の特権を果たす場合は、ただ文面を正確によむだけでなく、文脈全体の意味合いを広く把握しておく必要があると、繰り返しすすめています。にもかかわらず海老名ベテルを代表する朗読者が、この程度のレベルだということでしょうか。

イエスキリストは弟子たちに「実によって見分けられる」と諭してらっしゃいます。

エホバの証人が言う「聖書教育活動」が、日本においてどのような実を生み出しているのか?とてもよくわかりました。

とはいえこのナザレナジル問題はキチンと回答して頂きたいです。

繰り返しますが、すでにあなた方自身が「ナザレとナジルを混同してはならない」と洞察で釘を刺しておられるのですから、「どちらでも良いんです」なんて回答は一切通用致しません。

佐藤禎士
西村信一

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