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宗教者間対話から考えるパレスチナ/イスラエルの平和

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第九弾】

 JVC会報誌「Trial&Error(通称TE)」で振りかえる「JVCパレスチナ事業の30年」。その第九弾となる今回は、2007年11月にパレスチナ/イスラエルからユダヤ教、キリスト教、イスラム教の宗教指導者で学識者のお三方を招いて行われた公開シンポジウムの様子をお届けしたいと思います。

このシンポジウムは、2007年に仏教系NGOネットワークであるアーユス仏教国際NGOネットワークの会員の方々がエルサレムを訪問、現地で宗教学者の方々と意見交換をしたことがきっかけで企画・実施されました。

当時パレスチナで「平和構築事業」を展開していたJVCでも、宗教者間対話を通じて、異なる者同士がお互いを理解し、ともに平和を願い、平和を実現するための努力をサポートできればと考えていました。

日本全国7か所で行われたシンポジウムは、合計約300名の方々にご参加いただき、対話や教育の必要性や平和の実現において宗教が果たす役割などについてともに深く考える良い機会となりました。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、そして日本から参加した仏教。それぞれの宗教で世界観は異なるものの、「神の前ではすべての人間は平等である」「ひとりひとりは尊厳をもった唯一の存在」といった共通の認識をもっていて、パレスチナーイスラエルの平和のためにともに尽力するという同じ思いを改めて感じることができました。

シリーズでは『Trial&Error(JVC会報誌)で振り返るパレスチナ事業30年の歩み』として、当時の事業や状況を紹介した会報誌の一部を掲載しています。
2007年に日本で行われた公開シンポジウム「宗教間対話から考えるパレスチナ/イスラエルの平和」において、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの宗教指導者・学識者の発言が書かれた記事です。ぜひご覧ください。写真をクリックすると記事が拡大されます。


2007年12月発行「Trial&Error」264号より抜粋


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