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WHO サル痘感染拡大に緊急事態宣言 計画されたプランデミックなのか? 意図されたインフォデミックなのか?

 私は専門家ではありませんから、専門的見地から、私の言うことは当たっていないのかも知れませんが、この約3年間に亘る、いわゆる新型コロナを巡る諸々の事象見聞と実生活上の経験がありますので、それなりに思うところはあります。

 サル痘についてです。

 まず、次の記事を通読してくださいますよう、お願いを申し上げます。今のところ、日経新聞の論調は比較的まともなので、一読する意味はあると思います。

[留意点]

サル痘の事象については、これまで75の国・地域で、1万6000人の症例が確認されたそうです。死亡は5人。現時点では、さほど恐ろしくない感が満載です。WHOによると、今回問題になっているサル痘患者には男性の同性愛者が多いとのこと(もちろん異性愛者や女性も罹患します)。この情報も不思議です。1980年代のエイズを想起させるものがあります。報道などで伝えられているところによると、今回のサル痘感染拡大事象では、ゲイやバイセクシュアルなど『男性とセックスをする男性(MSM=Men who have Sex with Men)』の間で発生したケースが多いことから、性的接触が感染の原因になっているのではないかと疑われているとのこと。こういった類の情報が最初に出てくる事実に、まず留意しておいたほうが良いと思います。

サル痘の症状については、感染すると約12日の潜伏期の後に、疲労感・発熱・体の痛み・悪寒・頭痛といったインフルエンザ様の症状が現れ、続いて、免疫系が感染を阻止しようとすることで起きるリンパ節の腫脹が見られるようになり、次に、通常は顔から始まり、腕・脚・手・足・体幹へと広がる厄介な発疹が現れるのが、これまでのサル痘のパターン。しかし、今回のサル痘では発熱や悪寒がなく、すこぶる元気だったのに、突然、発疹が1〜2個ほど(なぜか発疹の数が極端に少ない)出てしまうといった症例が報告されているとのこと。つまり、目立った症状が出ないことから、感染に気づかず、周囲に感染を拡げてしまっていると分析されています(新型コロナが無症状の人から拡がると言われ続けてきたのと似ています)。ここもまた、留意しておくべきポイントです。

サル痘の感染度については、人から人へ感染する頻度は天然痘よりも低く、また重症度も天然痘よりもかなり低いとされ、厄介な発疹は不快ではあるけれども、通常はそれほど重症化せず、2〜4週間で軽症のうちに自然に回復することが多いそうです。しかし、肺炎や敗血症などの合併症を引き起こすことがあり、年齢が低いほど重症化する可能性があるとのことで、どんな病気もそうですが、侮ってはいけないということでしょう。

サル痘の感染経路については、(1) 発疹患部や粘膜等との直接接触、(2) 感染者の衣服等との接触(タオルの共有などを含む)、(3) 呼吸器飛沫の吸入(空気感染ではない)、という三種類の経路が知られていますが、上述のように、今回の流行では、皮膚や粘膜が接触する可能性の高い性的接触が感染経路のひとつとなっていることが、なぜか強調されているように感じます。

サル痘が人から人へと感染するには、長時間の密接な接触を要することから、感染した人がほかの人に移すことはそれほど一般的ではないし、飛沫感染で(空気感染しないとされている)、どんどん広がっている事実はないとのこと。ただ、もともと人から人にはそんなにうつらないと考えられていたので、今回、世界的な拡がりを見せているのは不思議な状況であるとのこと。ここも留意ポイントでしょう。

サル痘ウイルスが変異を重ね、感染力が強まってゆく可能性はどうかと言うと、現時点では、それに見合う遺伝子の変異は見つかっていないようです。また、サル痘ウイルスは『ポックスウイルス』の一種で、DNAの配列が長く、そう簡単には変異が起こらないという性質もあるようです。ただし、今後、サル痘ウイルスが人から人へ感染してゆく途上で、もし人だけに感染するウイルスに変異すると、第二の天然痘となって人類を脅かすことになりかねないので、今の段階で”緊急事態”を宣言したということのようです。

[思うこと]

 タイミング的には、世界中で、新型コロナワクチンの接種が3回目~4回目〜になろうといったところであり、同ワクチンを何度も射った人は免疫不全や自己免疫疾患に至る危険性が増していますので、そのことと、サル痘の症例事象が、これまでにない世界的拡大を見せていることが全く無関係とは思えません。

 これから将来に向け、今回の、これまでのサル痘とは少し様相を異にする”新型サル痘”の蔓延が、第二の天然痘の災厄をもたらす恐れがあると”脅かされている”状況が、いったい如何なる計画や意図によるものなのか(あるいは計画も意図もないのか)を念頭に置きつつ、私たちは、この約3年間に亘る、いわゆる新型コロナを巡る諸々の事象見聞と実生活上の経験を活かし、強い疑いと深い考察を維持しながら、冷静に、かつ(早計に結論を急ぐあまり白黒を決めつけてしまうことなく)慎重に、事態を凝視してゆかねばならないと思います。