疑念の効能
Open Lesson覚書。
前回はハーモニーがテーマだったので、7月はユニゾン、そしてリクエストの赤子の発声。
"ユニゾン"は果たして可能なのか。
声を用いたユニゾンでは、完全に異なる楽器同士が集う。厳密な定義を採用すれば歌のユニゾンはユニゾンたり得ないのかも知れない。
あまりにも違う個々人が、協働し、一つのことに向き合うことは可能なのだろうか。
グループレッスンの時は、いつもそんなことを考えている。
誰かのひとりの説を採用してそれに合わせるのではなく、個々人の解釈や声を持ち寄って、新しい曲を立ち上げる。そんなことが、可能なのだろうか。
わたしは人を、疑っている。
音楽の力を、対話の力を、疑っている。
自分自身を、常に疑っている。
疑っているし同時に信じている。
だから学び、考え、試し、研鑽することを止めない。
本日のメニュ*
・warming up
・赤子の発声・表のハミング:声から言葉へ、音響の変化(by Deb Roy)
・Come Alive(Dry Bones):ユニゾン、そしてハーモニー。聖書のエピソードと古い曲の紹介。何に対して、どんな気持ちで、どう歌いかけるのか?歌詞解釈とシェア
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?