ハロー ハロー!



何を差し置いてもこの筆を取りたいと思ったので、今回は思いのままに書き上げます。おひさしぶりだね 言葉たち!



 




一人でレイトショーを見に行くのが好きだ。


ただ一人で何かに没頭する時間を作って、その余韻に浸りながら夜道を歩くのはもっと好きだ。喜びを、苦しみを「独り占め」している感覚を定期的に味わうことで、自分で自分を形成しているように思う。一人の時間 設けなければ身がどこかに刷り込まれていつの間にか喪失してしまう気、とまではいかないが この時間は大切にしたいものである。



もちろん誰かと行くのも、お昼に行くのも 好きである。むしろそれがあってこそ 夜・一人で 映画を鑑賞することに意義を見出せる。気づかなかったことに自分だけが気づいて、胸の中にそっとしまったり、誰かに伝えたり、こうして記したり。




まあ要するに、一人レイトショーは わたしの定期恒例行事 というわけである。





で、この定期恒例行事に大切な作品を鑑賞させていただいた。



「わたしは今から映画を見に行くぞ!」と言わんばかりの勇敢な足取りでたどり着いた上映10分前の劇場。レイトショーということもあり人はパラパラと散っていたが、わたしの胸の高鳴りは絶対に聴こえていたと思う。そんなほどに、予約した瞬間から駆け出したいほどの衝動に駆られていたのだ。




内容には一切触れることはないが、抽象的な感覚を脳の端々から引っ張り出し ここに記す。ネタバレ一切なし。





まず、こんなにも真正面から恋愛を浴びたのがひさしぶりで 一人でドギマギしていた。艶めきと煌めきを調合した彼は、本当に発光していた。冗談ではなく、絶対に光源だった。



愛を抱きしめて 携えていきたい気持ちが芽生えた瞬間はここ最近、ずっと見当たらなかった。1日をふっと乗り越えて帰宅した瞬間の脱力と、冷えた飲み物が全身に染み渡る感覚を繰り返し ようやく七月も半分を過ぎたな、このまま終えられたら万々歳だ と思っていた。それがここにきてこの刺激、自らの意志で向かったにも関わらず、正直体は驚きすぎて 上映終了後に立ち上がるまで時間を要した。





何を抱きしめていいのかわからないけれど、ハニーレモンソーダという作品に宿った愛は こうして言葉にすることで明確になるかもしれないという淡い期待を抱き、こうしてここに記し続けているわけなのだが……



丸ごと愛おし過ぎて大変だ。




大好きな人が大画面の中で息をして、動いている様をまじまじと見つめることはこんなにも素晴らしいことなのだと痛感した。現に、余韻の中で生きているわたしは全てが輝いて見えている。光をこちらにも宿してもらって、わたしもまた、何かに光を宿して見ている。なんて素敵な世界線。



全部が綺麗で、映像の作品に込めた願いも祈りも丁寧に作り上げられていて。




金髪の彼の成長を1から辿ったわけではないのに、ずっと煌めいた世界で生きていてほしいと思ってしまった。狡いかもしれないけれど、幸せに生きなきゃもったいないじゃない。一度きりを圧倒的一位に据えたい。間違いなく、わたしの心は動いた。大きく、ゆっくりと。





元から大好きな作品だったので、実写化、そして演じる人物のニュースには心底驚いた。次ぐ主題歌決定のニュースにも、胸が躍った。初めてその情報を知った時から考えると、かなり時間が経っているんだな。なんだ、その間にも彼らは大成長を遂げているじゃないか。時の流れよ、わたしを置いていかないでおくれ。




そうこうしているうちに世に出た主題歌、おめでとうHELLO HELLO。増えた宝も全部持って未来へ向かおう。新しい黄色、新しいみんな。欲張りでいいじゃない、なんていったって9人なんだからさ、沢山のものを持っていけるよ。




あと、何度見ればわたしは気が済むのだろうか。
ハンカチを握りしめて鑑賞していたことは、ここだけの秘密で。








追記:Grandeur ミリオン達成おめでとう。困難をともに乗り越えた作品がこうした一つの目標を達成できたこと、非常に嬉しい。数字が全てじゃないという声もあるだろう。でもわたしは、数字がものをいう瞬間だってあると思う。この数字が効力を発揮すること、ゼロではないだろう。可能性がゼロでないものを捨て切るのは勿体ない。大切な結果。なんていたって初なんだもの!ひとりじゃないって最強だ!おめでとう!




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