MJのために泣いた日w

18の時
学校のサークル活動でフィリピンにボランティアという名目で
私は日本から初めて出た

日本から出てみたかったからと
たぶん、善意の活動だから行ってもいい気になったのと、のんとなく出る理由になるのと
失恋をしたあとだったからだ


私のきっかけはいつだってよこしまだ
たてしまではない



そこで
私にそっくりだとそっくりだと
フィリピンの修道女たちが連れてきた
DV受けたてほやほやの女の子と向かい合った

言葉はもちろん通じない
彼女の片目は充血しており
変に赤く腫れ上がり
カラダにも傷があったと思うが
顔以外に見つめることができなかった


涙目で
両腕をずっと抱え
カラダを小さくして目の前に座る彼女は
私に似ていたのか

似てるかなと何度か笑いかけた
精一杯だった
それ以外に言葉は出てこなかった


シスターたちは
似ている、似ていると盛り上がる
涙目の彼女はやっと私を見つめて
少しはにかんで笑う


似てるかな?

どうかな、わかんないけど
似てるのかもね^^



その夜
先輩たちと話しが止まらなかった
なにを話したのだろうか
日本とのちがいや
感じたこと
観たこと
それぞれがそれぞれに観た感じた世界


その後、
それぞれ横並びで
かやの付いたベッドに入り
消灯したのだが

私は寝付けず




誰も助けられないじゃないかと
自問自答した

問い続けた


大金持ちになったら
世界中の人たちを助けることが出来るのか


マイケルジャクソンだって
出来てないのに!!!



本気で彼のことを思って
頭から被ったタオルケットの中で
声を殺して泣いた


あんなにやっていても
世界はまだダメじゃないかと
悔しいだろうなって
泣き続けた







それから数年後
なぜかMJは私の学校に極秘裏に訪問していた

もちろん極秘裏といえど
ニュースにはなっていたはずだ
私が知っているのだから





今、気づいた
彼はお礼に来てくれたんだと



私にはサポーターが本当に多いってゆー
頭がおかしいのかと心配されそうなお話


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