発てない

今日も何もしないうちに夕方になり、一日が終わる。何かをする気がおきないというべきか。
 生活をすこしだけ遡ってみよう。ソファから立ち上がってこのパソで記事を書き始めた今、その5分ほど前に寝室のゴミ箱中身をリビングのゴミ箱に空けた。その行為の20歩にもなら歩行でハァハァハッハッと息があがる。やむを得ずソファに延びたわけ。着座直後の指先SPO2値は95だが、1分も経たぬうちに81ほどに低下。このように身体を動かした後、苦しくなって静止したにもかかわらず酸素値が低下する理由が知りたい。主治医や在宅先生にも尋ねたのだが、もぉ忘れてしまったように十分と納得できない。そう、呼吸器の劣化状況と身体機能の関連を教えてくださる病理?に明るい先生にあたりたいなぁ と詮無い希望を持っている。
 入浴は疲れる。当然SPO2値の変動が大きい。バスタオルで拭き上げ素っ裸でベッドに倒れ込むと、70を切っている。1~2分で80台となり、3分~4分経過してようよう90台となる。入浴は毎日だが洗髪は数日おきになってしまった。腕を動かしたりの上半身の運動が呼吸能を悪化させるようで、今夜は洗髪の当たり日だから、すこし嫌なのです。
 入浴後、1か月前なら3分もあれば95には復帰していたのに、最近は肺胞?の劣化が進んだのかしら。肺胞壁が繊維化細胞(でいいのかな?傷跡のケロイドと同じものと納得しております)で厚くなり、O2の拡散を妨げているのだろう。肺を提灯にたとえたら、上品な美濃和紙が張られてあるのが健康体で私のは雁皮紙化してるのだろう。
 少しの動作でも倒れ込みたくなる現状では、〇〇をしようと思ってもその次の疲労が嫌でソファに延びてしまう。今朝まで遡ると、目覚めから40分ほどはベッドから発てない。ようやく着替えてリビングに向うに、洗面台の前を通り過ぎてしまう。歯ブラシを手にする元気がない。ソファに倒れ込んで10分以上は無意味にTV画面を見る。もぉ8:30頃になる・・・食欲のない朝食を済ませ、新聞TVを観るうちに10時頃になる。その間も、意識で○○をずっと引きずる貧乏性だから、勝手に余計に疲れてしまう。そうこうするうちに夕方になるのです。この病の特徴と言って良いのか、エエ顔色やないか と皆さんはおっしゃってくださる。たしかに、息苦しさだけで痛みなどによる悪相は表れない。難儀な病です。

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