今は天国にいる愛猫のこと

この度、まいどなニュース様にて
今は天国にいる愛猫マルヲのことを
ご紹介頂きました。

https://maidonanews.jp/article/14818879

Yahoo!ニュースにも配信して頂きました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/78cd6d52765f307686b202038d9763c33b9ff67d

私の自慢の宝物だったマルヲのこと
もし宜しければ、ご高覧下さい🙏

マルヲと共に暮らした日々を思い出し
涙しました🥲

目に見えない、形のない尊いもの・豊かさ

何も持たない野良猫だったマルヲに
沢山のものを与えてもらいました✨

⭐️⭐️
以下、マルヲが亡くなった2016年のFBから再掲
〈最愛のマルヲの事 長いです〉

私事で恐縮でございますが、愛猫のマルヲ、腎不全で先日息を引き取りました。たかが猫ごときで、と笑われるかも知れないですが、マルヲが如何に良い子だったか、自慢させて下さい。

2003年頃、ノラの三毛猫ママがまだヨチヨチ歩きの子猫2兄弟を連れて家の前に現れました。
利発そうな白黒鉢割れと、大きな目の困り顔の臆病な茶トラの兄弟。
それがマルヲとの出会いでした。
当時初めて猫を2匹飼い始め、保護猫も1匹抱えていた私は、
「この子達可愛いな。でも可哀想だな。どうしてあげたら良いのかな。取り敢えず、このママ猫と仲良くなって、触れるようになれば捕まえて避妊手術だな。」と思いながら漫然と毎日ゴハンを上げていました。
ところが間も無く、ママ猫は子猫2匹を残して交通事故で亡くなってしまいました。
「この子達、こんな小さいのにママが亡くなって可哀想だな。でもなかなか触らせてくれないな。男の子だからまあゆっくり仲良くなれたら良いな」とまだノンビリ漫然とゴハンを上げてました。

しかしある日、2兄弟が痩せた小さな女子猫を連れて家の前に現れました。そして、自分達も腹ぺこの筈なのに、その女子猫にゴハンを譲り、先に食べさせているではないですか。
まだ幼い不遇な小さく弱い者が、より不遇で小さく弱い者を護り、寄り添い、分け与える。
その姿に、文字通り身震いするほどの感動を覚えました。
そして「絶対にこの子達をご近所の厄介者にしてはいけない!子猫が増えたらヤバい!」と火が点いた私は、あちこちに問い合わせ、人馴れしていない猫を手術に連れて行く為の「捕獲器」という物の存在を初めて知り、その日のうちにとある愛護団体様から着払いで貸し出して頂く手配をし、産まれて初めてTNRと呼ばれる事をしました。
その後も、喧嘩で負けて怪我をする事多数で、外猫として要領良く上手く生きていけていない感じのマルヲを、足を怪我したのか地面を這っている時に保護できた時には3歳頃になってました。
苦労続きで臆病だった彼を触れるようになるまで2〜3年ほど掛かりました。
マルヲと暮らす日は毎日が贈り物のようでした。物問いたげな大きな目を恥ずかしそうに困ったように瞬かせ、遠慮がちに寄り添ってくれたり、食いしん坊で、ゴハンの用意を始めると光の速さで走って来たり、丸々太ったお腹丸出しで眠ってる姿を見るだけで家族が笑顔になり、家の中が温かく、明るくなりました。


自分の事はいつも後回しのマルヲは、他の猫が怒ったり機嫌悪くしてたら、走って行って慰めてました。
私のムリチューにも困り顔で付き合ってくれてました。悲しい事があった時は、マルヲのお腹に顔を埋めて泣き、慰めてもらいました。
穏やかで、健気で辛抱強く、控え目で、優しい、本当に本当にとても良い子でした。

マルヲの体調の異変に気付き、受診した時は既にかなり腎臓が悪くなっていました。
早く病気に気付いてあげられなかった自分が許せず、「この子が死んだら私も死にます💧」と見苦しく取り乱し、先生や猫師匠達を困らせ、呆れさせてしまいました。
でも、マルヲを不安にさせてはいけないと、絶対にマルヲの前では泣かない、精一杯笑顔でいようと決めておりました。
色々なお誘いをお断りし、猫活動も師匠達に丸投げしたり病院への送迎をお願いしてご迷惑をお掛けし、休診なのに無理を言って名医の先生に診て頂いたり、外出も最小限にし、ストーカー並に付きっ切りで、毎日針を刺して輸液、ゴハンを自力で食べられないマルヲに数時間ごとにシリンジで強制給餌という生活を続けてました。
ある日、マルヲは流動食を嘔吐しました。次の給餌をする為に痩せてしまった体を抱っこをしようとしたら、「もうやめて下さいよぅ」と哀願するように鳴き、強く拒否しました。
アホな私はその時になり、
私ではなく、
マルヲが私を精一杯気遣って、私がマルヲに執着するあまり強いていた痛い輸液や苦しい給餌を今まで必死で我慢してくれていた事、
マルヲとのお別れが避け難く、迫っている事にやっと気付きました。
色んな感情が一気に込み上げ、初めて大声で
「マルヲごめん!今までほんまにありがとう!いっぱい我慢させてゴメン!もう頑張らんでも我慢せんでも良いよ。でも死んだら嫌や!死なんといて!マルヲ大好きやで!ママの寿命あげるから、ずっと一緒におって!」と支離滅裂な事を言いながら泣きじゃくってしまいました。
そんな私をマルヲは優しい困ったような、はにかむような大きな目でじっと見つめていました。
その僅か半日後、マルヲは息を引き取りました。最期まで自分の事は後回しだったマルヲは、私の覚悟が決まるまで待っていてくれたのだと思ってます。
こんな分かった風な事を書いてますが、
マルヲが大好き過ぎて、今でも、マルヲが少しでも食べてくれるかも?とお財布がペラッペラになるまで買い込んだフードやサプリの山や、部屋中に並べた猫ハウスや毛布を見ると涙が止まりません。
二晩マルヲの亡骸を抱いて眠り、いよいよ荼毘に付す時、
「マルヲ、すぐにまた産まれてきてな。絶対すぐに見つけて拾って家の子になってもらうから。絶対すぐ見つけるから!」と伝えました。
マルヲの定位置の座布団の上にマルヲを探してしまいます。
もう、泣き過ぎて顔パンパンで不細工全開です。(笑)

可愛い・可哀想だけでなく行動する事、優しさ・強さ・守る事、慈しむ事、与える事、思い遣る事、寄り添う事、受け入れる事、言葉にすると陳腐になりがちな美しく、大切な事を、全く気負わず小さな体で身を以て私に沢山教えてくれた人生の師匠でもありました。

マルヲ、私はマルヲみたいに、周りを思い遣り、照らして温める、守れる存在になれるかなぁ?
私、KYやし性格キツイし意地悪やからまだまだやな。


このままやったら確実に地獄行きやから、マルヲと天国で再会できるように頑張るわ(笑)
マルヲほんまにありがとう!
マルヲに会いたいなぁ〜💕

#大切なことは目に見えない
#猫が教えてくれたこと

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