2020/2/16 シティリーグ神奈川 ベスト8 ピカゼク 備忘録

0.ご挨拶と戦績

まずは記事の閲覧ありがとうございます。お初にお目にかかります。Jusef55と申す者です。どうでもいいところで実は読み方がジュセフじゃなくてユーゼフだったりします。生まれも育ちも日本です。

きちんと統計を取ったデータに基づいた訳でも実績のある訳でもないので基本的に無料とさせて頂き、後書きのみ100円と致します。

挨拶はこのあたりにして、戦績はこのようになっております。

ハマロコシティ
1.スピザシ 6-3 ○ 後攻
2.三神ザシアン 6-3 ○ 後攻
3.ドンファン 1-0 ○ 後攻
4.モクナシ 3-0 ○ 先攻
5.ピカゼク 0-6 × 先攻

決勝リーグ
1.ピカゼク 6-3 ○ 先攻
2.子ズガ 5-6 × 先攻

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出場者70人中予選10位通過、決勝リーグ2回戦負けのベスト8となります。

1.デッキレシピと解説

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ピカゼクにおいてデデンネの枚数は好みによって分かれる印象を受けますが、それとサンダー以外の雷ポケモンはほぼテンプレ通りだと思います。その他で特筆すべき点はジラーチを採用していないことでしょうか。それでは主なカードを解説していきます。

・ピカゼク2枚…最早語ることもありません。このデッキの根幹となるカードです。如何に早くフルドライブを撃てるかが勝負です。個人的にサイド落ちケアとしての2枚であり1試合で2枚使うことはほとんどありません。コケコ、パルスワンの登場により2枚目を場に出す機会は更に減ったと思います。

・ライライ1枚…フルドライブ後の優秀なサブアタッカーです。ゼラオラがいるので入れ替えは容易であり、確定麻痺とフルドライブよりも僅かとは言え高い打点が魅力です。GX技も優秀で、パルスワン登場以前はデッキ内最高火力でありタッグチームを一撃で飛ばせる火力要員でもあります。ブロッキング後のタチフサグマを麻痺させることも出来ます。

・ゼラオラ1枚…迅雷ゾーンにて重めなピカゼクの逃げエネを0にしたり、ライライやサンダーの技の条件を満たしやすくするカードです。サポート性能に目が行きがちですが、プラズマフィストの火力も160とフルドライブ以上でありアタッカーとしても使える1枚です。元々はサイド落ちとグレキャで呼び出されて倒されるケースを想定して2枚入れていたのですが、ポケモン入れ替えを採用し1枚に減らしました。時々2枚欲しくなる時があります。

・デデンネ2枚…サポート権を使わないドローソースです。デデンネで手札を補充しつつデンジで好きなグッズを持って来る動きが強いです。序盤に回す時以外でも、中盤〜終盤に使うこともあるのとサイド落ちケアの為に2枚です。ビリリターンGXはごく稀に使います。

・コケコV1枚…フルドライブ後の3エネで200点を叩き出せ、グレキャ等のGX関連の妨害に引っかからないアタッカーです。エレパ1枚でフライパン無しのザシアンを倒せますが、鋼抵抗はありません。倒されてもサイドが2枚しか取られないことや逃げエネが0であるところも含めてフルドライブ後のアタッカーの中では優先度はかなり高いと思っています。こいつがサイド落ちした時やクイボに触れなかった時はライライを使いましょう。

・パルスワンV1枚…1エネ送電で後攻の動きをサポートするだけでなく、中盤以降のエネが溜まってるところで青天井火力を狙える1枚です。手張り+付け替えorサンダーマウンテンで下技を撃てる為、他のアタッカーと違って奇襲性が高いのも強みです。コケコVと同じくサイドの調整が可能です。

・サンダー2枚…ピカゼクにおいて0〜1枚が主流の中2枚採用は珍しいかと思います。相手の進化前種ポケモンやジラーチを落とすのが主な役割です。コケコVやタッグボルトと合わせることで280点を容易に出せるのでサンダーで先に攻撃することで主戦力が無傷のまま相手のタッグチームを倒すことも出来ます。エレパ1枚では120ラインに届かないのでそこに重きを置くのであれば元気の鉢巻きの採用もありだと思います。相手によって使う使わないがはっきりと分かれるポケモンです。地味に闘抵抗を持っていますが、元々のHPが110と低めな為発揮される場面はほとんどありません。

・コケコPS1枚…このポケモンがいないと始まりません。初手でエネルギーを2枚トラッシュすることを意識しつつクイボでサーチしてやりましょう。後攻でサイドに落ちていた際は大人しくパルスワンを使います。

・ヤレユータン1枚…デデチェンジや博士の研究からエレパ、リセスタ、グレキャを守れるカードです。1枚だけとは言え新たなカードに触れるので悪足掻きとしても使えます。とは言えベンチを圧迫するのでとりあえず出しておけば良いというカードでもないです。

・マーシャドー1枚…リセットホールのマーシャドーです。先1で混沌のうねりを使われた時が主な使用どころです。その他にも後半に余ったクイボをスタジアム破壊に使えるようになったりします。UB相手では最悪攻撃することもあるので頭の片隅に入れておきましょう。

・デンジ3枚…4枚にするか悩みましたが博士の研究を3枚にしてこちらも3枚に。それだけ強いカードです。状況に応じたグッズを持って来られる、エネをを持って来られる両方とも強い効果です。クイボ、入れ替え、キャッチャー、エレパあたりが勝ちに直結してきます。

・博士の研究3枚…7枚引ける強力なドロソです。多少はエネをトラッシュしておいた方が良いこと、盤面が整っていれば使わないカードもそこそこあるとは言えエレパを使わざるを得なくなるのが痛いです。それでも7枚引けるのはやはり魅力的です。

・マリィ1枚…手札干渉用のカードです。序盤に相手を妨害する暇があったら自分の場を整えたいので最低限の1枚です。子ズガを相手にする時はリセスタ共々大切にしましょう。

・グズハラ1枚…サンダーマウンテンに確定で触れる唯一のカードです。タッグコールでサーチ出来るサポートでもあります。序盤以外に使う場面はほとんどないので1枚です。

・ポケモンキャッチャー2枚…カスタムキャッチャーでない理由はジラーチがいないので揃えづらい、デンジで持って来て単体で使える、マリィやリセスタに強い等があります。個人的にグズマのない現環境で2枚+グレキャは最低限必要だと思います。決まった時のリターンは非常に大きいです。

・フラダリラボ1枚…ジラーチのボードや大きな御守り、風船、フライパンあたりを抑制する為のスタジアムです。シャドーボックスのミミッキュを採用するのであればMMの隠密フードも無効化出来るのも強みかもしれません。その他で言えばズガアゴや子ズガの島巡りの証でしょうか。こちらの御守りも無効化してしまうので相手のデッキによって展開するかどうかを判断するカードです。ジラーチの入っているデッキは基本的に入れ替えも多投されているので、入れ替えを強制出来るのが強いと取るか、はっきりとしたジラーチ対策になる訳ではないので弱いと取るか微妙なところです。

サポートやグッズに関してはほとんど平均的なピカゼクと同じくらいだと思います。


2.対戦の詳細と所感

緊張により所々うろ覚えなところもあり、大筋での解説となっております。

・初戦 スピザシ ジャンケン負け、後攻
ザシアンでスタートで後ろにガラルニャースを展開してくるも、手張りはなしでふとうのつるぎも不発に終わりました。こちらはゼラオラスタートでコケコもサイドに落ちておらず後1フルドライブには至らないものの次の番でフルドライブ出来るくらいに回る。
フルドライブ後はテンポ良く進みジラーチやザシアンを倒していき危なげなく勝利。6-3

【所感】三神ザシアンかと思いきやスピザシでした。スピザシ相手であればふとうのつるぎ次第ではありますが、鋼抵抗もあるピカゼクは大分有利に立ち回れると思います。御守りがあればニャイキング×2+戒めでも260となり240+30のピカゼクが落ちなくなります。


・2回戦 三神ザシアン ジャンケン負け、後攻
お互いのスタートは忘れてしまいましたが、お相手が後ろに三神を展開してきてオーロラエネ×2でオルジェネしてきたのは覚えてます。こちらはフルドライブ後にコケコにエネを付けて応戦、ジラーチを落としフライパンザシアンもラボで無効化しつつ落としますがコケコも落とされサイド3-3。途中ニャイキングも展開され、キャッチャーで表を出されたらデデンネ落とされて負けまで行きましたがそれを回避し逆にグレキャで後ろの手負いの三神を呼び込み何とか勝利しました。6-3

【所感】オルジェネ後でもニャイキング込みで260までしか出ないのでコケコではなくラボを展開せずに御守りライライ等で戦うべきだったと思います。完全にプレミですね。練習と勉強不足です。クラハン多投の三神ザシアン以外には基本有利だと思います。オルジェネの返しに三神を落とせると大分楽かと。


・3戦目 ドンファン ジャンケン負け、後攻
お相手がミュウスタートでそのまま番が回って来たのでクイボ、サンダー、手張り、入れ替えで勝ちでした。1-0

【所感】ドンファン自体は登場当時に自分で組んでいた為、初見殺しはされませんでした。普通に戦った場合、ピカゼクかライライでスタートすると相当苦戦を強いられると思います。道場+ディアンシー+弱点でサイドを先行していると1回目のローリングスピンから260となり、2回目以降はピカゼク側に受けられるポケモンがいなくなります。フルドライブを撃つとギリギリポーションやハッスルベルトの発動条件も満たしてしまうのでピカゼクでの攻撃は厳禁です。サンダーの枚数で変わってきますが、4-6か3-7くらいでピカゼク側の不利だと思います。イージーウィンが拾えたのはラッキーでした。とはいえまず見ない相手なので警戒する必要はないでしょう。


・4戦目 モクナシゴリランダー ジャンケン勝ち、先攻
お互いに手札が事故って序盤に少々もたつきましたが、こちらの方が早く立て直しフルドライブまで行けたところでお相手が投了。3-0

【所感】モクナシゴリランダーはVMAX採用型が一定数会場にいるように感じました。今回当たった方はVMAXは採用せずに草バレットのような型だったそうです。対モクナシではスーパーグロウの返しでフルドライブを撃つことが出来れば、安らぎハリケーンの回復をエレパ1枚で帳消しにしてモクナシは突破出来るかと思います。スーパーグロウ時にゴリランダーが展開しゴリランダーVが後ろにいて、尚且つエネルギーが1枚以上付いている場合だと雲行きが怪しくなります。ダイレンダの280点を耐えられるこちらのポケモンは御守りライライのみですが、展開速度で負けなければ十分戦えるかと思います。このあたりも勉強不足ですね。


・5戦目(予選最終戦) ピカゼク ジャンケン勝ち、先攻
相手のデッキは前の対戦後に見られたのでピカゼクだと分かっていた為先攻を取ったが、後1フルドライブを決められテンポを取られあっさりと負けました。動きとしても相手の動きを1ターン遅れでなぞるような形でしか動けず、良いところがありませんでした。0-6

【所感】ピカゼクのミラーマッチでは先にフルドライブを撃った方がほぼ確実に勝てると思います。後1フルドライブの可能性はお互いにある為、先攻後攻のどちらでも勝てる可能性はあります。とは言え後1フルドライブはかなり上振れないと達成出来ないので確率的には先攻の方が若干有利だと思います。

ここまでが予選の流れとなります。
4戦目の時点で全勝卓は自分を含めて超MM、インテレオン、ピカゼク×3、子ズガ、炎バレット、モクナシゴリランダーが残っていました。ピカゼクの多さは妥当な気もしますが、超MMが思ったよりも少なかったことや三神ザシアンがいなかったことは意外でした。続いて決勝リーグの解説です。


・初戦 ピカゼク ジャンケン負け、先攻
お相手はマーシャドースタートで手札も厳しそうな様子でした。こちらは先攻2ターン目でフルドライブを撃つことができ、尚且つキャッチャーで2回表を出してピカゼクを落とせたので終始有利に立ち回れました。途中で手張りで育てたライライにピカゼクを落とされましたが返しでコケコVとエレパ2枚を使ってライライを落とし無事勝利。6-3

【所感】お相手のピカゼクはカスタムキャッチャーやジラーチを採用している型でした。対戦後にお話を聞いたところ、コケコがサイドに落ちていたそうで、キャッチャー含めかなり運に助けられた試合でした。予選最終戦でのお相手が使っていたピカゼクも似たような型だったのでピカゼクの主流はあちらの方なんだと感じました。


・2回戦 子ズガ ジャンケン勝ち、先攻
マリガンを4回され手札が充実していたにも関わらず、デデンネを使わないと動けないような状態でした。最初のピカゼク以外タッグを使わないことを心がけて動いていましたが、ヒートファクトリーとオドリドリによって手札補充をされ毎ターン火の玉サーカスを撃たれ、最後はズガドーンGXのバーストGXで負けました。5-6

【所感】やはりサイド差をあっという間に覆されるのが厳しいですね。ミュウを大事に動かれていたので最後までGX技は使いませんでしたが、ライライの技を使ってサンダー等を出せばサイドの調整も出来ていたかも知れないと対戦の終盤に気付きました。後の祭りですね。結果論ですが、お相手のデッキにはキャッチャー系統のものが入っていなかったようなのでそちらの方が良かったと思います。フラダリラボとグレキャを揃えて後ろの島巡りオドリドリを引っ張らないと勝てないという一心で回していましたが、それ以前に子ズガ相手の立ち回りやデッキ理解が低く、練習不足が目立つ試合運びになっていたと思います。

以上が自分の全試合の全貌となります。また最終的に、
1.子ズガ
2.超MM
4.子ズガ、ピカゼク
という結果で今大会は終了しました。


3.終わりに

ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。初出場でこの結果であれば良くやった方かとも思いますが、やはり悔しいものは悔しいですね。ピカゼクというデッキ自体はまだまだ強いことを再確認出来ました。この記事がこれからピカゼクを組もうと考えている人や、既にピカゼクを使っている人、ピカゼクへの理解を深めようとしている人へ少しでも参考になればそれ以上に嬉しいことはありません。何かご意見等ございましたら、お手数ですが筆者のTwitter(@jusef55_pokemon)までよろしくお願い致します。

それでは一旦ここで締めとさせて頂きます。良いポケカライフを。

EX.おまけの後書き、ジラーチ抜きピカゼク使いの雑記

ここでは本文では敢えて書くようなことでもないかと思ったような一個人としての意見や、登場当時からピカゼクを使ってきた者としての雑多な思いを書き連ねていきます。誰がどこに価値を見出せるか分からない為、ジャンクな情報としてこの蛇足は有料とさせて頂きました。それでは、ジラーチの入っていない理由やこのピカゼクデッキの成り立ちを説明していきます。

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