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起業家4年目―、これからの5年間を僕の「全盛期」にします。
はじめまして、前田儒郎と申します。
高校時代からの友人・萩原鼓十郎と一緒に株式会社ソラジマというコンテンツ作りの会社を創業し、経営しています。
これまでは特段SNS発信というものはあまりせずに、ただがむしゃらに事業を成長させることに向き合ってきました。
でも、今日は僕が起業家としてこれまでやってきたことと、これからの挑戦・覚悟について綴りたいと思います。
少し長いですが気持ちを込めて書きましたので、良ければ読んでくださると嬉しいです(5000字なので10分くらいで読めると思います)。
起業してから4年目に入ろうとしています。
2019年2月に正式に登記したソラジマですが、その数ヶ月前から事業作りを始めていたことを考えるとかれこれ今年の冬で自分の起業家人生は4年目に突入しました。
もちろん先のことなんてわからないけれども、20年後も30年後も自分は経営者として戦い続けているんじゃないかなと思っています。それほど自分の性分には経営が合ってると思うし、居心地が良いです。
でも、そんな長い経営者人生の中で僕は今から始まる「5年間」を、自分の全盛期だったと未来永劫語りたいと思っています。そのような「5年間」をこれから走り抜けます。
20年後の経営も30年後の経営ももちろん楽しいと思うけど、とにかく、まだまだ安定もせず本当に会社が大きくなるかどうかもわからない今のこのフェーズを生涯最高速度で突っ走らなかったら、絶対に一生後悔する気がしています。
だから今、走ります。
株式会社ソラジマって何してる会社?
僕と萩原が一緒に創業した株式会社ソラジマは、普段はSORAJIMA Studio(ソラジマスタジオ)というブランドでYouTubeアニメやWebtoon(=縦読みマンガ)を創っているコンテンツ・スタジオです。
今や当たり前となったスマホを中心とする「デジタル領域」から21世紀を代表するようなバカでかい大ヒットコンテンツを生み出してやろうというがソラジマの魂胆です。
僕たちが子供のころ、デジタルじゃない領域(例えばマンガ雑誌とかTVアニメとか)、から『ONE PIECE』『ドラゴンボール』『ドラえもん』というミラクルコンテンツが生まれたことを考えると、今の時代、絶対にデジタル領域からこういうコンテンツが生まれてくるはずですよね。
最初は自分と萩原の2名のみで家賃2万円のシェアオフィスから始めたソラジマですが、今や専属ディレクター16名、所属クリエイターは地方在住の方まで含めると約140名という規模にまでなりました。
「面白いコンテンツを創りたい」という強い想いを持ってソラジマに入ってくれたメンバーがコロコロコミックの大人気作品をYouTubeでアニメ化して子供たちに届けていたり、
学生のうちに作品誕生の瞬間に立ち会いたいという強い意思を持った大学生の女の子が大切な就活の時期に心身削って作り上げたWebtoon(=縦読みマンガ)が連載開始1週間でComicoでランキング1位を獲得したり、
ソラジマには今、こういう人たちが後世に作品を残していくんだろうなぁという頼もしい仲間たちが集まってくれています。
起業してからの怒涛の日々→今や信頼できる仲間ができました
今や、面白いものを作ろうとオフィスのあちこちで開戦している白熱した企画会議の声がうるさくてオンライン会議を静かに行う場所すら無いソラジマですが、
先程も述べたとおり、最初は萩原と2人、家賃2万円のシェアオフィスから始まりました。
(▲創業直後の写真:右も左も分からないまま事業的な何かをとにかくワチャワチャやっていた時期…)
当初は「世界に出ていける大きなことをやる」という約束だけ二人で交わして、何をやるかは走りながら考え続けました。
最初からデジタルコンテンツ領域を狙い撃ちした―、とカッコよく言いたいところですが、経験も何もない僕らでは、会社が潰れないように走り続けることだけで精一杯でした。
僕はソラジマを創業する前、もともと起業して一旗上げようと思って世界的な大都市フランス・パリに渡っていました。
一方で萩原の方は新卒で入った三菱商事という大企業を辞めて、大学時代に山岳部主将だった経験からネパールにある人類未踏の山に挑戦し見事に登頂を果たした人物です。
(▲ネパール・ラジョダダ山に登頂の瞬間=中央が萩原)
僕は僕でパリでの野望を道半ばで投げ捨てて帰国しソラジマを創業していて、萩原は萩原で人類未踏の山以上に高い果てしなく難しい山に挑戦するためにソラジマを創業しています。
僕の最低条件は「パリでやろうとしていたことよりもずっとデカイことを達成する(じゃないと帰国した意味が無い)」、
萩原の最低条件は「人類未踏の山に登頂するよりも果てしない目標に挑むこと」、
ソラジマを世界的な会社にするというのは、二人の最低条件の共通項から生まれたものでした。
そうして、何をどうすれば事業が成り立つのか右も左も分からないまま走り続けた結果、創業から約1年弱、僕たちはついに「コンテンツ」という領域に出会います。
当然ですが僕も萩原も子供のころからマンガもアニメも大好きです。僕はパリの起業生活で辛かった時、よく『ONE PIECE』のアニメを見てはルフィに力をもらっていましたし、萩原は人類未踏の山に登る前のキャンプで『キングダム』を読んで己を奮い立たせていたのだとか。
ただ、あくまで「消費者」でしかなかった僕たちが、コンテンツ創りという事業に出会った時、何かがしっくり来ました。
(▲創業から約8ヶ月、コンテンツ事業に着手し始めた頃:家賃2万円のシェアオフィス)
日本という小さな島国で生まれたマンガが地球の裏側の子供たちにまで夢を与え、何十年も前の作品がいまだに僕らの心を満たしてくれている。
空間軸でも時間軸でも人々に影響を与え続け、しかもリソースが限られた僕らみたいな小さな会社でもそれにチャレンジできる―、小さい会社なのに世界的にドデカイことをやりたいという矛盾を抱える僕らにとっては「これだ!」と思わせる何かがありました。
ただ、当然僕らは何かを創れるクリエイターではないため、スタジオの経営に徹し、クリエーションは仲間に託すことにしました。
「今世紀を代表するコンテンツを創る―。」というミッションを掲げるソラジマの想いに共感してくれた人たちが集まり、今では彼らは信頼して背中を預けられる仲間になりました。
マンガ・アニメ業界に今起きていること→ソラジマの挑戦
今更言うまでもないほどに当たり前のことですが、「デジタル」の普及で世界の各業界が著しく変化を遂げています。
もちろんマンガ・アニメ業界も同様です。僕が子供の時は、マンガと言えば紙、アニメといえばTVというのが当然でした。
一方で今やスマホで見る電子コミック・NetflixやYouTubeで見るアニメ…と様変わりをしていることはあえて言及するまでもありません。紙の書籍の流通を支えた本屋さんは今や全盛期の半分くらいに数が減っちゃってるのだとか…。
ソラジマのコンテンツを通しても、このような業界の変化の実態は感じ取ることができます。
たとえば、ソラジマがコミックスマートさんとの共同プロジェクトで運営しているYouTubeアニメ『女子力高めな獅子原くん』。
今やこのアニメチャンネルは登録者50万人超え&月間再生数3000万回超えの化け物チャンネルと化していて、もはや彼のことを「獅子原さん」と呼ばなくちゃいけないほどになっていますが、
この間、妻の実家に行ったときの話です。親戚の集まりで小学4年生の甥っ子とゲームをしている時に「そういえば最近ってどんなアニメ見てるの?」と聞くと、「獅子原くん」と即答で返ってきて、わかってはいたのですが改めて度肝を抜かれました。
同じようにマンガ業界にも異常な変化が起きようとしています。それがスマホに最適化された縦読みマンガ、Webtoonです。
Webtoonスタジオとしてソラジマが取り上げられた上の記事を読んでいただければ、Webtoonの波がどれだけ大きいかというのはお分かりいただけると思いますが、以下の3つの情報だけわかりやすくピックアップします。
・Netflixの大人気ドラマ『梨泰院クラス』の原作はWebtoonで生まれた
・Webtoonプラットフォーム「ピッコマ」を運営するカカオジャパンが今年5月に600億円の資金調達を実施し、時価総額がメルカリと並ぶ8000億円に
・ピッコマで連載されている大ヒット作品『俺だけレベルアップな件』は日本での月商が2億円を突破(←これが一番やばい)
尋常ならざる市場の爆発的成長に、コンテンツ界隈の各トッププレイヤーの方々が連続的に参入を表明しています。
こういった状況を見ればわかる通り、Webtoonによって、マンガ業界の何かがひっくり返ろうとしています。
起業して数年、いつ勝負のオールインをすべきか沸々と煮えたぎる心の熱を今じゃない今じゃないと抑制し続けて来ました。
リスクをとってドデカい勝負をしたくてスタートアップをやっているわけですから、お金も人も魂も、持っているリソース全てをぶっ込みたい気持ちをずっと抱え続けてきましたが、今がその時だとひしひしと感じています。
冒頭で述べたとおり、もちろん僕は20年後も30年後も経営はしていると思います。だから今回と同じような、もしくはそれ以上に大きな「勝負所」が今後もやってくるかもしれません。
でも、今この瞬間、確実に勝負所が来ているのに、20年後30年後に来るかもしれない勝負所のために体力を温存するような真似は、ドデカいことを成す男のやることだとは思いません。
だから、ここにオールインします。絶対にソラジマがこの領域の国内No.1スタジオになるし、国内を突き抜けて世界的なミラクルヒット作品を生み出します。そのためにできることはどんな泥臭いことでも全部やりきります。
そうじゃないと、僕が起業してここに至るまで応援してくれた方々に顔向けできません。
まだまだ仲間が必要です。
僕と萩原の2人が立ち上げたソラジマには、今や多くの優秀な仲間がいます。
古い体制のTV業界が嫌でソラジマに来てくれた人、とにかく何かが創りたいからと安定した大きい企業を切り捨てて来てくれた人、どうしても作品創りの夢が捨てられなくて遠方から転職してきてくれた人、
多くのチームメンバーに恵まれて全力疾走中のソラジマですが、
「今世紀を代表するコンテンツを創る―。」
このミッションを成し遂げるためには、まだまだ仲間が必要です。
ソラジマという会社名は『ONE PIECE』に登場する空島を元にして命名しました。
「空に島なんかあるわけねぇだろ」と笑い飛ばされながらも危険を冒して見事に空島を見つけたルフィたちのように、「そんなドデカい目標なんか叶うわけないだろ」と笑われながらもみんなで突き進めるように…という願いが込められています。
みなさん自身、もしくはみなさんの周りにこのような方はいませんか。
・本当は出版社に入りたかったけど狭き門で破れまったく別の業界で働いていてずっとモヤモヤしている方
・編集者になりたくて出版社に入ったのに配属リスクで営業や経理に回されてしまった方
・TV局や制作会社で働いてるが、古い非効率な体制で創作に集中できていない方
・強い創作熱意を持って舞台や脚本の仕事をしているがコロナの影響で収入が苦しく、創作力を解放できる場所を探してる方
・出版社に入りたくて、今のうちにとにかく連載に携わる経験をしてみたい大学生の方(※ソラジマではインターン生でも全裁量権を持って1千万円単位の予算を動かせます)
中途の方・第2新卒の方・新卒の方・学生の方、どなたでも大丈夫です。
ソラジマのメンバーになれば、大きな予算と裁量権を持って、何歳であろうと未経験者であろうと総責任者として全力でコンテンツ創りに取り組むことができます。
みなさんの中に「本当は創作がしたいけど環境的にできない方」はいませんか?絶対に一度お話しましょう。
もしくはもし周りにそういった方がいらっしゃればぜひご紹介ください。ご挨拶させていただきます。
ソラジマに来て良かった…と言ってもらえる自信がソラジマにはあります。ソラジマは創作が大好きなメンバーばかりが集まった、本当に楽しくて最高の会社です。
僕の5年間の「全盛期」に付き合ってくれませんか。一緒に走り抜けて時代を創りましょう。
ソラジマでのお仕事に興味がある方は僕のSNSからご連絡いただけます▼
Twitter : https://twitter.com/juro_maeda
Facebook : https://www.facebook.com/juro.maeda.1/
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