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自己肯定感大全集






サイエデュです。




皆さん、自己肯定感は高いですか?





普段Twitterを見ていると、


「自信が欲しい」
「周りの目を気にしない自分に」
「自分らしく・私らしく」
「明るく幸せな人生を」




こうした内容を1日に何度も目にします。本当に何度も。





人はだれしも、「こうなりたい」はあっても、「こうなれない」というもどかしさを抱えています。





では、「”本気で”こうなる」にはどうしたらいいのでしょう。






それは、「自己肯定感を高めること」です。






これら全ての根底になるのが、「自己肯定感」です。





自己肯定感が高まることで、他人軸ではなく、自分軸で生きられるようになります。





つまり、自分らしい人生をスタートできます。





友人のSNSを見て、自分と比較して落ち込んだり、できる同僚や友人と比べて「自分はできないやつだ」と自己嫌悪に陥ることも、みるみる内に減少していくでしょう。





他人から求められた理想のあなたではなく、自分のやりたいことを自分の責任でできる自分になれます。





ランチのメニューすら自分で決められない人は、メニューどころか、誰と・どこでランチをするかまで、自分の意思で決定できるようになれるでしょう。






また、自分のことを認められるようになるため、今の自分でも幸せを感じられるようになります。






「もっと年収が上がらないと、幸せになれない」

「結婚しないと、恋人がいないと、幸せになれない」






このように、今よりも素晴らしい自分にならないとという義務感や焦燥感とは、今日で縁を切りましょう。






誰かからの褒め言葉を素直に受け取れる客観性が生まれます。





このnoteを読み終えた後、きっとそんな自分に生まれ変われることでしょう。






これからの人生を加速度的に好転させていくために、自己肯定感は攻略必須ワードです。






このnoteが、あなたの人生の分岐点になれたら、幸いです。






※1 ぜひ、noteのハートマークのタップや引用RTをお願いいたします。実はめちゃくちゃ励みになります!(泣)





※2 最後に、本noteの効果をより高めるための「重要なお知らせ」があります。ぜひ最後までお読みください。






※3 音声での読み上げバージョンも添付しています(無料)。巻末にございますので、一度資料を読んだ後にも復習をしたい方や、通勤通学中の隙間時間に使いたい方は、ぜひご活用ください。












■第一章■自己肯定感とは?






そもそもの話ですが、自己肯定感とは何でしょうか?






自己肯定感=ありのままの自分を肯定できる力






自己肯定感が高い状態というのは、自分が自分であるということに満足し、価値ある存在として受け入れられる状態を指します。






卑下しすぎず、今の自分に満足できる。

しかし、それは惰性ではなく、むしろ挑戦や新たな行動への推進力になる。





このような状態を指します。







ポイントは、根拠のないポジティブシンキングとは異なるという事です。






自信過剰との違い




何も根拠のないのに「俺はできる」、「私は何でもできる」という誇大妄想と一色単に考える方が、たまにいらっしゃいますが、違います。





このような誇大妄想は、自分の気分をよくするための妄想になってしまう場合もあります。




何故なら、現実逃避であるかのように、自分にまつわるありとあらゆることを肯定してしまうからです。





確かに、自分を鼓舞したり、不安や緊張に打ち勝つ場合には必要な思考でしょう。





しかし、常に、このようなポジティブシンキングでいると、以下のような危険があります。




失敗から学べない
成長がなく、自分を甘やかし続ける
人間関係に困難を抱える
自己中心的な人に見えてしまう






一方で、自己肯定感とは、自分を受け入れ、肯定する力です。



思い込みや妄想によって完璧なまでに作り上げられた「虚像の自分」ではなく、ありのままの自分を受け入れた上で、「ありのままの自分で良い」「自分はかけがえのない存在だ」と「無条件」に自分を肯定することこそが、自己肯定感です。





自信過剰と自己肯定感は全くの別物であることを理解してくださいね。










自己肯定感が低いデメリット


さて、自己肯定感がないことで生じうるデメリットは、意外と多いのです。




貴方は、次のような状況に思い当たる節はありませんか?




・生きづらい
・自己否定感
・ネガティブ
・行動力がない
・マウントをする
・他人と比較しがち
・他人軸で生きている
・褒め言葉を喜べない
・子どもや周りにも悪影響
・自分にダメだしをすることが癖
・「あなたはどうしたいの?」と聞かれると困る
・失敗した時に、「なんて自分はダメなんだ」と自分自身を否定する




失敗した時に、自己肯定感の高い人なら、「今回は失敗したけど、どうしたらよかったのかな?」と考えます。




そして、行動や挑戦に対して肯定的なので、モチベーションも高いです。




また、PDCAサイクルをしっかり回せるので、失敗からの学びも多く、成長速度が速いのです。





一方、自己肯定感の低い人は、「なんで自分は失敗してしまったんだ」「なんてダメな奴なんだ」と、失敗した行動や挑戦したこと、さらには自分自身まで否定します。



そのため、挑戦に対して過度に臆病になったり、自分の行動や考えに対して、正当に評価できません。




結果的に、成長スピードも落ちてしまいます。






これが、自己肯定感の高い低いで生まれる「思考の違い」です。




自己肯定感が低い人が損をしがちだという事や、改善したら今以上の力が発揮できる可能性を秘めている事を理解していただけたかと思います。







自己肯定感が高まることで、他人軸ではなく、自分軸で生きられるようになります。





他人から求められた理想のあなたではなく、自分のやりたいことを自分の責任でできる自分になれます。





また、自分のことを認められるようになるため、今の自分でも幸せを感じられるようになります。





誰かからの褒め言葉を素直に受け取れる客観性が生まれます。












■第二章■自己肯定感の育まれ方






自己肯定感の土台となる自己受容感




自己受容感とは、ありのままの自分を受け止めることを指します。




自己肯定感は、受け止めたうえで、良しとすることを言うので、自己肯定感は自己受容感あってこそ成り立つと考えられます。






実は、もう少し掘り下げると、自己肯定感は、自己受容感だけではなく、自己効力感や自己有用感といった6つの要素から構成されているものと考えられています。




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引用元;https://lifehack-animation.com/self-esteem/







また、自分を肯定するとは、「自分を無理に好きになる事」とも違います。





自分を好きになろうとすると、どうしても、「この時の自分が好き」「これができる自分は好き」というように、自分の好きな私にばかりフォーカスして、自分を好きになろうとしてしまいがちです。




ですが、それは、自分の嫌いな私を相対的に否定することになります。



このように、無理に好きになるということが、時に自分が嫌な自分を否定することにつながります。




そして、この現象は、「土台となる自己受容感がしっかりしていないのに、自己肯定感ばかり高めようとした結果、生じる」と言えます。




自分を無理に好きになろうとせず、いい部分も悪い部分も「これも私だ」と受け止められるようになること(自己受容感の確立)を疎かにしないようにしましょう。










自己肯定感の有無の原因は親との関係




自己肯定感や自己受容感など、このような自分に対する認知は、幼少期の親の養育や家庭環境に、大きく依存します。




具体的には、「親にどれだけ承認されてきたか」です。





例えば、子どもの行動を叱っても、存在自体は否定しない親であれば、「自分を受け入れてくれる温かい存在がいる」と子どもは認知します。




そのため、子どもは「自分は人や社会から受け入れられるべき存在なのだ」という価値観を持つことができるのです。





一方で、ネグレクトや過剰に厳しい教育を受けた子どもは、「いい子にしていなければ、親に認めてもらえない」という過酷な状況を生き抜かなければなりません。




そのため、「自分は価値のない人間だ」「親の喜ぶ行動をしなければ」という義務感や無力感を持つのです。






参考ツイートはこちら
↓↓↓







「確かに、幼少期は、親との関係が大きく関係してくることはわかりますが、思春期や青年期になれば、友人との関わりや学校生活を通じて、価値観なんて塗り替わるのでは?」という声が聞こえてきそうですね。




しかし、答えはNOです。







心理学では、自己肯定感は基本的に0~3歳までに育まれるといわれています。




そして、3歳以降は、それまでに育まれてきた自己肯定感を基盤として、しつけや生活習慣が養われていくのです。




6歳以降は、勉強などがその上に乗っかってきますが、根底にあるのは、3歳までの自己肯定感です。



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引用元;https://www.10000nen.com/mailmag/4716/








余談ですが、例えば、”セミナーで同じことを教わったのに、それをうまく活用して成功に結び付けられる人と、全く効果がない人”って、よく目にしますよね。





先ほどまでの話を加味すると、この違いは、単に「行動するかしないか」以前に、「自己肯定感が低いから行動に移せない」という要因もあるのです。






そもそも、セミナーをするような成功者は、自己肯定感が高い人がほとんどです。





そういう方々の発する言葉に胸打たれるのも、やはり「自己肯定感がある程度高い人」です。





自己肯定感の低い人は、「どうせできない」とどこかで思ったり、失敗を過度に恐れて行動に移せません。(セミナー講師の言葉も、心に刺さっていないことが多いかも…)





自己肯定感が高い人からしたら、「怠けものだ」「甘えだ」と感じることでしょう。






しかし、これらの価値観の根底には「家庭環境」という根深い問題が少なからず多少あるのです。





それは、親元を離れても、親が他界しても、何十年たっても、一生消えない価値観です。





だから、「行動力がない」「ネガティブ」という言葉で片づけられるほど、簡単な話ではないということだけ、知っておいていただきたいと思います。




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人生の方程式



さて、本題に戻りましょう。




自己肯定感は幼少期で育まれ、それ以降は、自己肯定感を基盤として、他の価値観や能力が上積みされます。





そのため、私たちがこれから目をつけるべきは、「後天的に変えられること」です。







人生は、次のような法則で成り立ちます。




人生 = 先天的特性 × 環境 × 本人の選択





気質(生まれながらのその人らしさを示す行動・感情の傾向性)や体質は、先天的特性になるため、生まれながらにして決定されてしまいます。




よって、ここは変えられませんね。






しかし、環境と選択。この二つは、変えられます。




2つ目の「環境」に関して、家庭環境を変えることは難しいですが、家族と距離を置いたり、職場を変えたり、学校を変えたりと、変えられる要素を含みます。






そして、3つ目の「本人の選択」は、言うまでもなく、これからいくらでも変えることができます。





例え、先天的特性が低くても、他の2つの要素(環境・本人の選択)を高めることができれば、人生の満足度も爆上がりします。




逆を言えば、先天的特性が非常に高くとも、他の2つの要素が低すぎると、人生の満足度は普通かそれ以下にもなり得るという訳です。






以上より、後天的に変えられる事とは、「環境」と「選択」だと分かります。






さらに、環境も「変える」という”本人の選択”に含むとするならば、次のように言えるでしょう。





選択=『行動』を変えれば、後天的に人生を変えることができる






自己啓発本でも、心理学でも、教育雑誌でも、とにかく行動論が書かれているのは、根底にこの考え方があるです。





先ほど、「無理に自分を肯定するべきではない」という話をしましたが、自分の全てを肯定しようと頑張るのではなく、自分の行動や「やってきた事」を肯定してあげることこそが、論理的、且つ、望ましい『自己肯定感の上げ方』になります。






そして、行動を変え、それを日々の行動ルーチンにしていく。




この「習慣作り」も大切と言えるのです。





よって、今回は、行動と習慣の二側面から、貴方の自己肯定感を高めていきます。





最後にとっておきのお知らせもありますので、ぜひ最後までご覧ください。







では、習慣編から参りましょう。
















■第三章■自己肯定感を上げる「習慣」





まずは、日々の習慣作りから行きましょう。




実際の行動に移る前に、そもそも、なぜ習慣が大事なのか、もう少し掘り下げてお話しさせて下さい。








習慣化の威力


テキサス大学の研究によると、1日の生活の半分以上が習慣的な行動で成り立ちます。





驚きですよね。それもそのはずです。



実は、習慣化できる行動のうち、習慣だと自覚できる行動は40%に過ぎないといわれています。




わたしたちは、自分が自覚していない行動まで、習慣によって縛られているのです。




逆に言えば、習慣をコントロールできたら、人生の半分以上が自分の思い通りになるという訳です。





そう考えると、日々の積み重ねは大事ですよね。









小さな成功体験が習慣になる




「自己肯定感を上げるために、小さな成功体験を積みましょう」とよく耳にします。




この成功体験が習慣によって積み重ねられれば「昨日もできた」「今日もできた」「よくやった私」という良い循環が出来上がります。






逆に、できない続きになってしまうと、「できるはずなのにできないと思い込んでしまう」という現象が生じます。




これを「学習性無気力」と言います。





「できない」を続けさせないためにも、習慣を味方につけていきましょう。






習慣を作るだけでも、自己肯定感は上がりそうですね。




さて、習慣による効果をお話ししたところで、続いては、具体的に「自己肯定感を上げるために習慣にすべき行動」をご紹介いたします。







習慣➀ 3行ポジティブ日記を書く





これは、1日の最後に、「今日あった楽しかったことや嬉しかったことを日記に書く」という作業です。




最初から長々と書く必要はありません。楽しかったことを3つだけ書いてください。





この行動によって、寝る前に、ポジティブな感情を意識的に記憶に上げることができます。






普段生きていると、ポジティブよりネガティブに目が行きがちですよね。




そうした中で、日記をつけることにより、ポジティブを冷静に見つめることができるようになるのです。






具体的なやり方は、以下の通りです。




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引用元;樺沢紫苑「ブレインメンタル強化大全」









習慣② 人から褒められたことを思い出す



貴方は、人から褒められたことを、すぐに思い出せますか?




否定された事だけに注目しがちで、褒められたことを中々思い出せないものですよね。




また、自己肯定感が低い人は、「褒められても素直に喜べない」という特徴があります。




それは、自分の抱いている自己イメージ象と本来の自分の姿のギャップを認められないためです。




そのため、褒められても、褒めてもらった内容を覚えていないことが多いのですね。





ですので自己肯定感が低いと感じる方は、意識的に褒められたことを思い出しましょう。






幼稚園や小学校時代の内容でも構いません。




どんなに些細な内容でも構いません。





思い出して、「ほめられたことがあった」ということを認知しましょう。










習慣➂ 紙に感情を書き出す



自分の頭に浮かんだ感情、思考を包み隠さずにノートに書きまくる心理療法を「筆記開示」と呼びます。




人間は、嫌な気分なら、やった行動全てがダメに思えてくる生き物です。




ちなみに、この効果を「気分一致効果」と言います。






行動の良し悪しは、その時の気分に依存します。



それを回避するために、筆記開示をしましょう。




ネガティブな感情も、ポジティブな感情も、とにかく紙に書き出します。





やり方は以下の通りです。

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習慣④ 体を鍛える




性別問わず、引き締まった体だったら、何となく自分に自信が持てますよね。




実は、自分自身を受け入れられるかどうかは、セルフボディイメージと深く関係があります。




運動や筋トレによって、自分の体に対するイメージが変わると、性格や環境を受け入れやすくなったり、ストレス耐性が高まるなどの効果があります。





そのため、セルフボディイメージを改善する、つまり、運動をすることは、自己肯定感を上げることにつながるのです。






ポイントは、誰かから見た「きれい」「かっこいい」ではなく、あなた自身が満足できる体型になるという点です。




自分が自分を受け入れるための手段としての「運動」ですので、まずはあなた自身の理想の体型を思い浮かべ、目標にしましょう。










★おまけ★ 運動の効果





運動は、自己肯定感を上げることはもちろんの事、他にも多くのメリットがあるので、併せてご紹介します。


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厚生労働省の「国民健康・栄養調査(H28)」によると、運動習慣のある人(週2回以上、一回30分以上、1年間以上、運動をしている人)は、男性で35.1%、女性で27.4%でした。




つまり、日本人の約7割が運動習慣すらないのです。




そして、実は、日本の危険因子別の死亡原因によると、運動不足は「喫煙」「高血圧」に次いで第三位であり、運動不足によって、年間5万人の方が亡くなっています。(樺沢, 2020)






一日15分の運動(早歩き程度の運動でもOK)で、死亡率は半分に減らせるというデータもあるので、セルフボディイメージに加えて、健康のためにも、運動は習慣化しましょう。












習慣⑤ 自分に優しい言葉をかける





他人に優しい言葉をかけられる優しい方は多いと思います。




では果たして、自分にも同じように優しい言葉をかけられる方は、どのくらいいるのでしょうか。






自己肯定感の低い方は、自分を慰める言葉を「甘やかし」と認識してしまいがちです。





でも実は、厳しい言葉をかけるより、優しく包み込むような言葉をかける方が、仕事や勉強において成果を出しやすく、自分に厳しくしても得は無いという研究結果もあります。






それくらい、自分に優しくなることは大切なのです。





このように、まるで親友を慰めるかのように、自分に優しく言葉をかけることを「セルフコンパッション」と言います。





ネガティブな感情
→「ネガティブに感じることは、別に悪いことじゃないよ」

嫉妬や劣等感
→「感じてもいいんじゃない?でも、あなたも十分素敵だよ」

失敗した
→「次もまた、頑張ればいいじゃん!大丈夫だよ!」





このように、もし友達が同じ状況なら、自分はどのような言葉を投げかけるかを考え、そのまま自分に伝えましょう。






これによって、ネガティブ感情が薄くなります。






しかし、ネガティブ感情は0にする必要はありません。






実は、人が前向きな前進を継続的に行える比率は、こちらです。





ネガティブ感情:ポジティブ感情=1:3





そのため、ネガティブ感情を0にしようとするのではなく、1にまで薄くすることと、ポジティブ感情をネガティブ感情の3倍にすることの2点を意識していきましょう。









最後に




以上で、具体的な習慣についての説明は終了です。




運動や日記など、自分をポジティブに導く行動のことを、「ハピネスブースター」と呼びます。




ハピネスブースターは、人によって違います。





運動で特にポジティブになる人もいれば、日記でポジティブになる人もいるため、個人差があります。




そのため、まずは一通り行動をしてみて、ハピネスブースターを探すことをお勧めします。





一気に5つ全ての習慣を作ろうとせず、最初は1つ選んで始めてみましょう。






また、このように肯定感やポジティブ感情を高めることで、その先にある「仕事」や「健康」、「人間関係」など、あらゆるメリットをもたらします。(これを、幸福優位性と呼びます。)






ですので、人は、成功するから幸せになるのではなく、幸せだから成功するという訳です。






ご自身の成功に近づくためにも、幸せの感度を上げる習慣を頑張って作っていきましょう。










★習慣化テクニック



ここからは、実際に行動を習慣化させるためのテクニックをいくつかご紹介いたします。





習慣化に必要なのは意思の強さだと思われる方が多いですが、実は必要なのは、テクニックです。





むしろ、習慣を身に着けるからこそ、意思は強くなります。




小さな約束を達成して大きな目標に到達しましょう。







習慣化テクニック➀ アフォーダンスをデザインする




その環境や空間に人がおかれたとき、一瞬で何をすればいいかがわかることを、「アフォーダンス」と言います。





例えば、テレビも椅子もゲームもあったら、まず何をするか考えることから始めなければなりません。




でも、目の前に椅子しかなかったら、とりあえず座りますよね。




要するに、習慣づけたい行動が直ぐにできる環境を、あらかじめ作っておくということです。









習慣化テクニック②マジックナンバー4




週に2.3回だとやめてしまう人が多いですが、週4回以上やると習慣化しやすくなります。




また、60分の筋トレを週2回ではなく、30分を週4回の方が、習慣化しやすいのです。





このように、週に4回を意識することで、習慣化しやすくなります。









習慣化テクニック➂起きてすぐの時間を使う




ソース・ソフィア・アンティポリス大学の研究では、朝やった方が、夜やるよりも習慣化までの日数が少なくて済むことが明らかになっています。





朝は、ストレスホルモンの中のコルチゾールが適度に高いので、脳が覚醒し、目の前のことに集中して最大のパフォーマンスができることが、その理由です。




コルチゾールは、起床後に一番分泌されるゴールデンタイムなので、朝起きてすぐにスマホを見るのは損です。





これからは、起きてすぐに行動してみて下さい!














習慣化テクニック④ 8週間が目安




習慣にしたい行動をサボるかどうかは、6週目に決まります。




6週目というと、1カ月半。この時期に入ると、徐々にさぼりがちになってしまうことを、「6週目の罠」と呼びます。






この罠にはまらないためにお勧めなのが、”8週間”続ける意識を持つことです。





ロンドン大学の研究では、様々な行動を設定して、それを習慣化できるかの調査を行いました。





その結果、簡単な行為は、25日を超えたあたりで習慣化でき、難しい行為は50~60日(=約8週間)を超えると習慣化しやすいということがわかったのです。






つまり、どんなに辛い行動も、8週間続けられると習慣になりやすいといえます。






8週間を超えると、行動の負担がどんどん減り、行動しないともどかしささえ感じるようになります。






そのため、今回ご紹介した行動は、「ずっと続けよう」という抽象的な目標ではなく、「8週間続けよう」という目標のもと、実践してみて下さい。








以上で、第三章習慣編は終了です。いかがでしたでしょうか?









続いては、行動編です。


















■第四章■自己肯定感を上げる「行動」





日々の習慣というほどではないけれど、いざとなった時や時間のあるときにぜひ行動したい内容を「行動編」としてまとめました。





休日や、落ち込む出来事があった時、選択に迷った時には、このセクションを見て実践してみて下さい。







行動➀ 変えられないことを受け入れる



自己肯定感が高い方は、「変えられないことは仕方ない、何とかなる!」と受け入れられる、ある種の妥協力があります。





しかし、自己肯定感が低い方は、変えられないことばかりに目が向いてしまうため、「どうせ無理だ」「もうダメだ」と考えてしまうのです。




変えられないことを「変えられない」と悩み続けると、学習性無気力によって、「変えられることまで、変えられない」と見切りをつけがちになってしまいます。




変えられないことは仕方ないと考えましょう。






ちなみに、人間関係に関する”変わるか変わらないか”の判断は、アドラ―心理学の「課題の分離」が役立ちます。



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引用元;https://shotasanuki.com/tanin-ni-furimawasarenai-hoho






「課題の分離」とは、自分が影響を及ぼせる課題にのみ思考を巡らせ、最終決定が他者になる課題は介入しないという考え方です。










行動② 本当は嫌なことをしない



心と体と頭は、いつでも一致させましょう。



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引用元;https://fridayship.com/atamatokokorotokaradato/





自分にウソをつく(=3つが別の方向を向いている)と、自分に嫌われます。





例えば、本当は満員電車に揺られるのが嫌だと感じている(心)とします。



しかし、実際には、毎日満員電車に向かっている(体)。




仕事はやめられないし、満員電車も仕方がないと考えています。(頭)





この方のように、心と体・頭の方向性がかけ離れている方は、結構いらっしゃるのではないでしょうか?







このズレを合わせに行くことで、自己肯定感は上がっていきます。


大切なのは、心を置き去りにしないことです。







行動➂ ネガティブな環境から身を引く



人や場所、職場など、私たちはありとあらゆるものに囲まれています。


愚痴を言いまくる人、罵声が飛び交う環境、人格を否定してくる人など、ネガティブな環境からは身を引きましょう。


しんどいと思ったら、距離をおいて、嫌なことには謝ってNOと言っていいんです。



言えたら、「偉い」とほめてあげましょう。



無駄な戦いをやめることも、自己肯定感を上げる戦略です。






行動④極めることを決める



極めていることがあると、他は何もできなくてもなぜか自信がみなぎってくるものです。


それは自己肯定感の引き上げにも多大な影響を及ぼします。



そこで問題になるのは、「極めることを見つけるには、どうしたらいいか」ですよね。



まずは、どんなことでもやってみましょう。

行動の絶対量を増やして、必ず見つかります。

「これは嫌じゃないな」と思うことは、ひたすら挑戦してみて下さい。




また、今すでにやっている趣味などがある方は、それをとことん極めてください。



極端にやってみることにわくわくしないのであれば、別のことをやってみることもおすすめです。



突き詰めた先の実績や経験そのものが、セルフイメージの向上や自己肯定感向上に役立ちます。






行動⑤ 周りの人間関係をよくする


友達との関係であったり、会社での関係といった、「社会的な人間関係の質」が高いほど、自己受容感や自尊心が高まる傾向があります。



家族や恋愛関係だけでなく、仕事の関係や友達付き合いと言った、若干距離がある人間関係がいい人ほど、自己受容力が高くなります。


そして、自己受容感が高いほど、人間関係が良くなり、それによって、また自己受容感が高まります。



結果的に、自己肯定感が高まるという訳です。



必ずしも、外向的である必要はありません。今ある人間関係に満足しているかです。



ぜひ今一度、見直してみましょう。







行動⑥ 自分の価値を知る


貴方の周りには、どんな魅力を持っている人がいますか?

その魅力は、自分の持っている魅力です。


心理学では、「投影の法則」があります。

これは、自分にないものは、他人から見出すことはできないというものです。(人は自分の鏡という考え方に類似していますね)



そのため、今、あなたが思い浮かべた魅力は、あなた自身の魅力であるということです。



その魅力を知ることで、「自分の価値を再認識」します。

普段は、「自分には価値がない」と思っている方も、この過程で、自分の価値を再発見してみましょう。










行動⑦素直に感じたことを否定しない



例えば、雨が降っていることに対して、「なんで雨が降っているんだ!こんなのおかしい!」と怒る人はいませんよね。


「あ~~今日も雨か、傘持っていこう」と考えて終わります。



感情も同じです。



「こんなこと感じるなんて、おかしい!ダメだ!」と考えるのではなく、感じたことは全て受け入れましょう。



まずは、自分の感情を観察して下さい。


「お、今日はなんかイラついているな」
「今は、楽しいな」
「ちょっと悲しくなっているな」


こんな感じです。



そして、その感情に対して、先ほどご紹介した「セルフコンパッション」を実施しましょう。



自己肯定感が高まるだけでなく、感情の安定化にもつながります。













行動⑧身近な人にプレゼントしてみる



他者を愛すること、その人たちに恩返しをすることは、自分に貢献してくれた人がいることを再認識することにつながります。




これは、自己有用感(自分は貢献している)も高める行動です。





それだけでなく、返報性の法則によって、自分にも返ってくる確率が高まるため、結果的に自己肯定感の向上にもつながります。





せっかくのプレゼントは、サプライズ感のあるものだと、相手の記憶にも残りやすいですよね。




「何をしてあげるか」を考え始めた瞬間から、あなたの自己肯定感が上がっていきます。











行動⑨「24の徳性」の上位5つを意識する



強みの徳性をご存知でしょうか?



ポジティブ心理学では、人間には、普遍的な「24の徳性」があるといわれています。





それが、以下の24項目です。

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この24つのうち、特に自分が得意なものが「強みの徳性」です。



この24の徳性から、自分の得意なものを5つをピックアップしてみましょう。





ポイントは、「自分が特別努力しなくてもできてしまう事」です。




それは、他人と比べてではなく、自分の中での比較で考えましょう。






選べたら、その強みを生かすにはどうしたらよいか、ぜひじっくりと考えてみましょう。




これは、今の仕事や今後の将来を考えるときも大切なエッセンスです。









行動⑩行動を積み上げる



いよいよ最後です。



自己肯定感を上げるために、行動を積み上げましょう。





行動する時に不安があっても大丈夫です。



それは努力を与えてくれます。




そして、不安は行動で消すことができます。





間違えたら、次に進めば大丈夫です。



予期せず誰かを傷つけたなら、謝れば大丈夫です。






ですので、今日お伝えした行動策を実践してみて下さい。





自分を信じるのではなく、行動を、そして習慣を信じてみましょう。




自分は変化しますが、今まで積み上げてきた行動は裏切りません。







今から、ぜひ自己肯定感を上げて、新しい人生をスタートさせましょう。




さて、本noteをご覧いただき、ありがとうございました。


コンテンツ内容は以上になりますが、いかがでしたでしょうか?

ぜひ、今すぐ実践してみてください。




それでは、またお会いいたしましょう!








コミュニティへのご参加も、お待ちしてます。








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