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アムウェイに勧誘された話


私は今Tinderで霊媒師を探しているのですが、そこから何故かアムウェイに繋がった話をします。
(全国の霊媒師さんが全員アムウェイをやってるわけではありません)

きっかけはマッチした人が霊媒師にお世話になった話から盛り上がったことでした。

今振り返ると連絡先交換がとても早く、電話をしたいと言われたのでそこからビジネスの話になりました。

霊媒師に頼った話を聞きたかったのに……

男「今は自由な時間を持ちながらお金を稼いでます。知り合いの市議会議員の息子が会社やってるんですが、よかったら話聞きませんか?」

政界の人間には全く面識がなかったのと、これからの展開が全く予想がつかなかったのでホイホイとアポイントとりました。

ここから従業員になってくれ〜とかだったら面白いなぁ〜とかこの時は思ってました。

この時は思ってました…

昼過ぎにその人がやってるシェアハウスに案内されました。
シェアハウスまで歩いてる時は霊媒師の話はさっさと引き上げられて仕事の話になったのですが、ズバリ何をしてるか聞くとちょっとうやむやにされてるような?
そんな感じでした。

明るい部屋にソファ、ローテーブル、テレビ、あとイーゼルにかけられた何か…
そこに同年代くらいの男性が1人いました。

霊媒師の話をした男(以後霊表記)は彼を
「市議会議員の息子で僕の同級生で〜」と、そこそこに紹介して。
市議会議員の息子(以後息表記)はどうも〜みたいな感じでお互い自己紹介をしてきました。

息「これから話す内容は、必ずやってほしいってわけじゃないし、最終的に決めるのは○○だ(○○は下の名前呼び捨て)」
私「?ってことは何かを最終的に判断するってことですか?」
息「そうだね、自分で考えることは大事だよ」

そこから自分の話、今何をしてるのか、などを話しはじめて、
息「そこで○○に聞きたいんだけど、電気、ガス、水は誰も興味ないけど、必ず必要なものだよね?僕もそれで今ビジネスをしてるんだよね?なんだと思う?」
私「んん……空気かな?🥺」
息「ははっ😊」

ちなみにここまでおよそ30分。
霊の男は私の隣で体操座りでウンウンとうなづきながら話聞いている。
おめぇはどんな気持ちで聞いてるんだ?

息「それはね、日用品。日用品はみんな生まれて絶対使っていくものだもんね。」
私「へぇー」

そこからアムウェイの名前が出ました。
アムウェイの歴史や、アムウェイの協賛してる芸能人や企業などの話、日本での立ち位置を話し、アムウェイのビジネスモデルなどなど……全部込みで2時間!!
その間霊は相変わらず体操座りでウンウンしてる。
お前は何も喋らんのか

息「じゃあ実際に商品の説明しようかな。」
私「ちょっと疲れたのでお手洗いお借りします。」
そしてお手洗いに一時避難。
そこで脱衣所とか、お風呂場にあるシャンプーを確認するとアムウェイ……ここはアムウェイを使うための場所なんだな。と
すごいなーこんなにガチガチな場所あるんだ!と感心したのを覚えてます。

部屋に戻るとお水と洗剤が並べられててこれから他社製品と比べますよ〜みたいな空気だったのでそこでお断りをしました。
そもそも私はこんなにガッツリビジネスの話をされるとは思ってなかったし、営業をかけるにしても入り口が間違ってます。とそのままお伝えしてその場は帰ることに。

その前に2人と
「確かにこんないきなりだとびっくりするからちゃんとお互いのことを知らないとね!今度はメシいこうよ」
みたいなことを言ってました。
正直霊媒師の話をとか、政界の人間の話を聞きたかったのでその場ではOKしましたが、このまま繋がりを持ち続けるとアムウェイに染まりそうだなぁ〜と思い、後日断りの連絡をすることに。

すんなり引いてくれました。

今振り返ると詐欺でよく使われる手法
権威性の法則(日本の芸能人や有名企業など)
コンコルド効果(たくさん時間をかければかけるほど判断が鈍るとか)
ローボールテクニック(承諾しやすい条件を提示したあと、徐々に不利な条件を提示する)

などをふんだんに取り込んだとてもシステマティックな講義でした。

周りに私以外全員アムウェイ会員というのもなかなか断りにくい空気だったと思います。

マッチングアプリでこれ系のお誘いは2件目ですが、どちらも話をキレイにまとめる人は私のリアクションを見てないなぁという印象です。

みなさんも一方的に話を進められそうになったら一旦トイレに逃げるか、なりふり構わずダッシュで逃げましょう。

マッチングアプリはあくまで自己責任で!