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廃線の、あえて線路の中を歩いて進む。
土からもりもりと顔を出す雑草や、覆いかぶさるように生え襲いかかる青々とした木々は、食ってやるぞと言わんばかりに線路に向かって伸び、そのまま時を止めている。
僕は、絶対に電車が来ないという余裕とか、本当はいけないことをしても誰にも咎められない面白さを味わった。
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土からもりもりと顔を出す雑草や、覆いかぶさるように生え襲いかかる青々とした木々は、食ってやるぞと言わんばかりに線路に向かって伸び、そのまま時を止めている。
僕は、絶対に電車が来ないという余裕とか、本当はいけないことをしても誰にも咎められない面白さを味わった。
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