東京に引っ越します【内見記】


来週シェアハウスに引っ越します。


内見の1回目の日は、名古屋からバスで行きました。

渋滞で時間に遅れそうだったので、バス車内からメールをしたら、丁寧に返事がきて安心した。


新宿から30分くらいかけてシェアハウスの内見へ行きました。


大家さんのおじいちゃんが、本当にめちゃくちゃ優しかった。

家はすごく古いけど、リノベーションされていて綺麗で良かった。

でも、見に行った部屋が唯一サイトに写真あがってない部屋だったからそこだけ気になってて

部屋のドア開けたら、すこし広めの玄関くらいの大きさでした。

正直これ布団も敷けるのか!?という部屋でした。

おじいちゃんが私の反応を見て「ふふふ」と笑っていた。

メジャーを持っていったので、カーテンの大きさと部屋の大きさを測ったんですが、カーテンの縦の長さと部屋の縦の長さが20センチしか違わなかった。ミニマリスト用の部屋ダ

私の空気に気付いたのか気付いてないのかわからないけど、おじいちゃんが「この電気ね、住むまでには新しいのに変える予定なんだよ。もらった可愛いランプがあってね」と話を変えて、そのランプの写真を見せてくれた。

私は柄とか付いてるレトロなおしゃれランプを瞬時に想像した。

こういうやつ



それで、見せてくれたランプが

こういうやつ



私が悪いです


想像のオシャレとは違ったけど柄ランプの脳が先行して食い気味に「オシャレですね!」と言ってしまった。オシャレではあるから間違ってないのに、なんか嘘ついちゃったみたいな罪悪感があった。


その後リビングで、色々質問をして、本当に優しく丁寧に教えてくれて、家賃を3千円値下げしてくれた。


今日もう一件内見に行くことも伝えていたので「気にせず好きな方決めてね。住む場所は後悔しないでね」と言ってくれた。

おじいちゃんはもしかしたら、あの部屋の鍵を開ける時、緊張していたのかもしれない。

終わってからは次の場所に行きやすい方法を手書きの地図を書いて教えてくれて、私が道を間違えない様に道の角まで来てくれて、曲がるまで見送ってくれていた。

本当のおじいちゃんみたいで嬉しかった。

人だけで選ぶなら絶対にここのシェアハウスに住んでた。

普通にまた会いたいけど、住む場所を後悔しない様にするにはもう会えないの悲しい。ご飯とか一緒に食べたかった。



そこから30分くらいかけて、次のシェアハウスに行った。 

ここはオーナーが若い男の人で、建物はとても古いけどリノベーションがかなりされていて、オシャレ(柄付きランプくらいの)だった。設備も最新だった。

でも実はここには屋根裏部屋がひとつだけあって、最初問い合わせをした時には「屋根裏しか空いてないです」と言われてて「屋根裏!?」とびっくりした。

でもその部屋だけ家賃が1.5万も安くて魅力的だし、部屋自体はとても綺麗だし、覚悟して住もうか…と思って内見をお願いした。

そしたら「ハシゴ登ってく部屋ですけど良かったですか?」と、連絡が来て「ハシゴ?!?」と思ったら写真が送られてきてました。


送られてきた写真はこれではないんですが、
こういう感じの、なんか、これの、


天井に取手付きのドア張り付いてるバージョンでした
(必死に描いた私の絵でもミヤガレ)


流石にここに入ったり出たりする私の姿を想像したら、躊躇し始めました。

が、私の中の低家賃の輝きはまだ光を失っていなかった!

「ハシゴでも大丈夫です!内見して決めます!」と返事をしてから1週間後

「すみません、屋根裏ですが他の方で埋まりました…その代わりタイミング良く他の部屋空きました」と連絡が来ました。

残念かと思いきや意外とホッとした。

毎日天井に登っていく私を何回か想像してみたけど、やっぱり何回想像しても面白かった。契約した人は面白くない。私だったら面白い。

なぜなら私はそういうところに入る時なんとも言えない顔をしやすいから。別に大勢の前で屋根裏に入っていくわけではないのに。俯瞰で想像して、その度に悩んでいたから!

毎日自分の滑稽な顔がよぎって部屋に入ることは回避され、無事に他の部屋の内見ができました。

屋根裏部屋への入り口も実際に見ましたが、想像以上にすごいドアだった。オーナーの人が「ここが例の…」と言っていて「例の…」と私も言った。どちらもそれ以上は話さなかった。

その後オーナーさんが家の説明をしてくれました。

とても端的でわかりやすかったし、資料も全部PDFでまとめてくれて送ってくれて、スムーズで何も不足してないのにおじいちゃんの顔が何度か頭をよぎった。

家賃も安いし、街もとても良いし、部屋も十分な広さだし、


ここだな、と思った。


その後、お礼を言って家を出て、駅までの道をアプリで調べて帰った。

次の日にここで決めました。

審査も無事終わり、契約手続きを進めながらあとは初期費用を払うだけ。


と思ったら!!!!

その2日後にメールが届きました。


「○○様

お世話になっております。

大変申し訳ないのですが、先日お申込み頂きましたお部屋に工事の予定が入り、入居が早くて4月の中頃になることになりましたのでご了承下さい。
入居日に誤差が出てしまい申し訳ありません。

〇〇」


と、まじでこれだけの文書が来ました。


私の入居希望日は3月13日で、初出勤が3月17日です。それも伝えてあったし、工事の話なんて1ミリも出ていなかった。

ほんで、誤差?!????!

1カ月って誤差!?

なんの工事かもわかんないし、1カ月の差は誤差とは言えないだろ!!!!


「〇〇様

ご連絡ありがとうございます。

仕事の都合もあるので、1カ月の入居日延期は難しいです。
工事はどのような工事でしょうか。入居後でもできる工事でしたら、そちらで対応していただけないでしょうか?

ご検討よろしくお願いします。

〇〇」


と返しましたが次の日にも連絡来ず。

電話しても出ず。


鬼電しても出ず。



だから入居断りました🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬🤬


東京行くの決めたのは自分だけど、

不安がたくさんある中でのこれはキツかったです。


大体🤬私が名古屋に住んでいることを知っていながら🤬🤬私がまた内見に行くには交通費とかがバカにならないのに🤬🤬なんの工事ですか🤬家ごと壊れたんですか🤬🤬せめてコウツウヒクダサイ〜🎵🤬


と思いました。

なんの工事かも教えてくれないの闇すぎるだろ。

その怒りと不安を抱えたまま仕事へ行き、その仕事帰りに駅でイヤフォン無くして、それに気付いた時に全てが崩壊してめっちゃ泣きました。私は30歳

意味わかんないこととか嫌なこと起きて、デカめのスケジュール変更があったりお金かかったりすると、さすがに泣ける。

お母さんはそれ見て「元気出しなさいよーまだなんとかなるからー」と、唐揚げ作ってくれました。私は30歳


なんかカレー味の唐揚げだった。

アレンジ分の優しさが、唐揚げの優しさにかなりプラスされて嬉しかった。


そして、また次の週に内見へ行きました。夜行バスが嫌すぎて湯船に長めに浸かってたらお母さんに怒られた。私は30歳

気持ち切り替えて、「まじで決めまくってやるぜ!」と思って2日間で5軒も内見予定いれました。(結局ひとつキャンセルになって4軒になった)

そうしないとどうにも私の不安が取り除けなかった。

1カ月後には仕事してんのに、まだ住むとこないのやばすぎ。


その二日間の記録↓


①木のぬくもりシェアハウス

まずなんか、出してくれたお茶がめっちゃ美味かった。あと量めっちゃ多かった。

あと庭に柚子とか植えてて余裕感じた。良いところでした。


家の中は木の匂いがたくさんしたし、「すぐにでも入ってー!」と言ってくれて本当にホッとした。

家賃が少し高いのがネックなのと、他も見に行くので即決はしなかったけど、最終ここがあると思えて安心した。

でも最初に「実は…工事が決まってて…」と言われて泣きそうになった。

そしたら「気にならなければ入居後にするから、全然いつでも入居してね!2日くらいで終わる壁の傷補修だから」

と言ってくれた。


…これだよ!!!!この安心感!!!!!!!!

工事が嫌なんじゃなくて!!!!安心感が!!なかったのがやだったの!!!!と思った。

前向きな気持ちで次の物件へ。



②めっちゃシェアハウス

おしゃれな家でしたが、とにかく物が溢れかえっていました!!!!!!!!

玄関に来客用のスリッパが2つあったので、オーナーと私の分かな…と足を入れようとした瞬間、オーナーは靴下で歩き出したので私も0.2秒くらいの差で靴下で歩き始めました。あぶねー


オーナーが、結構大事なこととかを階段登りながら話してきたりして「すんませんもう一回いいですか?」×5くらいありました。


住んでる人に会ったのはここが初めてだったんですが、イラストレーターの人とか、バンドやってる人とか様々な年齢と職業の人が入り混じってました。おもしろそう。

ひとりの人はリビングで500円玉貯金を崩して数えていました。(いっぱいあった)

リビングのテレビの上には、誰かが筆で書いた「楽しい人生」って文字と、鳥獣戯画が書いてあって、多分その人のだと思われる冷蔵庫に、でっかく【酒】と書いてありました。

共用部には食べかけのおでんがなぜかフライパンに入っていました!!


部屋には洗面所がついていて、そこは良かった。

クローゼットがあって、扉を開けたら奥行きが5センチくらいでした!小指より浅いネ

ロフトもあって、そこには簡単な荷物が置けそうなスペースがありました。

私がロフトに登って「ほー」とか言っている時に、オーナーが下から「家賃なんですが…」とまたもや大事そうな話を始めました。

なので、降りてから「家賃もう一回いいですか」と聞きました!!「もちろんです!」と笑顔で明るく言っていました!!!!


帰り際に、同じ会社の違うのシェアハウスも内見どうですか?と紹介されましたが、遠すぎて断り、外にあるゴミ捨て場も案内してもらって終わりました。


色々なシェアハウスがあるけど、ここはめっちゃシェアハウスでした。



そして2日目(夜泊まらせてくれたお友達めっちゃありがとう)


③ほんわかシェアハウス

正直ここが本命でした。


私はシェアハウスの条件として、通勤しやすいことと、家賃、清潔感はもちろんのこと

わがまま言えるなら、おばあちゃん家みたいなとこに住みたいと思ってました。

ここがそうでした。広い庭もあって梅が咲いていた。


オーナーさんと駅で待ち合わせして、どういう家か説明をしてもらいながら向かいました。

とても落ち着いた良い街で、雨降ってたけどワクワクした。

入ったら案の定とても良い家でした。

部屋は広くないけど、狭すぎるわけでもなくて丁度良かったです。

オーナーさんに「契約したいです」と抑えの効かない目を大きく開きながらいうと

「え!!もう1日だけ落ち着いて考えて!みんなそうしてもらってるから!メールでやり取りするから!」

と言われました。

落ち着いても多分ここにしますが、良いところで良かったです。
すごく優しいおじいちゃんがオーナーさんでした。奥さんには会えなかったけど、綺麗なマダム。


特にお庭が気に入りました。縁側もある。
私はこういうお家が大好き。



⑤ピカピカシェアハウス

最後に見たのは、古いアパートを完全にリノベーションしてピカピカになったシェアハウスでした。

まだ修繕工事中と説明を受け、入居日が私の希望よりも遅かったので多分ここに住むことはないかなー思ったけどとても綺麗で良いお家でした。

なんと言っても、設備が新しいしピカピカ。

外国人の方もたくさん入居してました。
見たことない調味料もキッチンに置いてあったりした。

オーナーさんも良い人で、おしゃべりがとても好きで東京のことと近辺のことを丁寧に教えてくれました。

掃除業者のおばちゃんもめっちゃ喋る明るい人だった。



次の日、

③ほんわかシェアハウス にメールしました。

すぐに書類を送ってくれて、審査もあっという間に通り、「入居の日行けないから今度鍵だけ取りに来て欲しい」と言われたので、兄弟のライブの日で都合がついたので取りに行く予定にしました。


よかったーーーー!!!!!!!!


不安だったーーーーー!!!!!!!!


私は何回か引っ越ししたことあるんですが、こんなに不安な引っ越し期間は初めてでした!!!

結局あの不動産会社からはなんの連絡もありません。

まじで家が丸ごと壊れてたとかだったらすいません。でも連絡ください。

土地ごと壊れていたとしても!!!ね!!!!!!!!!

しんどいこともあったけど、たくさんの良い人に出会えて本当に嬉しかった。


①木の温もりシェアハウス のオーナーさんは、特に親身になって色々相談に乗ってくれて、私が電話で内見を申し込んで説明中に泣きそうになった時「いやー!!!それは心配だね!!いつでも!すぐ来て良いよ!!!!」と言ってくれて本当に救われた。



内見だけでこんな泣いたりして情けないですが、いろんな不安が重なってしまい、まじで絶望でした!えへへ!っと!

でもめげずに頑張れば、なんとでもなるということを学んだし、世の中意外と良い人たくさんいて暮らしやすいんじゃんね!と思いました!!


自分を安心させるのはとにかく何か行動するこだと、実感しました。


あとは無事に引っ越すだけー!!!!!



頑張るぞー!!





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