「よんこまさーど!」考察#1〜第115話 芽依先輩の水着〜

2022年、崩壊3rdの夏は長かった
夏イベントは英傑たちの水着で彩られ、それとは関係なく古の楽園は閉幕した

私たちは英傑たちとの別れを惜しみ、季節は夏であり続けたのだ

夜風が冷たくなったころだ
11月2日「よんこまさーど!」115話が公開された

「なんだ、ただの神回か」
「前後編に分かれているのもコナンくんリスペクトだ 俺じゃなきゃ見逃しちゃうね」
「四コマとは」

一見して上記のような感想が浮かぶだろう

恐れながら総評を言えば
全体に勢いがありながらも、一コマごとの濃度も決して薄くならない。
作者の信念がこもった「よんこまさーど!」傑作回の一つと言っていいだろう

この回は前編後編に別れており、スウの痛ましい最期についての謎を解き明かすという、サスペンス仕立てとなっている

まだ見ていない人のために後編も紹介しておこう

さて、後編にいたり、事件は解決され、私たちは無事エリシアの笑顔を見ることができた。本当にかわいい

一件落着

いや、待ってほしい

本当にそうだろうか?

皆さんはなにか違和感を感じなかっただろうか?
「俺のログには何もないが」
という方はぜひもう一度読み返してほしい
このストーリーには隠された謎があったのだ

Q.芽依先輩の水着はどこから来たのか

今回のストーリーで最後まで明かされなかった巨大な謎である

賢明なる「よんこまさーど!」考察厨のみなさまであれば、すぐにいくつかの仮説が浮かぶことだろう

例えばこんなところか
①古の楽園の機能に備わっていた
②可愛い女の子には可愛い水着が用意されて当然
③英傑たちの衣服を仕立てたのはエデン、よってこの水着もエデンが作ったと見るのが自然
④実は公式絵で登場したことがある衣装

個人的には②の可能性が高いと思うのだが、直感は学問で最も慎重に取り扱わなければならない情報の一つだ
今回は地に足をつけ、膨大な前後編の史料の中から、細かい描写を抜き出し、真実に迫ってみたい

まずは水着の形状に目を向けよう。
・くびれから上はノースリーブのパーカーで覆われている(※前編p1コマ2)
・パーカーにMEIの字(※同上)
・ショートデニム(※同上)
・「水着」として見えているのは、腹部をひし形にかたどる装飾部(※同上)
・下乳が見える(※後編p4コマ1)

まずは事実として、下乳が見えるインナーに丈の短いフード付きノースリーブを合わせた上半身と、ショートデニムを身に纏っていることがわかる

更に手がかりとなるセリフがある
エリシアに着替えるように言われた芽依先輩は
「一人でやるわよ!」(※前編p2コマ1)
と応えたのだ
これは「既に用意された水着」の存在を暗に示している
どうやら学園に戻って自分のクローゼットから引っ張り出してきたわけではないようだ

ここまでの情報をまとめると、
a.インナーとアウターのセット
b.楽園の中に用意されたモノ
ということがわかる

しかしながらこのセットアップ、明らかに違和感がある
楽園側で用意されたモノにしては、地味なのである
他の女性英傑たちと比べるとよくわかるだろう
彼女たちはヒラヒラのスケスケなのである

ノースリーブパーカーの真実

英傑たちがスケスケヒラヒラ水着を着ている中、まるでその気配を消すかのようなフード付きノースリーブ。
これが真実へ近づく「鍵」ではないだろうか

ここで確認したいことがある
英傑たちの衣装は戦闘服である。という点だ
彼女たちの水着は、ゲーム内で登場する着せ替え用衣装である
裏を返せば、ただの遊びのための衣服ではない。歴とした戦闘用なのだ
もしかするとあのヒラヒラには、特殊な加工が施されており、崩壊エネルギーへの防御力を高めるのかも知れない

逆に言えば、芽衣先輩の水着は、戦闘用ではないのだ
となれば、戦闘員ではない者のために用意された水着なのではないだろうか

この水着はメイ博士の物だった

ノースリーブの胸元に書かれたMEIは、前文明を導いた1人の天才の名前だったのだ


古の楽園は記憶が織りなす物語
彼女たちは生前の過ぎ去った日々を懐かしむために、衣装をデータに保存した。その中に、あの時代の最後を共にした友人の衣装が混ざっていたとしてもおかしくはないだろう

ある日、楽園に飛び込んだ美少女は、隠されたビーチを見つける
エリシアは言った
「ここではちゃんと着替えるのがマナーなのよ♪」

美少女はサイズの合う水着に手を伸ばす。偶然か運命か、そこには自分の名前が刻まれていた

これが「よんこまさーど!」115話の隠された真実である

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?