「親のせい」だった人がいた

何十人かに1人、人生に全く無気力な人に出会う。
「何もしたくない」が口癖になっているような。
したい事もなければ、したくない事もなく、
誘われたら気分によってのったりのらなかったりするが、
自分から何か計画することがほとんどない。
仕事はかなり真面目にやる。残業や休日出勤も苦ではなく、
その理由は「ほかにする事もないし」だったりする。

とはいえ、そんな自分に満足してるわけでもなかったりするから
よく相談を受けるタイプでもあった。

その中の1人とランチをした時、
消極的な事ばかり言う態度に、僕がイライラしたのが伝わってしまった。
そこでその人が言ったのは

「私が夢を持てないのって、親のせいなんだよね」

えぇぇ。
「当時で40近かった良い年した大人が、自分の考え方を親のせいにするのか」
と、はっきりと絶望してしまい、正直その人の話を完全に聞くのをやめてしまった。

・親との関係や思い出が大きく影響あるのは、わかる。
・でも、大人になれば自分で考えて行動できるのだから、
・もう、親のせいなんて言い訳にしかならない。

↑当時の僕のスタンス


ただ、うまく相談にのれなかった事、、、
その人の言っている事は、本当に言い訳だったのか、、、
自分が前向きにする為にできた事はなかったか、、、
その人は、本当はどうなりたいんだろうか、、、
などと、結構考えて尾を引いていました


コーチングを学んだ今となっては、
「今ならできる事はあるなぁ」という事

・親との関係は、価値観や視点を決める大きな要因になりえる
・とはいえ、親のせいが言い訳だというのは本人もうすうす気付いている
・その背景にある「失っている自信」や「くじけている勇気」を助けてあげられたら

という捉え方と、助け方を思いつけるようになった。

言わずもがな、親の影響は大きい。果てしなく。

それが良い方向に行っている人もたくさんいるし。
しかし、もしあなたに良い影響を与えていないなら、
親の影響をいつまでも「受けている事にしておく」必要は無い。
逃げ道のない子供の頃は、それだけが生きる方法だと思ったかもしれない、
でも、

今のあなたが「親のせい」かどうかは今のあなたが決めていいこと

なんだと、思えるように味方になってあげられたら良かったなぁ
と、ふと昔の事を思い出した3月の月曜日。

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場所は目黒のカフェBONDSでした。


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