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絵画の楽しみ方教えます。 その3-20

  話を戻します。私が思うに最後の晩餐ほどの大きな壁画を描くには正確な図面の様なものがなければ、描けないでしょう。レオナルド・ダ・ヴィンチひとりで、すべて描けるはずもないはずです。弟子たちも助手として描いたのだと思います。なので、原画から引きのばした型紙の様なものも使用したはずです。だから、もしこのアンギアーリの戦いと最後の晩餐に関連を持たせ描くには正確な縮小倍率を計算して描かねば、これほどの一致は不可能だと思うのです。私はこのアンギアーリの戦いはルーベンスが描いたのではないと推理します。そのような図面を保有している者にしか描けないはずだと思いませんか。密かに100年後の画家に託したのは何故なのでしょうか?

  私は、まさしくレオナルド・ダ・ヴィンチの作品、真作と断定します。そうなるとヴァザーリ&ルーベンスも怪しいですね。彼らの芝居にまんまと人類は500年もの間、騙され続けてきた可能性が見えてくるじゃないですか。案外壁画よりもレオナルド・ダ・ヴィンチにとってこの白黒のアンギアーリの戦いの方が重要だったのではないでしょうか。
 ルーベンスの絵も私なりに多数見ましたがこの模写はルーベンスのタッチではないです。まぎれもなくレオナルド・ダ・ヴィンチが描いたものです。
 この2枚の絵のコラボに何かレオナルド・ダ・ヴィンチの壮大な意思を感じます。
 この謎をヴァザーリ、ルーベンスに世代間を超えた仲間として未来の人類に託したのではないか。そう感じるのです。さて、それでは、そのレオナルド・ダ・ヴィンチの意思とは何なのでしょう?そこが重要になってくると思うのです。私には荷が重いですが、こうなったらとことん最後までレオナルド・ダ・ヴィンチに付き合うしかないみたいですね。


レオナルド・ダ・ヴィンチ意志

皆さんもお気づきかもしれないが、闘士の胸元の羊の目とペテロの眼を徐々に透過させていくと妙な画像になります。

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続く・・


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