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次女ちゃんハート日記・3 最終回
我が家の三毛猫三姉妹の次女ちゃん。
ある日突然、心臓発作を起こし呼吸困難になりました。
次女ちゃんは今、みんなに守られて自宅療養しています。
その日記を少しずつ書いていました。
「次女ちゃんハート日記」は
今回で最終回です。
前回の「次女ちゃんハート日記・2」の続き。
そして発作から10日以上経過した、今の次女ちゃんの様子を書きました。
心臓発作、呼吸困難の時の日記↓
「次女ちゃんハート日記・1」の続き↓
あらすじ
前日まで元気いっぱいだった次女ちゃん。
1月のある朝
赤紫色になった舌を出したまま苦しそうに口呼吸している。背中が大きく上下している。声掛けしても反応がない。
心臓発作による呼吸困難だ。
(数年前にも発作を起こし、奇跡的に元気になり楽しく過ごしていた。)
動物病院に駆け込んだ。
心臓肥大でポンプが圧迫され、肺にも大量の水が溜まり重篤な状態。
寿命も回復するかも分からない。
動物病院で治療をしてもらい、家族と共に過ごさせたいと帰宅し、通院治療しながら、ゆっくり過ごしていました。
「次女ちゃんを助けよう!」
その気持ちから、家族の間でも心と体に変化があり、協力し合う絆も深まりました。
ある日
次女ちゃんは、朝から元気で楽しそうに動き回り、私も嬉しくなって
「回復した!」
と思い調子に乗っていました。
しかし、その日の夜またぐったりしてしまい、呼吸が苦しそう。声掛けにも反応がない。
どうしよう、どうしよう、どうしよう…
深夜救急の動物病院に行くか迷いつつ、回復を願いました。
朝まで様子を見ていたら
まだグッタリはしていたものの、少しずつ呼吸も落ち着いて声掛けにも反応し始め、歩いてお水を飲み餌を食べ、トイレにも行けるようになりました。
3回目の受診
やっぱりグッタリしているのにゲージに入るのは激しく拒否。
拒否する力はあるのね!
少しだけホッとする。
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訴えていた次女ちゃん
動物病院でゲージから出ると、敷いておいたタオルに血が。
血?
「血便かもしれないですね。お腹緩いですか?」
「昨日の夜は、普通より少し緩いくらいでした。お尻もキレイでしたし。
今朝は確認せず、病院に来ました。」
長女ちゃんが寝たきりの時期(去年の9月に、享年19歳で大往生で亡くなった)全然ご飯を食べなかったので、ふやかした柔らかいカリカリ餌と、栄養たっぷりの缶詰をあげていた。
どう頑張っても次女ちゃんも三女ちゃんも食べてしまうし、長女ちゃんが少量しか食べないので、勿体なくて残りをあげていた。
それが良くなかったのだ。
次女ちゃんは余計に太ってしまった。
「長女ちゃんが亡くなるまで、3匹とも同じ餌を一緒に食べていたのですが、長女ちゃんが亡くなり元の餌に戻したら、2ヶ月間くらい次女ちゃんが下痢してしまって。
次女ちゃんも高齢(推定15歳)なので、直ぐに15歳用のカリカリ餌にして、缶詰は止め、オヤツのちゅ〜るも少量にしています。
1ヶ月くらい前からやっと普通の便に戻ってきました。」
「それでは一時的なものだと思われますので、下痢止めを出しましょう。」
「はい、お願いします。」
レントゲンの結果は、前回よりもまた肺の影が少なくなっていた。
しっかり排尿できているからだろう。
昨夜は物凄く驚いたけれど、良かった。
大動脈もかなり回復していたが、まだ心臓への負担は続いているそうだ。
「昨夜のようなことも、突然起こることがありえます。
まだ油断せず、しっかり様子観察して、なるべく安静にさせてあげてください。
後程、夜間救急の動物病院のパンフレットもお渡しします。
利尿薬は継続して、肺の状態が改善して尿量が安定したら、心臓への負担も軽くなり再発予防にもなるお薬を始めましょう。」
次女ちゃんも先生のお話を聞いていたのか、帰宅してからはグッタリした感じはなかったが、ちゃんと安静にしていた。
私も、お昼寝するつもりがない時でも心配だとベットに入る。
そうすると直ぐに次女ちゃんもベットの上に来て、顔をクンクンしてから安心して日の当たる所で寝る。
寝たのを確認してから、私はそっと布団から抜け出し家事などをする。
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三女ちゃんを枕にしてるのね
去年、少し前までは三毛猫三姉妹で寝てたなあ、ふと思い出す。
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三毛猫三姉妹
次女ちゃん、横綱なの?プクプク
次女ちゃんは少しずつ回復してきた。
たまに横っ腹がピクピク動きながら呼吸しているが、落ち着いている。
まるで発作を起こす前のように見える。
でも油断は大敵。
しっかり様子観察していた。
受診の日、動物病院の看護師さんのAちゃんが、また車で迎えに来てくれた。
Aちゃんは、毎日「次女ちゃんの具合はどう?何かあったら直ぐに連絡してね!」とラインしてくれていた。
優しい。
4回目の受診
早速レントゲンを撮る。獣医さんからの説明。
「だいぶ回復してきましたね。
血便も改善しているようです。
ただし、今まで肺の水を尿として排出するのに、腎臓がとても頑張ってくれていました。これからはその負担を減らしていきます。
今後は、腎臓の状態を見る為に採血し、心臓の状態も見て、間隔を空けての定期検診をします。
それによって利尿薬も減らしましょう。
心臓の薬は、再発予防の為に、ずっと続けていきます。」
「それでは先生、発作と呼吸困難で最初に受診した時よりも回復したということですか?」
獣医さんは、ピカッと笑顔になり
「そうです。」と言った。
ああ、良かった。本当に良かった。
「でも、安心はできませんよ。
まだ心臓の負担も腎臓のこともありますし。
また、数年前の発作から今回のように、いつ突然発作が起こるかは分かりません。
しっかりお薬を飲み、環境や生活も整え、ダイエットもして様子観察してくださいね。ゆっくりゆっくり過ごせるように。」
「ありがとうございます!」
深く頭を下げた。
・・・
今回の発作から、餌の量を減らし間隔も充分空けるようにした。
お水は温かい人肌の温度のを常に用意していつでも飲めるようにしている。
私は
長女ちゃんが我が家の娘になった当初から
残業の多いフルタイムの仕事をしながら、小さかった息子の育児をし、同時に入院していた父と母の2つの病院を行き来して付き添いをしていた。
その後は、時間の不規則な早番・遅番・夜勤などのシフト制の仕事。
自分の乳がんの手術と治療の後は、昼から深夜までの仕事。
三毛猫三姉妹の餌と水は、いつでも食べれるように、ある程度入れたままにしていた。
何度か私自身が病気で家に居ることが多くなってからも、そのスタイルは殆ど変えていなかった。
私は
「猫を家族にしたら、当たり前でとても大切な食事の管理」
がきちんとできていなかったのだ。
次女ちゃんが数年前の発作の時「後2〜3時間の命です。」と言われ、それでも元気に回復したので好きなものを食べさせていた。
ごめんなさい。
規則正しい食事の与え方にした。
・・・
次女ちゃんは、少しお腹周りがスッキリしてきた。呼吸も落ち着いている。
同じく長女ちゃんの高カロリーの餌を一緒に食べいて、太り気味だった三女ちゃんも、以前のようにスタイルが良くなり、猫じゃらしの動きも早くなった。
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三女ちゃんは童顔だけど、もう直ぐ10歳だから健康に気をつけようね。
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小さい頃は毛がフワフワだったので
分かりづらいですが
いつも外で走り回っていたのでスマート
次女ちゃん、今年はもう15歳だもの。
母ちゃんが、そしてみんなが守るよ!
母ちゃんもアラフィフだもの。
健康に気を付けてがんばるよ!
あ、がんばっちゃいけないってみんなに言われてるから、落ち込んでもみんなが助けてくれることに感謝して、マイペースに楽しく過ごしていくね。
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今よりはスマートだった次女ちゃん
長女ちゃんよりはかなりプクプクだけど
長女ちゃんは少食で、高い所でもどこでも、かなり動く子でだったので、ずっとスマートだった。
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じゅんみはファミリーで楽しく笑顔で
過ごすんだもん
最近は、顔もいきいきしている次女ちゃん。
少し苦しそうな時は、ちゃんと自分で温かい所でゆっくりと寝ている。
うん、ゆっくりゆっくりね。
・・・
そして、元気になったオトンと私。
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この日の晩ごはんの時
私はオトンの顔も見ず喋らなかった
大人気なくてごめんね
このくらい元気です。
私は心も体も回復し、精神科の先生も喜んでいた。
「診察室に入って来た時の表情から違いますね。
でも、まだ安心はできませんよ。
くれぐれも直ぐに張り切らないように。ゆっくりゆっくりね。」
次女ちゃんと同じことを言われている。
まだ右腕の痛みはあるけれど、再発転移の不安も本当に落ち着き、家事も普通にできるようになりました。
次女ちゃんと一緒に休憩も取りつつ。
少し前まで、家事も満足にできずに寝込む日々。やらなくてはいけないこと、やりたいことが沢山あってもできない。
次女ちゃんを助けよう!と回復し、今は「絵を描こう!」という気持ちの余裕も出てきました。
我が家に同居するまで、とても弱っていたオトンは、三毛猫三姉妹の愛情をたっぷり受けて元気になりました。
今回、「次女ちゃんを助けよう!じゅんみはちゃんの手伝いもしよう!」
という強い気持ちから更に元気になり、今は自分から進んで家事をしてくれて助かるし、にゃんこ達のお世話も一生懸命。
何よりも笑顔が可愛くて癒やされます。
先日は「鏡を見て自分て作った!」という不思議な踊りも歌いながら披露してくれて、涙がちょちょぎれるほど笑いました。
三女ちゃんは、食器棚の上から
「まったく、変な親子だにゃ」と見ていた。
喧嘩をしたり(主に私が怒ってるだけ)朝ドラや時代劇を見ながらご飯を食べ、楽しくお喋りしているのを、
次女ちゃんも横になりながら嬉しそうに見ています。
今朝は「お父さん、いつもいろいろありがとう。これからもお世話になります。」とペコリと頭を下げると
「こちらこそいつもありがとう。」とオトンもペコリ。
「100歳までよろしくね!」と言ったら、ドヒャー!と手をくるくるしていて父娘で笑いました。
息子も安心して、仕事をしながら美術作品をコツコツ作っているようです。
良かった。
息子「次女ちゃん報告」のラインには直ぐに返信がきます。
私の聞きたいことのラインは既読無視です。まあ、普通の親子のやり取り。
でも、次女ちゃんの発作の前には「じゅんみはさんが無理しない三箇条」
そして
「こどものいうことも、ちゃんと聞いてください。できなくても良いから、ゆっくりでね。」とラインがきました。
母ちゃんいつも心配かけてばかりでごめんね、ずっと息子くんのこと応援してるよ。
先日、私の病院の後、久しぶりに親友とお茶をしました。
二人で「2月だけど、あけましておめでとう!今年もよろしくね!」なんて挨拶して。
次女ちゃんと私のことをずっと心配してくれていたのに、連絡をもらっても「今、辛くてラインできない。」とお返事してしまっていた。
それでも、このnoteの「次女ちゃんハート日記」を読み、いつもスキしてくれて、次女ちゃんの回復を祈ってくれていました。
私が去年の年末に、乳がんの再発転移かもしれないという不安で、入院しそうなくらい精神状態が悪かった時もずっと心配して励ましてくれていろいろ手伝ってくれました。
次女ちゃんと私とオトンが元気になったこと、とっても喜んでいました。
・・・
次女ちゃん
来週からは、定期検診しながらの治療が始まります。
まだ安心はできませんが、落ち着いてきました。これからもしっかり見守っていきます。
その報告とともに、今回で「次女ちゃんハート日記」は最終回にします。
noteでずっと
次女ちゃんにスキやコメントで、エールを送ってくださり励ましてくださったnoterのみなさま、
とても嬉しく心強かったです。
みなさまの応援も次女ちゃんにしっかり伝わり、回復できたと思っております。
心より感謝申し上げます。
じゅんみはファミリー全員で
「ありがとうございます!」と頭を下げております。
これからも、よろしくお願いいたします。
・・・
次女ちゃん、三女ちゃん、お空の長女ちゃん、オトンと私、そして独立しても協力してくれる息子や周りの人達
三歩進んで四歩下がっても良い
笑ったり泣いたりしながら
一日一日を大切にして過ごそう!
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みんなで助け合っていこうね!
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Aちゃんからもらったチョコ
次女ちゃんはクンクンしているだけです
私が美味しくいただきました
笑顔と元気が一番!
油断せず、ゆっくりゆっくりと。
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昔、私が手作りしたフラワーリースです
いちごはオトンと私
ワイルドストロベリーは三毛猫三姉妹
これからも
家族みんなで輪になって
小さな幸せを見つけながら
笑顔の種を蒔いて、笑顔の花を咲かせよう!!
・・・
「次女ちゃんハート日記」1〜3のヘッダーの絵は、以前私が描いた三毛猫三姉妹の絵を使いました。
読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。