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おつうじだいじ

今夜は目覚ましかけないで寝て、明日の朝はゆっくり起きるぞ!ウェーイ!
一日のんびりと描きかけの絵本の絵を描くぜ!

翌朝6時、お腹が痛くて目が覚めた。
んんん?
なんか左の脇腹がすっごく痛いなぁ。とりあえず胃薬でも飲んで二度寝しよう。
んんんんん?
更に痛みが増してる、寝れないじゃん。いててててて。

息子は連勤後の連休で、ワクチン接種2回終わり、会社のPCR検査も陰性。事前に抗体検査も済ませ、とても久しぶりに大好きなおばあちゃん(元旦那のお母さん)の家にウキウキと泊まりに行き、年の離れた小さい従兄弟たちに癒やされに行っていた。元旦那とも久しぶりの再会で親子の時間を楽しんでいるはずだ。

言えない。
言ったら息子は飛んで帰って来る。

朝の脇腹痛は数日続いていた。
でも、胃薬飲むとすぐ治るし、きっと乳ガン定期検査の結果発表の緊張のせいだよね。と甘く見ていた。

痛い。胃薬飲んでも痛みは増すばかり。
とりあえずネットで検索。
右脇腹痛はまだいいけど(ホントはよくない)左脇腹痛はよろしくないらしい。
うーん。
昨日、外科で乳ガン定期検査の結果発表を聞いたばかりだ。皮膚科も行って一日がかりでかなり疲れていた。
今日もまた病院行きたくない。(行きなさいよ!と心の声。)
昨日のうちに外科の先生に相談しておけば良かったのにな。

でも、こりゃーあかん感じだ…。

病院受付開始の朝イチで行くことにした。
流石に自転車はやめてバスに乗った。
ネットで調べても何科かよくわからない。
おばあちゃんのように前屈みでお腹を押さえて受付の看護師さんに相談する。

「すぐ内科行ってね!予約なしでも大丈夫よ。」

内科で問診表書くのも辛い。ミミズがはったような字だ。自分でも読めない。ありゃま参ったね。
看護師さんが来てくれて、診察前に検査かもしれないからとりあえず待っててね、辛かったら言ってね。と丁寧に対応してくださった。優しい。

1時間以上は待つだろうと予想していたけど少し早く診察してもらえた。
他に待っていた患者さんには申し訳なかったけど、有難かった。
息子くらい若いとても優しいイケメン先生に問診と触診してもらい
「とりあえず直ぐ検査しましょうね、血液検査とCT検査。」
「え?今直ぐCT検査ですか?」
「はい、今直ぐやりましょう。」
あれ?痛み止めとか整腸剤で済むのかと思ってたんだけど。

一応、検査の合間に息子にライン。いつもは全然既読にならないけど秒で返事が来た。

「帰るのおそくなるけど、まあ、いつものことで大丈夫だろうから心配しないでね。」「おけー」


血液検査、CT検査も終わり結果待ち。寒気がして毛布を貸してもらい体にぐるぐる巻きにして丸くなって待つ。
1時間ちょい待って呼ばれた。

「検査結果は大丈夫ですね。大きい病気ではありませんが、かなりのお通じが溜まっています。下剤と痛み止め出しましょう。」
「え?ただの便秘ですか?
あらまぁ、こんなに痛くなるんですね。便秘なんかでお騒がせして申し訳ありません。お恥ずかしいですけど、ホッとしました。」
最近、お腹がぽっこりしてたけど太っただけだと思っていた。
「いや、便秘と言ってもかなりの量なんでね、大腸カメラ検査も予約しましょう。ほら、画像見て下さい。大腸だけでなくてS字結腸のところ。すごいでしょう?普段便秘しないんですよね?しばらく便秘だったんでしょう?血便は?」
「はい、便秘したことないんですけど。運動量が減ったからかな?と思っていたのですが。血便はないです。母がS字結腸ガンでした。」
「まあ、最近精神薬が増えてるようなので(私は精神科も通っている)その副作用の便秘かもしれないですが、お母様もS字結腸ガンでしたら余計に検査した方が良いですよ。直ぐ予約しましょう。」
「あの、先生、大腸検査って下剤飲んでお尻からカメラ入れるやつですよね?」
「そうです。やったことありますか?」
「あります。でも私……。
昨日、外科の乳ガン検査結果でちょっとアレなとこが見つかって。造影MRI検査とCT検査の追加になったばかりで。大腸カメラ検査までは…心が追いつかないです。(半べそ)その後じゃ間に合いませんか?」
「うーん、それじゃあ外科のMRI終わってからにしましょう。それまでにまた痛みや便秘が続いたら絶対に直ぐ来てくださいね。」
「すみませんね、わがまま言って。」
「大丈夫ですよ。でも、何かあったら直ぐ来てくださいね。」
「はい。すみません。」

卵巣嚢腫もあって経過観察中。肝臓の良性腫瘍も現在6cm、10cmになったら手術…。まぁそっちは様子見だから全然心配ないけどさ。

ホントにちょっと心が追いつかん。

息子に「大したことなかったから大丈夫。」とライン。

薬局でお薬をもらう。そこにはとてもフレンドリーな薬剤師さんがいて、昨日は楽しくお喋りしていた。今日は喋るのも辛い。
ニコニコ話し掛けてくださったが、「すみません、声出すのも辛くて。」と謝る。

薬局を出て直ぐ痛み止めを飲む。
タクシーで帰りたかったが、歩けるだろうと思ってバスにした。近くのバス停まで歩くのも痛くて後悔。
下剤は帰りのバスでお通じもよおすと嫌なので帰宅まで我慢した。

帰宅して直ぐ下剤を飲み、疲れたので 寝る。

19時頃、痛くて起きた。下剤が効いたようだ。トイレに直行。
いつもにゃんこ娘の三女は私がトイレに籠もるとドアをカリカリして「早く出てきてにゃー!」と鳴くのでいつもならなんとか相手するのだが声が出ない。ドアの外でずっとカリカリにゃーにゃー。ごめん三女。
4回トイレに行き落ち着いた。

三毛猫三姉妹が勢揃いしておやつを待っている。今日に限っておやつを切らしていた。まじか。
なんとか自転車で2分のコンビニへ買いに行くが痛くてヘロヘロになる。

おやつをあげたところで息子帰宅。

「じゅんみはさん大丈夫?って大丈夫じゃなさそうだねー。」
経過を報告。
「便秘くらいでホントに恥ずかしいけど大変だったよ。検査って言われて腸閉塞とか、腎炎や膵炎かと心配で。ごめんねー。」
「じゅんみはさん、何言ってるの?便秘をなめちゃダメよ。命の危険もあるんだから。若い女の人にも多いし、合併症とか怖いから。」
「え?そうなんだ全然知らなかった。怖いんだねぇ。じゃあ私若いのかな?」
「若くないでしょ。入院とか手術とかの病気じゃなくてまだ良かったけど無理すんなよ。」
「うんうん。大腸カメラ苦手でさ。乳ガンの再検査もあるし先延ばししちゃったよ。ホントは直ぐやったほうが良いんだろうけど。」
「まぁ、生きててよかったね。病院行こうかと思ったけど、仕事ですげー疲れてたから従兄弟たちに癒やされたくて。」
「気にしなくて良いよ。癒やされて良かったじゃん。病院に来ても何もすることないし、一人の方がラクだったから。ありがとう。」
「半々」のnoteの時と同じように二人で笑って話していた。
「こんなこと笑って話せる親子いないよね。」
「まあ俺は若くても人生経験豊富で慣れてるからね。」笑う息子。
「なんじゃそりゃ。」私も笑う。
「でもさ、乳ガン見つかって、同時に巨大子宮筋腫も見つかって、そっちもガンかもって言われて、今にも爆発しそうで、乳ガン手術延期して子宮筋腫と子宮摘出の緊急手術して、その後直ぐ乳ガン手術して、ガンが取り切れてなくてもう一回乳ガン手術して治療して。俺は浪人中で勉強しながら夜勤バイトして。って時の一年間より全然いいよね。」と息子がまた笑う。
「ホントだねぇ、ありゃ物凄く大変だったね。」私も笑ったらまた痛かった。
「noteに書けば?」
「また変な親子だなって思われるし、心配かけるでしょ。」

寝る前の内滴薬の下剤は老人ホームで働いていた時に入居者さんが飲んでいた強力なものだった。
コレ飲むのか…。しかも15滴って多いな。
まあ、それほどの便秘ってことか。

「お通じって大事なんだな」と改めて感じた。

お通じは出てるけど、まだお腹ぽっこりだし、痛みもある。
早くよくなってくれ、私のお腹。早く気付かなくてごめんよ。

自分の体に優しくしようと改めて思いました。

今日はのんびり過ごして、回復したら絵本の絵もゆっくり描けたらなぁ、なんて思っています。

・・・

ちょっとまだ絵が描けないので、スマホのメモに簡単に描いた絵がヘッダーです。

・・・

心配してた友人から2日連続の検査結果「どうだった?」と大量のラインが来ていて、みんなに説明する気力がなくて「noteに書くからそれ読んでくだされ。」と短い返信をした。

下書きに戻した「きもちによりそう」のnoteを読んでコメントくださったみなさんにも結果報告をと。
それで本当にnoteに書いてみました。

ご心配お掛けしたらすみません。
母ちゃん気持ちは元気です。

次は楽しいnote書きますね。

読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。