安堵
「すげえなまじで。」
息子からのラインの返信。
私もスマホを見ながら
「すげえなまじで。」
と呟いた。
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只今1/4(木)午前5時です。
3:30 オトンの「わー!」という声で飛び起きると、ビショビショの次女ちゃんをオトンが抱えている。
夜中に自分でトイレまで行ったが手だけではトイレの中に入れないので間に合わず、ビショビショのままオトンの部屋まで行ったと思われる。
「アレとコレと用意してくださいっ!」「桶のお湯替えて!」「ティッシュ!」「アルコールおしり拭きと乾いたタオル!」「新しいバスタオルに交換!」「ハイ!」
次女ちゃんに「大丈夫?もうすぐきれいになるからね。寒いね」声掛けしながら素早く父娘で動く。
清拭、乾かし、治りかけの褥瘡の部分に塗り薬塗布を終えた。シャワーもドライヤーもNGなので丁寧に。一時間掛かった。
次女ちゃんはサッパリして嬉しい時の背毛を立て、暖かいコタツ布団の上にバスタオルを敷き毛布を掛けたら安心して寝た。
無事で良かった。父娘でホッとする。
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1/2(火)『安』のnoteの夜
どんどん悪化していくので添い寝した。今までで一番悪い状態。
今夜もつだろうか?
首に力が入らず、突っ伏して息ができなくなるので腕枕して寝かす。
喉を圧迫しないように腕で支える。
目は閉じず、心音はとても弱い。
手がしびれてきて腕を抜きクッションを高くして代わりにすると辛く苦しいようで「ウーウー」唸りながら爪を出し手をバタつかせる。
長女ちゃんの時と同じ顔をしていた。
長女ちゃんは19歳で『ピンピンコロリ』の教科書のような最期だったけれど、直前はこの顔だった。
7時頃クッションで眠れるようになったのでオトンと交代。
オトンが横に座ると安心して寝ているように見えた。
「起きて見ててね、何かあったら絶対直ぐに起こしてね!」
オトンは19時〜5時までたっぷり寝ていたからちゃんと起きて見ていてくれるだろう。
私は心配と不安で全然眠れていなかったので自室のベッドで仮眠。
その頃は心音変わらず、声掛け反応なし。
10:00過ぎに目が覚めた。急いで次女ちゃんの様子を見に行く。
「えーーーー?????」
自分で毛布から出れたの?
しかも香箱座りしている?!
これは夢なのか?
意味がわからない。良い意味で。
オトンに「ずっとみててね」と頼んだが、オトンはいつも通り朝食の後直ぐに寝たらしい。
ビックリして起こす。
「お父さん寝た時は元気だったの?」「ううん、すごくグッタリしてたよ」じゃあ寝ないでよ!!とも思ったが、もうどうでもいい。
父娘で「良かったねえ!」と言い合う。
心音は弱々しい「トクットクッ」から「ドクンドクン」になっていた。
人体の不思議ならぬ『にゃん体の不思議』
介護職で何人も看取ったが、こんなことありえなかった。
しばらく様子を見て、口がカサカサなので水を試すことにした。
脱脂綿で水を含ませるのは水分量が多く、誤嚥の危険があるので、私の指先に極少量水をつけ次女ちゃんの歯に塗る。
それだけでヒューバタンと頭から上半身が落ちる。
水は無理。無理しなくていい。
怠そうに見えるが、昨夜よりは100倍くらいよい。頭が上がってるなんてありえない。
口呼吸で息苦しくて頭が上がっているのではなく、「起きたよ」ということ。
口の近くに耳を当て呼吸確認すると落ち着いて呼吸している。
手を伸ばして手先をパタパタ動かす。まだ苦しいサイン。
香箱座りは安楽な時。
安心したらフラフラなのでオトンに任せて私はもう一度寝ることにした。まだ油断は全然できないから「絶対起きててね」と頼む。
14:00に起きる。
次女ちゃんはまたミラクルを起こしていた。
さすがに起きていたオトンが「ウロウロ動くよ」とニコニコしている。
ウ・ロ・ウ・ロ・動く?
聞き間違え?いや、確かに日向ぼっこエリアにいる。
「お水のみたいです」のサインの口クチュクチュしているので、試しにお水を歯につけてみた。
嬉しそうにペロリの舐めて頭も倒れない。
脱脂綿であげてみた。それも大丈夫。すごい。やはり意味がわからない。良い意味で。
ほんの少し動いてはゆっくり寝る。を繰り返し、夕方には自分で水飲み場の近くまで行った。
試しにほんの少しだけ器に水を入れて口元へ。
昨日のように顔ごと水に突っ込まないかヒヤヒヤしながら見守る。
飲んだ…飲んだ?えー?
といってもティースプーン半分くらいだけど「朝は歯につけただけで倒れていたのよ、あなた」と話し掛けながら顎と鼻を拭き、呼吸確認。大丈夫。心音も大丈夫。
昨日から何回も息子に「今こんな感じ」と次女ちゃんの様子をラインしていた。とても忙しいらしく「夜見に行くよ。遅くまではいれないけど」と言っていたので「今はこんな感じで大丈夫そうだから無理して来なくていいよ」とラインすると
「すげえなまじで。」
息子からのラインの返信。
私もスマホを見ながら「すげえなまじで。」と呟いた。
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夜、オトンはいつも通り19時就寝。私は様子を見ようと起きているつもりだったが21時には眠くて倒れそう。2時間だけ寝ようと目覚ましを大音量でセットしたけど気付かないくらい熟睡していた。
そして早朝3:30オトンの声で起きた。
せっかく回復したのに!なんで起きれなかったんだ私!自分への憤り。
次女ちゃん、体をきれいにしたけど、どのくらいの時間ビショビショで床に寝ていたのか不明。冷え切っていた。なので、ずっと30分おきに呼吸と心音と体温確認している。
その合間にこのnoteの下書きをしていました。
次女ちゃんはゆっくり寝ていて、たまに頭を上げ私やオトンの顔を見る。
口呼吸ではありませんが、呼吸が浅いので、まだまだ様子観察です。
とりあえず『安堵』
どうか、どうか
今日も『安楽』で過ごせますように。
家族みんなで。
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ヘッダーは、清拭が終って次女ちゃんが暖かい布団で寝たので、ホッとした時の紅茶の蒸しパンと珈琲タイムです。
・・・
『安』のnoteでは、ご心配おかけして大変申し訳ありませんでした。
暗い気持ちにさせてしまったかと思います。
正直諦めていました。
辛くて苦しくて吐き出したnoteでした。
次女ちゃんの生命力は『奇跡』
何度も何度も『もう助からない』という状態になっても『奇跡』を起こす。
去年2月に「あと数時間です」と言われてから約一年。
今は医療的な処置は服薬だけ。
またどうなるかわからないけれど。
穏やかに笑顔で過ごしたい。
最後までお読みくださりありがとうございます。
みなさんの小さな幸せと笑顔を願っております。
じゅんみは
前回のnote『安』です
↓
長女ちゃんの時のnoteです
↓
※次女ちゃんはオムツだと絶対排尿しません。
トイレで全介助だと排尿してくれます。
読んでくださりありがとうございます! 嬉しくて飛び上がります♪ 私の心の中の言葉や絵を見て何か感じてくださればいいなと願いつつ。