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島々の記憶

2021年2月に開催した写真展。 2021年1月に大阪の心斎橋にある写真ギャラリーソラリスさんで展示をして、その続きとなる写真展を2月に開催したので私としてはものすごく慌ただしい日々だった。 メインタイトルを「島々の記憶」としている。 2020年2月に東京、2021年1月に大阪で展示した写真展のサブタイトルは「色丹・国後・歯舞・択捉 近くて遠い故郷 私の血が繋ぐものがたり」としている。 2019年に初めて訪問した色丹島の写真なども含まれていて、元島民や色丹島で出会った人々を私の血が繋いで作った作品という意味を込めた。 そして2021年のサブタイトルは「色丹・国後・歯舞・択捉 原風景を巡る旅」と名付けた。 私は最初、自分のルーツを辿るために一人で旅に出た。ただ、今は元島民の皆さんに出会う中で一人ではなくて皆さんと一緒に記憶の中を巡っている。 だから一緒に巡る旅とした。 月日を重ねていく中で繋がる人々との交流は私の中でかけがえのないものとなる。 この記憶を遺したい。 それが今の私の願い。 あまり時間がないように思う。 あとどれくらい続けることができるのか? ふと思ってしまう。 いつまた四島に行けるのか? そしてもしもまた色丹島に行くことができるなら2019年に出会った少年に会いたい。 そしてその時に撮影した写真を渡したいと思う。

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