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開花株から始めるアネモネ

 春先から4月にかけて花壇でかわいい花を咲かせてくれるアネモネですが、球根の形がユニークで、芽出しをしないといけなかったりと、球根から咲かせるのは意外に難しいものです。

 そこで、いっそ蕾の付いたポット苗や花の付いた開花株を購入して始めましょう、というのが今回の趣旨です。

 ちなみに園芸植物としてのアネモネはアネモネ属のコロナリアという種類が基本になっています。きれいな赤や青が基本の花色ですが、品種改良によりピンクやイエロー、ホワイトや覆輪など花色も豊富になっています。

 八重咲きの品種もありますが、一重の花が混じることもありますね。

 ちなみにシュウメイギクやイチリンソウも同じアネモネ属の植物です。

購入したら植え替えよう

 ガーデニングセンターなどで葉が黄色くなくてしっかりしていて、花や蕾がいくつも付いているものを選びましょう。

 売られているものは根が回ってしまっているので、すぐにひとまわり大きな鉢に植え替えてください。花壇に植えると球根がなくなってしまうことがあるので鉢植えにするのがオススメです。

 用土は市販の草花用の培養土で大丈夫です。鉢底土の上に2cmくらい用土を入れてから苗を入れて植え付けます。下の方をほんの少しだけ崩すといいでしょう。

 アネモネは深植えしてはいけません。株元を見ると扁平なところから茎があがっていると思います。この扁平なところが球根の上部で、ここが土に埋まると新しい芽が腐りやすくなります。

花がら摘み

 鉢花を長く楽しむのに必須の作業が花がら摘みです。種ができると体力が奪われるので面倒がらずに、こまめに花がらを摘んでください。

 見栄えを良くするのと、病虫害の温床になるのを防ぐためでもあります。

 アネモネの場合、花茎の付け根をハサミで切ってくださいね。黄色くなった葉も同様に切り取ります。

球根回収

 アネモネは球根が作落ちしやすいです。春先からしっかりに日光に当ててください。また、水切れも厳禁です。

 花が続いている間は2週間に1回は規定濃度の液体肥料をあげましょう。

 花が終わって葉が黄色くなったら早めに球根を掘り上げて日陰で乾燥してから、涼しい場所で夏越しさせてあげます。

芽出しと冬越し

 秋になって涼しくなってからバーミキュライトで芽出しをします。扁平な方が上で尖った方が下です。向きがよく分からない場合は横向きに置いて芽出ししてください。

 芽出ししたら小鉢やポリポットに植え付けてください。生育状況に応じて、ひとまわり大きな鉢に植え替えます。

 アネモネは寒さには強いほうですが、北風の当たらないように注意しましょう。

==> ガーデニングの裏技 (jiten8.com)

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