雑草のように丈夫なイフェイオン
イフェイオンというと聞きなれないかもしれませんが、ハナニラの属名になります。ハナニラは非常に強健な球根植物で、まるで雑草のように繁茂しているのをよく見かけますね。藤色のほか、ピンクや白花のハナニラも流通しています。
本来のハナニラは3，4月に開花しますが、2月から開花するキバナハナニラという植物もあります。これはイフェイオン属ではないですが近縁の植物です。
11月から１２がつにかけて咲く白花のパルビフローラもイフェイオンとして流通していますが、この植物も現在では別の属に入れられています。
イフェイオンは、毎年植え替えるのは面倒なので、ほったらかしでも春には香り良い花がたくさん咲いて欲しい、という欲張りなあなたにぴったりの植物です。
イフェイオンの育て方
イフェイオンは9月から11月の気候の良い時期に球根を植え付けてください。開花期には花付きのポット苗が出回ることもあります。
植え付ける場所は日当たりが良いですが半日陰でもそれなりに育ちます。土質を選びませんし、暑さと乾燥に強いので道端やロックガーデンでもOKです。もちろん鉢やプランターでも栽培可能です。
元肥として緩効性の化成肥料を入れておけば追肥も不要です。
花がら摘みはした方がいいでしょう。水やりも完全に乾いた場合だけで大丈夫です。
病気や害虫の心配のないイフェイオンですが、問題があるとすれば増えすぎることですね。花壇などでは他の植物の邪魔にならないように、芝生用の土止めなどで、他へはびこらないようにしておくと良いでしょう。
増えすぎて込み合ってきたら、掘り上げて、球根を分球して、植えなおしてください。
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