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サクラソウの小山盛り

 野生の日本のサクラソウの中でユキワリコザクラやユキワリソウ、イワザクラなどは湿気の多い岩場に生育しています。

 これらのサクラソウを普通の山野草鉢で栽培することも可能ですが、浅い皿に用土を山盛りにして植え付ける小山盛りにすると育てやすくなります。

 今回はサクラソウの小山盛りをご紹介しましょう。

サクラソウの小山盛りの作り方

 小山盛りを作る適期は2,3月です。

 普通の浅めのお皿を用意し、底に鉢底土を並べます。外側の用土はケト土を水で濃い目に溶かして長繊維のピートモスを1週間漬けてから乾かします。

 これをお皿の外周に沿ってドーナツのように中を空洞にして壁を作ります。

 小粒の硬質鹿沼土7:小粒の軽石砂3の用土をケト土で作ったドーナツの中に半分くらいの高さまで入れます。緩効性の化成肥料をひとつまみ入れて、さらに用土を足し、その上にサクラソウの苗を植えていきます。

 最初のケト土で周りをしっかりと覆ってから霧吹きで湿らせます。 手で苗を傷つけないように手で小山の形を整えたら、コケを貼ってください。もう一度、コケがはがれないように手でしっかり抑えて形を整えます。

 その後は通常の山野草鉢のサクラソウと同様の管理をしてください。



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