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デジタルマーケティングの定石 読書会&書籍の感想

こんにちは!ジュンコです!

先日参加した、X-HACK勉強会「未経験からエンジニアへ転職した人たちの話を聞こう!」で「アウトプットは大事!!」ということを学んだので、「デジタルマーケティングの定石の読書会&書籍の感想」をまとめました!

なお、私のマーケティングの知識レベルですが
・中小企業診断士の勉強していたときに、マーケティング論で基礎的なことを学んだ
・コラーニングというサービスで勉強を始めて3ヶ月目
というレベルです。

実務でマーケティング経験はありませんので、かなり初心者目線の感想となっています!

読書会について

X-HACKの松田さん主催の「デジタル・マーケティングの定石を学ぶ」に参加しました!

参加者全員で同じ書籍を読み、感想や意見を話し合うという勉強会です。

参加者の共通点は「マーケティングに興味のある」だけで、年齢、職業、マーケティングの知識量もさまざまな方が参加されていました。

読書会は初めてでしたし、初対面の方ばかりで緊張していましたが、想像していたよりも得るものが大きかったです!!

まず、このイベントのおかげで「読む事が強制」され、積読防止になりました。

イベントは2週間前に告知されていましたが、ほぼ前日から当日にかけて集中して読んでいました。
きっとイベントがなかったら積読になっていたはずです。。。

そして、いろんな経歴の方が参加されるので、いろんな角度から意見が聞けて深掘りができ、記憶にも残りました

自分では「なるほどー、すごい!」って思っていたことでも「それって、本当にそうなのかな?」という問いかけを聞くことで、いろんな角度から考える事ができました。

デジタルマーケティングの定石について

ここからは、書籍のざっくりとした紹介と感想を書きます!

こちらの書籍、すごく読みやすかったです!
Part1、Part2、Part3と分かれていて、
・Part1「デジタルの特性を理解する」
・Part2「デジタルの定石を理解する」
・Part3「デジタルを使って実践する」
と1冊でデジタルマーケティングの基礎的なことから実践まで学ぶ事ができます。

重要な箇所は太字になっていて、各Chapterの後ろにはまとめがあり、分かりやすい図が要所要所に入っているのので、目次、太字、Chapterの最後のまとめ、図を読むだけでもざっくり理解できちゃいます。

あと実例も多くて「あー確かに、そういう事あるーーー」と思う事が多かったので、頭に残りやすかったです。

Part1.デジタルの特性を理解する

Part1の「デジタルの特性を理解する」では、デジタルの限界と強みを理解し、デジタルを適切に使うための知識が説明されています。

特に印象に残ったのは、、、

デジタルの弱み:「ユーザーは興味のあるもの以外は一切見ない。興味のあるない物をデジタルを使って認知させることは困難である」

デジタルの強み:「コストパフォーマンスが高いこと。ただし、「顧客主導」の考え方に切り替える必要がある。顧客を知り、顧客が書いたくなるストーリをデジタルで表現する事」

という部分です。

大きくて目立つバナーをつけても、どれだけデザインを工夫しても興味がないものは見ない、でも作っている方は「目立たせれば見てくれるはず」と思ってしまうんですね。

私もウェブメディアを作っているので、頭の中に入れておこうと思いました!

Part2.デジタルの定石を理解する

筆者のこれまでのご経験から顧客が商品を買うまでの流れは「日常生活フェーズ」「初回購入フェーズ」「継続購入フェーズ」の3つに分類するとデジタル活用が進みやすくなると書かれています。

Part2では、それぞれのフェーズごとにデジタル活用の定石が解説されています。

このPartで特に印象に残ったのは「初回購入フェーズ」において理想的なウェブサイトの構成です。

ユーザーがGoogle検索、広告などいろいろなところから企業のウェブサイト流入してきますが、理想はゴールまで一直線。

ウェブサイトに入って、何回もクリックしてゴールに誘導するのではなく、検索から入ったページにすぐにゴールがあるページを準備する必要がある。と書かれていました。

ウェブサイトといえば、トップページがあって、カテゴリがあって何回かクリックしてゴール(初回購入)へ向かうという構成が頭に浮かびますが、検索結果から企業のウェブページに移動したら、そのページにゴールがあるというのが理想という事が説明してありました。

意外だったのですが、読んでみると「なるほど!」と思えました!

Part3.定石を使って実践する

こちらのPartではマーケティングにおけるデジタルの活用方法は、ビジネスモデルに応じて18種類に分けられ、それぞれの定石の実践的な方法が解説されています。

「DXアクセラレータ」というツールが紹介されていて、ビジネスモデルごとに事例が掲載されていました。

初心者の自分は「なるほど!」「もし自分がマーケティングをするなら良い道標になりそう!」と思ったのですが、経験者の方からすると「本当にこの18種類でいいの?」「もっとこういうところが必要だと思う」と思うものでもあるようです。

私自身は前職で電子カルテシステムのソフトウェアベンダーに勤めていたのですが、そういった業界は「Web to 営業担当型」という型になるため、Webで見込み客を集めて、営業担当につなぐというのが定石になると書かれていました。

前職を思い返してみると、デジタルはほとんど活用していませんでした。

もちろん会社のウェブページはあるのですが、「知り合いの院長から紹介」「地域の基幹病院が使ってるから」「医療法人でシステム統一したいから」「業界シェアの高い企業全部呼ぶ」という状況でマーケティングの部署はそもそも存在していませんでした。

でもそれで特に営業に困ってはいなかったんですよね。

困っていないなら「デジタルを活用しなくていい」ということなのか、もしかすると「デジタルを活用すれば、もっと効率よくマーケティングができた」のかもしれませんが。

書籍全体を通して

書籍の最後に「シンプルに切り捨てなければ、大切でない仕事が溢れかえり、人生の大切な時間を奪われてしまう」と書いてあったのがとても印象に残りました。

デジタルは低いコストで色々できるがゆえに、仕事を増やしてしまい収集が付かなくなる。

この書籍はデジタルマーケティングについて書かれていますが、これはデジタル化全てに共通する考え方だなと。

デジタルは業務を効率化するために使うものであって、現状の業務をただデジタルに置き換えるとか、デジタルを使って何かやればよくなるということではない。

人力では到底できないような大量の作業をデジタルで代替し、デジタルで代替してできた時間を活用し、人は人にしかできないことに注力する。

これができるかどうかがデジタルマーケティングだけではなく、あらゆるデジタル化の成功の鍵なのかなと思いました!

最後に

一人で本を読んだだけでは、ここまで深く読み込むことはできませんでした。きっと積読になっていたと思います!

次回は「SaaS時代の成長戦略を理解する決定版「ザ・モデル」読書会 vol.1 #SaaSビジネス研究室 」が予定されています。

こちらの書籍は「マーケティング・営業」を変革したベストセラー書籍 」出そうで、SaaSビジネスをやる上では必読と言われている書籍だそうです。

興味のある方はぜひこちらのイベントにご参加ください!

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