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ラスティックなフローリング探し

基本設計のときに仮置きしたフローリング材。いよいよコストも意識しながら決めなければいけないタイミングになってきました。1階のリビングと、2階のオフィス・寝室をフローリングにするので、家全体に与える印象も、コストインパクトも大きいので緊張します。

イメージしていたのは、ラスティック感のあるおおらかなフローリング。時間の経過とともに味わいがでてくる無垢材で、色味はナチュラルからグレイ系。犬を飼う予定なので、滑らないもの。

そんな希望を聞いて、基本設計時にこのみさんがいくつか提案してくれて、サンプルを見て気に入ったのがフィンランド生まれのブランド「NORDO」のもの。幅185㎝の複合フローリングで、表面は3mmのオーク無垢材をUVワックスオイルで仕上げています。

実際に「NORDO」を扱っているAD WORLD(芝公園)のショールームで見てみると、いい感じ!素足で歩いた時の歩行感も気持ちよいし、色味も好み。大きな節や割れを活かしてラスティック感を出しているVINTAGEシリーズの「ター」か、きれい目に仕上げたCLASSICシリーズの「ソノラン」か迷うところ。いずれも価格的には18,000円/㎡前後と高めですがいったん、基本設計では「ソノラン」で仮置きしたのでした。

AD WORLDのショールーム。スキップフロアで楽しい空間
NORDOシリーズ。手前が「ター」、その奥が「ソノラン」。小さなサンプルではわからない全体像がわかります。

がしかし、見積もりの結果、大幅予算オーバー。そこでリビングは「NORDO」のままにして、2階のオフィスと寝室は予算10,000円/㎡を目標に、別なメーカーのものを探すことに。

その前提でこのみさんから提案いただいたのは、IOCの製品。リーズナブルで安定した品質のフローリングがそろっているとのこと。特に複合フローリング20シリーズ(表面の無垢材の厚さが2mm)は色や樹木の種類もいろいろ選べるとのことで、早速、表参道のショールームへ。

まずはお目当ての20シリーズを見せていただくと、確かにいろいろな樹木があって興味津々。ただ180㎝の幅広タイプは残念ながらあまり選択肢がありませんでした。幅広がよいということであれば、ということで見せていただいたのがプロヴァンスシリーズ(190㎝幅)。これがよい感じでした。ヨーロピアンオークの複合フローリングで、無垢材の厚さも3mmあって、なんと8,800円/㎡。2階はオフィスと寝室なので、グレイッシュな「プロヴァンスカシス」で落ち着いた優しい雰囲気にしたらどうかな~と思いました。

プロヴァンスシリーズ。手前がカシス、奥がよりヴィンテージ感のあるジュウバン(Jeu Ventとは「風の遊び」という意味だそう)
こちらはカンヌブランといういま大人気のシリーズ。ちょっとロマンチックな感じ

続いてもう1社、紹介いただいた外苑前のニッシンイクスへ。ここもリーズナブルで味のあるものが多いとのこと。まずはおすすめの複合オーク190㎝幅「ワイルドバレル」(打痕なし)を見せてもらいましたが、ちょっとハードで色味的にもぴんとこず。

複合オーク190㎝幅「ワイルドバレル」。ちょっとハードな印象

一方、ニッシンイクスは壁材もたくさん扱っているのですが、カラコンボード・ラスティックブラックに目が留まりました。グレイッシュな感じが先ほどのIOCの「プロヴァンスカシス」に合いそうだなあ、と。寝室の壁の一部に採用したら、素敵かも。もしくはグレイ系のタイルを予定しているダイニングの壁とか・・・。壁は基本的に、白のEP塗りで考えていますが、一部木を使った「ラスティックな壁」にしてもよいなあと思っていたので、候補にしたいと思います!

こちらがカラコンボード・ラスティックブラック。好みです!

よし、フローリングもだいたい決まってきました。価格も少し下げられそうでよかったです。


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