人に教わることについて、独学について
大人になるにつれて、
仕事が中心の生活になるにつれて、
経験を積むにつれて、
「人から教わる」ことは減っていく
以前の僕にはそう考える傾向があったかもしれない。今考えれば、奢った考え方だけれど、「必要ない」とさえ思っていたかもしれない。
「教材さえあれば、独学でできる」
と思っていたからだ。
だから、今まで勉強してきた英語やプログラミングは教材で独学してきたつもりだった。
しかし、独学ってなんだろうと思う。
Wikipediaを見てみると、
「学ぶにあたって、先達者の指導を仰ぐことなく独力で目標をたてて習熟しようとする学習方法、能力開発の方法である。」
僕が今まで独学と呼んできたのも「本を読んで、考えて、覚えて、実践する」ことだ。この独学の定義に反していないと思う。
ただ、いつも、考えるもとになる本、教材が常に存在している。本なしでは、僕は路頭に迷っていただろう。つまり、その著者のアイデアだったり、知識を分け与えてもらってこそ成せたことだ。
本を作る際、著者にとっては僕のような仮想読者を設定して執筆したはずだし、僕が読書するときも、常に本と対話していた。決して独りではなかった。
僕は何かを学ぶ時いつだって「教わっていた」
こう考えたときに、著者への尊敬が一層大きくなるとともに、「人に教わる」ことに対して、ぐっと心理的ハードルが下がった。
この人から教わる、というのは、よくよく考えれば大人にとってメジャーな習い事の楽器演奏だって同じだ。人から教わらずして、身につけるのは、よほど才能がないと不可能だ。なぜなら、楽器演奏のような
文化は一人では生み出せないから
だと思う。先逹者の知恵だったり、歴史の理解、背景が必要だ。
音楽だと当然だと思っていたことが、なぜ外国語学習や、プログラミング言語に当てはめて考えられなかったのかは、もうわからない。きっと自分の勝手な奢りだったのだと思う。
でも今は声を大にして言いたい。
外国語やプログラミング言語も文化
今後の学習においては、本やオンライン教材に限らず、直接人から教わることも取り入れていきたい。つまり、メンターをつける。きっとそれぞれにメリット、デメリットがあるから、色々組み合わせることが大事だと思う。
本やオンライン教材はインターネットで探すのが難しくないし、相性が悪ければ、誰にも嫌な思いをさせずに変えることができる。でも、メンターについては、マッチングアプリも色々あるけれど、相手が人だということもあって、そこまで簡単にはいかないと思っている。
いいメンターに出会えると良いな。。
そして、いつか自分も誰かのメンターになれる日を夢見て。
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