私の中銀カプセルタワー滞在記〜NAKAGIN BUSINESS CAPSULE(81)
【入居25日目①】
今日は午後出勤なので朝はゆっくり。アラームはなくてもいいくらいなのだけど、今日は念願の「平日の朝から銀座で映画を観てランチにカレーを食べてから出社」を実行するからいつもと同じ時間に起きる。ていうか、朝日がまぶしくて毎朝自宅にいるより早く目が覚めている。カプセルの、壁に対する窓の割合の大きさよ。カプセルが交換(コンセプトの「メタボリズム」ですね)できなかったのはいいとして(いいのか?)円窓専用ブラインドは現役で使えるとよかったのにな。もう生産してないんだろうな。ほかに需要がなさそうだし。
「念願のって、この滞在期間にいつでもできただろう」と言われそうだけど、あいやしばらく(言い回しがもはや祖先世代)。「いつでもできる」が「いつまでもやらない」と同義語となる人がいることをご存じか?それが私だ。ただし入居最終週になり、焦ってきてやっと動きだしたのはちょっと遅すぎたな。もう来週の今日は自宅生活だというのに。
「何の映画を観ようかな」などとぼんやり考えながら、毎朝恒例、洗面所の床の水漏れを吸い込んだ愛用のケミカルスポンジを絞る儀式を行ったら、勢いあまって破ってしまい、真ん中からちぎれそうになった。危ない危ない。生活用品は少数精鋭を使い倒しているから、物によってはだいぶヨレてきている。大事に使わなきゃ。
出がけに、ドアの覗き穴に貼ったマスキングテープ(外からの覗き防止用)がまた落ちてるのに気づいた。初日から長いことドンキのレジテープをとりあえずで貼ってて、大変オシャレに欠けていたものを、やっとこさかわいいマスキングテープに替えたらこれが剥がれる剥がれる。「もう怒ったぞ」と手近にあったスーパーのレジテープを貼ってやった。機能性バンザイ
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「覗き穴の向こうから真っ赤な目で覗かれる」みたいな怪談があるじゃないですか…。塞ぎましょう、覗き穴。たとえそれがレジテープでも
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