2021年10月10日(日) ケンカはやめて…ね
先月、謎の休会をしていたNちゃん(小3)が今日のレッスンから無事復帰。理由はわからん。それはまぁいい。
そのNちゃんの、宿題ノート(学校でいうところの「連絡帳」のようなもの)に、お母さまから
「この1ヶ月、自ら譜読みを進めたり、わからないところは家族に訊ねたりしながら、少しずつ曲を進めてきました。よろしくお願いします」
という旨のコメントがあった。その通り、彼女なりに休みの期間を有効活用し、自らも考えてしっかり練習をしていた。もちろん、最大に賛辞を述べ、そしてさらに向上してもらうべく、アドバイスをしていた。
だが、3曲目、『聖者が街にやってくる』で波乱が待っていた。あの、
「オー・ホェン・ザ・セーンッ」のやつな。「ドミファ|ソーーー」のね。わからんかったら調べてね(←
で、彼女のテキストでは、使われているコードはC・G7・Fのみ。そう、ハ長調の主要三和音の定着のためのアレンジになっている。
小気味いいテンポで、彼女はピアノを奏でる。そして、歌詞でいうと、1コーラス目最後の
【When the Saints go marching in】の『ホェンザ』のところで、左手のコードをCで奏でたのだ。
この曲をご存知の方であれば、これには違和感を持つであろう。が、流れを止めずに最後まで聴き、まずノンストップで1曲を弾き通したことを褒めた。ご家族の手助けがあっただろうが、何より本人がそれを繰り返し練習していなければ弾き通せないわけだから、それはそれは立派な姿だった。
が。FであるところをCで弾いたことは、指導者として訂正すべきである。
(ここでFmやろっていう議論は、大人である皆さんはやめてね♪)
これには非常に言葉を選んだ。彼女には非情な通達だろう。そしてその予感的中。
ぢ「Nちゃん…惜しいっ…ここ(ド・ファ・ラと書かれている小節を丸で囲む)…よーーーく見てみ」
N「……(数秒考える)……( ゚д゚)ドファラや」
ぢ「そや!よぅわかった!ぢゃ、ここかrmkh(『ここからもう一回弾いてみ』と言おうとしたが遮られ)」
N「ええええええええええええええ!ガーーーーーーーーーン!!!お母さん、ドミソっていうたからぁ。。。ああああああああ!(仰け反り)
今までピアノを続けてきて、一番最高にショックやぁぁぁぁ!」
もうね(⌒-⌒; )
最高や(⌒-⌒; )
可愛すぎ(⌒-⌒; )
先生幸せすぎ(⌒-⌒; )
てかあんた、岩崎恭子か∑(゚Д゚)
よくよく話を聞くと、どうやらお母さんにわからないところを訊いていたようで。もちろん事情が事情やからそうなることもこちらは織り込み済み。そりゃお母さんかてプロちゃうし間違う時もあらーな。
お休みの間、あなたと一所懸命考えたりして教えてくれたやろからね。
ぢ「まあね、お母さんさ、お休みのあいだ教えてくれたんやし、『ここ違ったでぇ』とか言わんとってほしいなぁ」と呟いたものの、N、
「めっちゃ怒ったるねん」
あーーーーやめてあげてぇな(T-T)
その後、本来迎えに来るお父さんが、混雑で散髪が終わらない(w)とかで教室に電話連絡があり、だが私もNちゃんのレッスン後の貴重な空き時間で昼食を取らねば(それでも夕方まで空き時間がほとんど無いの)ならぬゆえ、店頭スタッフに様子見をお願いし、空いたレッスン室で好きなだけピアノを弾きつつお父さんを待つように指示。別れ際に
「お母さんに『ありがとう』って言うんやで」って小声でコソッと告げたらば
見事に首をブンッブン横に振られました(⌒-⌒; )
来週、昼ごはんタイムを少しだけ削って、何がなんでもお母さまを労わねばです(⌒-⌒; )
乞うご期待(え
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