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水曜映画れびゅ~

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毎週水曜日に投稿する映画レビュー記事のまとめです。
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2021年1月の記事一覧

【7.水曜映画れびゅ~】『八日目の蟬』~Hello, welcome home~

『八日目の蟬』(2011)は、角田光代のベストセラー小説を映画化した作品。 日本アカデミー賞において、最優秀作品賞や最優秀監督賞を含む最優秀賞10冠を達成しました。 あらすじとにかく泣ける高校生の頃、私は本作の原作である角田光代著作『八日目の蟬』を読み、その際に映画も見ました。原作を読んでいたので結末を承知して見たのですが、映画のシーンシーンで号泣したのを覚えています。 そして最近、5年越しに2度目の鑑賞しました。そして… まぁ~、泣きました。 ホントに泣きました。

【6.水曜映画れびゅ~】"Gone Girl"~真実が見失われていく…~

Gone Girlは、2014年公開の映画。 ハリウッドの"鬼才" デビッド・フィンチャー監督作です。 【2024年5月20日 追記】 この記事は、もともと『ゴーン・ガール』と『白ゆき姫殺人事件』の2作品のレビューとして当初公開していました。しかし公開から数年経って読み返すと、あまりにも読みにくいことに気づきました。なので、より読みやすい構成を考えた結果、『ゴーン・ガール』をメインとした記事として再編集いたしました。なお、内容に関してはほとんど変わっていません。 あら

【5.水曜映画れびゅ~】”Vice” ~アメリカ社会を映し出したMid-Credits Scene~

"Vice"は、2018年に公開されたアメリカのコメディ映画。 『マネーショート 華麗なる大逆転』(2015) を手掛けたアダム・マッケイが監督・脚本を務めています。 作品情報”そっくりさん”だらけの演技合戦主演を務め、ジョージ・W・ブッシュ政権において副大統領であった剛腕政治家ディック・チェイニーを演じたのは、クリスチャン・ベール。役作りのために極端な肉体改造をすることで知られるベールは、チェイニーを演じるにあたり体重を約18kg増量して、本人そっくりになりました。

【4.水曜映画れびゅ~】"Ford v Ferrari"~クリスチャン・ベールがカッコよすぎる!~

"Ford v Ferrari"は、2019年公開(日本公開は2020年1月10日)のアメリカ映画です。 2020年のアカデミー賞にて音響編集賞と編集賞を受賞、また作品賞にもノミネートされていました。 【2024年5月18日 追記】 GQとNetflixの動画を追加しました。 あらすじ賞レースを席巻したレース・ムービーアカデミー作品賞のノミネーションに名を連ねた本作。作品賞の受賞こそ逃しましたが、このようなスポーツ系映画がノミネートされること自体が、本来は極めて異例です