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働くにあたって意識したほうがいい3つのこと

今年の4月に新入社員が入社したときに、新入社員に向けて話をした「働くにあたって意識したほうがいい3つのこと」を紹介したいと思います。もう入社して半年ほど経ちますが、再度このことを意識してほしいと思っています。

この3つはライフネット生命を創業したあと、立命館アジア太平洋大学の学長をされている出口治明さんが日経新聞に投稿された記事から引用しています。

1.職場の中でおかしいと思うことは声に出す

自分の価値観や常識に照らして違うと思うことは声に出すということです。これは私自身もこれまで何度か経験したことなので、とても共感します。上司の言っていることをそのまま実行してしまうことは、特に新入社員のときにはありがちです。上司や先輩の言うことはすべて正解ではないということを認識する必要があります。上司の言うこと信じて疑わずに行動していて、法を犯していたといったことにもなりかねません。自分の価値観に照らして、「これは違うのではないか」と思うことは声に出すことは本当に大切です。

ただ、この声を出すには勇気が必要です。特に新しく入社して知識も経験も浅い社員から声をあげることは難しいかもしれません。私自身も20代のときにできていたとは思わないのですが、自分の価値観を信じて自信をもって日々行動していれば、発言できるようになります。できれば、そういう発言がしやすい職場がある企業を選んで入社することベストです。

2.仲間をつくる

入社した職場がすべて自分の理想どおりであることは少ないと思います。新しい社員として、職場や事業内容を改善していかないといけないことはとても多いです。これから働く上で、この改善を繰り返すことはとても大切であり、企業の成長には必要なことです。

この改善をしていく上で大切なのが仲間の存在です。自分ひとりではできなくても仲間がいればできることはたくさんあります。志を同じくする仲間を大切にして、その仲間と切磋琢磨しながら改善を繰り返すと、職場の改善や新しいビジネスをつくることにつながると思います。

最近大学生の就活相談をしているのですが、そこでよく話すことは「どんな仕事をやるかも大切ですが、誰と働くかももっと大切です」ということです。価値観のある、志の高い社員がいる企業を選んだほうがいいということをオススメしています。まわりの仲間によって、自分のモチベーションにも大きく影響していると思っているので、それを強調してお伝えしています。

3.学びの大切さ

学校で勉強したことで全て社会のことがわかるなんてことはありません。世の中は常に変化しており、新しいことや世の中の変化にあわせて学び続ける必要があります。出口さんが様々なところでオススメしているのは「人に会う」「本を読む」「旅に出る」の3つです。これは私もとても共感しており、この3つを中心にできるだけ行動するようにしています。

「人と会う」は自分と異なる価値観や経験を持つを人からインプットすることはとても大切で、知識だけでなくモチベーションアップにつながることも多々あります。最近はオンラインサロンやSNSなどで人と会うもしくは交流する機会も増えているので、これらを活かすといいかもしれません。澤さんと山口周さんの対談の中でも人と会うことについて触れられていて、キュレートされた情報を得ることができるというメリットもとても共感しました。

「本を読む」は本の中にはこれまで多くの方が経験して得たこと、実験結果などが集約されており、多くの方のこれまでの過去の経験、結果、そのときのマインドなどを知ることができるので、とても参考になります。自分がそれをすべて試そうと思うと膨大な時間がかかるので、時間の効率化にもつながります。

「旅に出る」は自分の生活圏での価値観と異なる文化や習慣に触れることで自分の常識や価値観が一度崩されて、大きくなることを実感できるのでとても大切です。私も大学生のときにはじめて海外に行ってから衝撃を受けて、自分の価値観や知識が広がることにとても魅力を感じて毎年のように旅に出ています。特に海外は日本の文化と大きく異なることが多く、新しい価値観を知る上でもとても刺激になります。今は海外に行けないのがとても残念です。

まとめ

新入社員に少しでも響けばいいなと思ってこの出口治明さんの言葉を引用して話をしましたが、この3つは新入社員のみならず私含めて多くの社会人に対してとても重要なことだとあらためて感じました。

「正しいと思うことを正しいと言えること」は半沢直樹のドラマの中でも出てきた言葉です。あらためて自分自信もこのことを意識して、人事としての組織づくりに励みたいと思います。

最後の「人と会う」「本を読む」「旅に出る」の3つも自分の知識、価値観、創造性など大きく変化する行動だと思うので、これからも積極的にこの3つを実践していきます。

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