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コロナ後の価値観はグラデーション的変化を辿る

世界が変わっている最中に生きている

ほんの数ヶ月前まで、誰も想像しなかった世界が訪れましたね。10数年前のスマホの登場と、2020年のコロナ禍は後世できっと教科書に載ります。しかしこのままじゃ、あまりにも中途半端だなぁと感じています。
今起こっている変化といえば、オンライン会議やオンライン飲み会が当然になって、電子ハンコが流行るだけ。テイクアウトが増えて三密業態が衰退するだけ。

このように、対面を遠ざけて効率だけを求める社会は幸福に直結しませんし、現在の延長線上では新たな価値観は生まれない気がします。

多くの人が、不透明な未来や今後の生活に不安を抱いていると思います。
しかし、仕事が減ってお金が稼げない今だからこそ、「金銭の為の労働」「消費は幸福・贅沢」という価値観が壊れてくタイミングなんじゃないかと感じています。

どんな時代になる?

それが一言で表せない、明確じゃないあたりが、新しい価値観そのものです。
ソース:おれ

とにかく何だか偉そうで、一律の正解があるような"旧い価値観"にNOを突きつけたい。お金に支配はされたくはない。そこが唯一の共通点で、その先の価値観は本当に人それぞれで、多様性に富んでいるような。

そういった、色んなカルチャーを軸に置いた人々の小さなコミュニティ群が、もっと幅広く社会に受け入れられていく時代。その変化は緩やかで、グラデーションのように、境目が曖昧だけど確実に変わっていきます。

一律の価値観で括れない時代だからこそ、突出したリーダーが旗を振って時代をひっくり返すような変化じゃないはずです。
一人一人が、小さなコミュニティのオピニオンリーダーが、自分の影響力の範囲でそれぞれを認め合うような。そこで回る最小限の経済で生活していけるような。

コロナはキッカケに過ぎない

着実に形成されつつあったそんな価値観も、資本主義の持つ巨大なパワーが、SNSによって増幅されて何とか堰き止めていたんだと思います。

例えばインスタでよく見かける「美味しいご飯食べたい」「好きな時に旅行に行きたい」「ブランド物欲しい」といった欲望を喚起するような投稿ですね。

しかし、コロナ禍がキッカケでかつて無いほど世界が弱っている今、若者から順に旧い価値観から急速に離れていくのは止められないでしょう。

本来は誰にとっても、お金や地位を使って他者に承認される欲求より、自分そのものや個性を承認される方が幸福なんじゃないでしょうか?

そうだとしたら、余計な贅肉がつき過ぎて感覚が麻痺してしまった人類が目を覚ますタイミング、なのかもしれません。
もちろん否定ではなくて。今まではそれが最適だった。けれど、SNSの普及も手伝って、そのルールに合わない人達も強制的に全員参加していた時代の終焉が来る、そういう感覚です。

決して全員がハッピーではない

この新しい価値観が広まる時代では、現時点で20歳以上の人の多くは、とても苦労することも意味しています。個性を抑え、周りに同調する事が善であるという教育を受けて育った世代だからです。

その変革期の犠牲者である世代を救う意味でも、両方が存在しつつも緩やかに衰退するグラデーション的変化を辿るのは、悪くありませんね。

結局伝えたいこと

昨日の夢は、今日の希望であり明日の現実。
心の声に従って、好きに生きていい時代なのかも。周りに合わせて精神を擦り減らすこともない。ダラけて生きるわけでもなく、夢を見て、前向きに、時には努力をして、みんなで一度きりの人生を謳歌しよう。
(抽象的…笑)

このコロナ禍で生まれた時間を使って、一度ゆっくり考えてみるのもいいかもしれませんね。

最後に

ここまで読んででくれた人と、お酒でも飲みたいな。未成年はコーヒーで。愚痴や自虐、暗い話は一切無しで。明るい未来と好きなことを、時には意見をぶつけながらも認め合い語り合おう。

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SNSは民主主義の欠陥を炙り出し、消費至上主義の価値観に楔を打ち込みました。
僕もその狭間の世代で、資本主義に翻弄され、同調圧力に抑圧され、創作性や個性を犠牲にしてきたその1人。

だけど、周りに沢山の個性があるから、幸い人生に飽きることはありません。本当に、好きを頑張っている友人知人達に感謝です。
僕は出来るだけ彼らと共に過ごせるように、理解の幅とサポート能力だけを高めていきたいと思います。

新型コロナという厄災を経て、多様性に富んだ人類の価値観はどう変わっていくんでしょうか?
本当にこれからの未来が楽しみです。健康に気をつけて、長生きしたいものですね。

初めてnote書きました!2018,06,24 よかったら応援お願いします!