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自学ノートで大切にしていること

私は、「自学」というわれる宿題をよく出す。自学とは、自主学習ノートの略で、自ら内容を決める学習のことである。この「自学」をすることで、

自分の課題に気付き、予習や復習を通して勉強する方法を身に着けてほしい

というのが、最大の理由である。この自主性に重きを置いているので、宿題忘れには正直あまい。(宿題については後日考えたい)

自学には3つのステップがあると考える。

①宿題習慣・家庭学習習慣(これが最難関)

②自分の課題に気付けるようになる

③自分の勉強法を見つける

①→②→③と深化していくと現在(2021)は考えている。

①宿題習慣・家庭学習習慣の話。

あくまでの、自主的にすることが大切なので、学校から「これをしなければならない」ではなく、「これをしよう」の思考に児童を引き込まなくてはならない。家庭環境の力が大きいのは言うまでもないが、この問題の裏には「自立」というキーワードが隠れている。宿題をやらせるのではなく、「自立」することを促すことが、①宿題習慣・家庭学習習慣をつける第一歩だと思う。こう考えると、他人と比べながら育つことができる学校は最適な環境である。(すべてを前向きにとらえよう)

②自分の課題に気付けるようになるの話

これは、授業での自分を振り返ることができるかということである。経験上授業をまじめにきく児童の自学はよい。何をするかを簡単に見つけられるからだ。学力がしんどい子はしんどい子なりに、賢い子は賢い子なりに、工夫うできるのが自学の最大のメリットである。また、指導もしやすい。毎日ともに学習しているので、A児童の足りないこと。B児童の足りないこと。が手に取るようにわかるのが教師である。ここの壁を乗り越えさせてあげたい。

③自分の勉強法を見つける

ここまでくると安心。①②を乗り越えた児童の自学の内容は多種多様に広がる。しかし、自分の課題には気付いているので、教室での学習方法の共有を行うと児童の自学能力は飛躍的に伸びる。

これらのように、3つのステップは深化すると考えるが、もちろんスパイラル状に何度も123を行き来することになる。

 最後に

 自学で大切だと思うことは、指導者の評価の仕方である。丸を付ける。声をかける。評価項目を作る。などなど評価する方法はたくさんあるが、小学校での自学の良いところは認めてくれる人がいるということである。人はほめられたいものである。しかし、いつまでも誰かがほめてくれるわけではない。つまり、小学校のうちに自学ノートでほめられるのではなく、自学ノートで勉強したから認められるといように、宿題(しなければならないこと)から、勉強(する必要がある)ことへのステップアップをはかれるようになりたいと考える。

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