EDH初心者へ

初めて記事を書きますのでお手柔らかに

EDHを始める上でデッキリストや相性の良いカードの紹介はあっても
デッキを組む上でどのように組んでいくのかの解説がないので
ちょっと書いてみます。
基本のルールについては皆さんご理解頂けていると思うので触れません。

敷居の高いゲームだという認識を少しでも変えて頂けたら幸いです。

最初という事で以下の項目でデッキを組むという事から始めていこうと思います。

1.デッキレベルについて
2.統率者を選ぼう
3.コンセプトを貫く
4.カードの再評価を
5.土地やマナファクトの枚数

1.デッキレベルについて

公式ではレベルを1~10に分け
同じレベル帯でゲームを楽しみましょう
という感じなのですが
そもそもレベルとは…?となると思います。

個人的な主観になりますが
以下のターンで試合が終わるとこれぐらいのレベルかなと思います。

3ターン以内 レベル8以上
6ターン以内 レベル5~7
9ターン以内 レベル3~4
10ターン以上 レベル1~2

このターン以内でゲームに勝てるだけがレベルを決める訳ではなく
構築の精度が重要になってきます。

魔力の墓所や宝石の睡蓮がなぜ高いのかというのは
安直にこのゲームを決めるターン経過に直に響くからですね。

デッキレベルはドレスコードみたいなものだと思ってください。
高級フレンチを食べにいくのにTシャツ行くとまわりに引かれてしまいますし
ファーストフード食べにいくのにドレスでは基本行かないって感じですかね。
美味しい食事を楽しく皆で囲みましょうが理念だと思います。

高いカードを使うだけが高いレベルのデッキを組むという事ではなく
ゲームを決めれるだけの構築ができているかが重要だと思います。

コミュニティのゲームの進行のスピードを見て
自分が使うレベル帯を決めるのが一番楽しいかと思います。

2.統率者を選ぼう

デッキの主役になる統率者(ジェネラル)ですが
最初はスタンダードでお世話になった
絵が純粋に好き
こんな感じの理由でやる方が面白いと思います。

それ以外で選ぶとしたら
構築済みの統率者を購入する
使いたい色の統率者を探す
好きな部族の統率者を探す
という手段でいいかと思います。

最初からレベルの高いカードを選んでデッキを組むと
ヘイトが寄ってしまいゲームを楽しめなくなる可能性があります。

最初は好きが楽しいに直結すると思いますので
使いたいカードを純粋に使う事をお勧めします。

統率者の中でも以下の統率者のタイプにだいたい分かれます。

システムジェネラル
ほとんどがこちらの統率者になるかと思います。
その統率者が場か統率者領域にいることで何かしらの恩恵があり
デッキを動かすエンジンとなる統率者です。

コンボジェネラル
統率者がコンボパーツであり
そのコンボを勝利に直結させられる統率者になります。
他のパーツを持ってこれれば勝利できますが
勝ち筋を晒している状況でゲームをしているため
コンボが通りにくいのが難点になるかと思います。

コンバットジェネラル
統率者の攻撃による統率者ダメージでの勝利に重点を置く漢の統率者です。
パワーが7以上あり3回殴りで倒せるカードがお勧めです。
個別に殴る必要があるためゲームとして長くなる可能性があります。
ゲームを早く終わらせるために感染を付与したり
二段攻撃を付与する手段を入れておきましょう。

統率者によってデッキの方向が左右されます。
この統率者がいるときにこの動きをしたら強いなと思う動きをイメージしましょう。

3.コンセプトを貫く

統率者が決まったらデッキの方向が見えてくると思います。
そのコンセプトを強調してゆき勝利を目指しましょう。

デッキにまとまりがなくなるので以下のような事は避けましょう。

クリーチャーを並べるデッキなのに全体除去を入れる
全体除去は盤面をリセットでき窮地を脱してくれるかもしれませんが
優位な状態で仕事をしてくれる場面は少ないです。
クリーチャー主体だとアドバンテージも回収しにくいので
その分打点を出せるクリーチャーを入れる方が優位に働く事が多いです。

多様なコンボをひたすら詰め込む
揃えば勝つからといって噛み合わせのないコンボを乱雑に入れてしまうと
揃わなくて不要な札になってしまう事が多いです。
ハイランダーで枚数が多いので揃えるのは容易ではありません。
その枠をチューターにして2~3パターンに絞っていた方が
場面によって調整がきき扱い易いです。

カードパワーが高いからと高マナ域のカードを大量に採用する
撃てれば強いカードは大体間に合っていない事が多いです。
その間の動きを犠牲にしてまで使う必要のあるカードは少ないかと思います。
マナカーブをちゃんとみてバランスの良い構築をしましょう。

土地を切り詰めすぎる
土地だけきてもリソースになりませんが
土地がこないとそもそも試合になりません。
100枚デッキなのでその分土地も多く入るので
割合で見て正常な枚数で組みましょう。
適正な枚数は後程、説明致します。

以上の事を注意してしっかりとしてコンセプトを貫きましょう。
構築済みはこのコンセプトがブレブレなので精度上げるよう調整すると面白いと思います。

4.カードの再評価を

EDHはデッキ枚数が100枚になり
ライフは倍の40点となり
ほぼ同一のカードが入らないゲームとなります。

引きたいカードの引く率は極端に落ち
ライフの支払いは容易になり
対戦相手は3倍になるゲームです。

例にあげると以下のようなカードは効果が極端に変わります。
《吸心/Syphon Mind》
(3)(B) ソーサリー
他の各プレイヤーはカードを1枚捨てる。あなたはこれにより捨てられたカード1枚につき、カードを1枚引く。
通常のフォーマットだとアドバンテージ+1となりますが
EDHで使う場合はアドバンテージ+5となります。

《セラの高位僧/Serra Ascendant》
(W) クリーチャー 1/1
絆魂
あなたのライフが30点以上であるかぎり、セラの高位僧は+5/+5の修整を受けるとともに飛行を持つ。
40点からライフがスタートするので初手から6/6飛行、絆魂のクリーチャーで着地します。

このようにEDHのルールだからこそ化けるカードがあります。
今一度カードのテキストを確認し、向き合ってみると面白いと思います。

逆に極端に弱くなるカードはプレインズウォーカーになります。
3面からの攻撃をケアしなければいけない
対戦相手は触れるパーマネントならケアしようとする
使い切りか試合を決められるクラスのプレインズウォーカーでなければ
採用することはあまりお勧め致しません。

5.土地やマナファクトの枚数

デッキにもよりますが土地は33~35枚ぐらいは入れましょう。
これで3ターン目までは土地の置ける期待値となります。
この枚数でも60枚デッキの割合に直すと20~21枚しか土地が入っていない割合になります。
マナファクトを入れて土地との合計が40~45枚を目安になるようにしましょう。
60枚デッキの割合に直すと40枚で土地が25枚
45枚で土地が27枚の割合になります。

なぜマナファクトを採用するのかというと
マナ加速をさせるためです。

マナクリーチャーを採用枚数に入れてしまうと
除去されてしまう可能性が高いためお勧めしません。

レベルの高いデッキでは合えて土地を30以下にする構築もありますが
これは優秀なマナファクトを豊富に入れているため
最終的な合計枚数はそんなに変わらないはずです。

マナファクトを増やす事が単純にレベルを高くできると思うかもしれませんが
無のロッドやアーティファクト破壊で対策をされ易いというリスクを抱える事になります。

とても調整の難しい箇所になりますが
枚数を確認して事故の少ない構築を目指しましょう。

最後に

長々となりましたが言いたい事としては
統率者を決める→コンセプトを詰め込む→ノイズになるカードを替えていく
この手順で自分の好みのデッキに変わっていくと思います。

他の記事で組んでみたという記事は多いので
あえてカードの実例を減らし
そもそもどう組んでいくのかという視点で書いてみています。

もし好評でしたら要望の統率者とレベルで組んでいく記事など書こうかと思います。
最後まで目を通して頂きありがとうございました。







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