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ジェネリックって何?

こんにちは~

おばちゃん薬剤師のchako☆です。
先日、あるところでジェネリックについてお話しする機会をいただきました。

この頃はかなり耳なじみの方も多いと思いますが・・・
国の財政を医療費が圧迫しているというニュースは聞かれていると思います。その中の一つとしてお薬の値段(薬価)があります。

昨今の抗ウィルス剤や抗がん剤などは本当に高額で医療費を圧迫しているのは確かです。ただ、先発品はその開発に9~17年ほどの歳月と数百憶~数千億の費用をかけています。世の中にはお薬を待っている患者様がたくさんおられます。開発を止めるわけにはいきません!!

そこで、新薬を服用いただいた後、再度、安全性などの調査を経てその価値が認められたお薬に関して同じ有効成分を使用して別の会社が開発・販売を行うことで、安価な医療用医薬品を製造できるようになります。それがジェネリック医薬品💊です。もちろん効き目や安全性が新薬と同等であると認められてから発売されています。

この頃はかなり周知されるようになってきていて、私の肌感覚では7~8割方、ジェネリックをご希望いただいてます。

ただ、まだなかなかご理解いただけてない方もおられて先日もこんなやり取りがありました。

🧑🏻‍🔬「お家にお薬の飲み残しや、何の薬かわからなくなったものはないですか?
あったら、薬局に持ってきてくださいね。次回の処方の時に日数調整のお手伝いもできますのでね~」
👵🏻「そんなん持ってきたら、それでジェネリックとかいう薬をまた作るんやろ!」
🧑🏻‍🔬「そんなことは絶対にないですよ。ジェネリックもメーカーさんがきちんと原薬から作ってますから!」
👵🏻「そうなん?」

そしてジェネリックのしおりをお渡ししてお帰りいただいたのですが・・・
まだまだ、私たちの力不足ですね。
もっと知ってもらわなければ!
皆さんもご質問あれば、気軽にコメントくださいね。


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